「さようなら」をする勇気。
モノを捨てるって、心が痛みませんか?
最近ね、47年間共に過ごした「サイドボード」とお別れしたんです。新婚時代から47年ですよ!? かなり長い年月を一緒に過ごしてきました。
昭和の時代の「サイドボード」は、令和に流通しているものと違い、上部はガラスの引き戸。下部は、引き出し収納になっています。昔はリビングに置く飾り収納として、大抵の家庭にありました。
新婚のころは、この「サイドボード」の中に、ブランデーなどのお酒、ワイングラス、旅行したときのお土産などを入れて飾り収納をしていました。
背が高い家具だから、収納力ばつぐん! 「サイドボード」の引き出しの中に、大事な書類、家族の写真、お手紙などを収めていたのですよ。
時は流れて、新婚時代に購入した「サイドボード」。生活スタイルが変わり、現在は使用しなくなりました。
そして、つい先日、思いきって手放したのです。47年共に過ごした家具。手放すときは、やっぱり寂しかったですねえ。長い間、使ってきたモノって自分の一部のような感覚です。うんうん唸ってようやく決断できました。
どうして手放したかと言いますと、
今、一緒に住んでいる家族(長男夫婦や、次男、孫)には必要ないモノだからです。
家は家族みんなのもの。
リビングの空間も家族みんなのもの。
「サイドボード」を手放して、家族が心地よく過ごせるスペースをしようと決めました。「執着」というのでしょうか。決断まで、時間がかかりましたが、ようやく手放すことができました。
わたしの「終活」。着々と進んでいます。人生を閉じる準備を少しずつしています。
寂しいけれど、勇気をだして「さようなら」をしました。
手放すときって、どうして心が痛むのでしょうね。
あなたは、最近、手放したものはありますか?
良子