
『69歳。1年間YouTube動画を配信して得た気づき。』
12月になりましたね。
アイキャッチに使った写真は、わたしがいつもコーヒーを飲んでいる座席から見えるアザレアのお花です。
さて、本日はYouTubeの動画作成1年で得た気づきについて、お話させてください。noteで創作活動をされている皆さまにとっても、参考になると思います。
2022年11月から始めたYouTube。初期の頃は3分の動画を作るので精一杯でした。視聴回数は一桁のころです。再生数は、1回〜5回。身内しか観ていませんでした。工夫もなく、ただ動画を作ってアップするのが精一杯でした。
2ヶ月目。次男や長女がそれぞれのSNSで宣伝をしてくれて、再生数が20回を超えました。これはご祝儀です。次男や長女の知り合いだから観てくれたのであって、わたしの動画を観たくてではありません。このままではいけないと思いました。
3ヶ月目。8分の動画が作れるようになってきました。動画を観てもらうには企画が大事なのかな? 自分語りをしながら視聴者さんにもお得になる動画を作ろうと思いました。
長年隠していた、ガスコンロなし生活。カセットコンロ一台で8人家族のご飯を作っていることを公開しました。これが大当たり! 86万回再生され、瞬く間にヒット動画に。この動画がきっかけで、収益化にも成功しました。

4ヶ月目。3ヶ月目に作った動画がヒットしたおかげで、視聴者数が2000人を超えました。視聴者さんのリクエストでキッチンの収納動画を作成。まずまずの伸び率。
5ヶ月目〜7ヶ月目。なかなか次のヒットが飛ばせず、苦しむことになります。このまま、料理と語りをセットにして良いのだろうか。料理は料理、語りは語りで分けたほうがいいのでは? 迷いが生まれたころです。
8ヶ月目。YouTubeは料理動画のみにし、語りはnoteのプラットフォームを利用することにしました。
9ヶ月目。動画作りに集中できるようになりました。料理動画と語り(エッセイ)を分けたことにより、1週間に1回のペースで発信できるようになってきました。
10ヶ月目。動画内で語りを辞めたことで、10分〜18分弱の長めの動画が作れるようにもなりました。動画時間が増えたことで悩みも生まれます。長い動画は飽きやすいという欠点です。「声を出したらいい」とアドバイスをされたのですが、声出しは料理に集中できなくなるため、断念しました。
11ヶ月目。動画を映す視点、カット数が更に増やせるようになってきました。テンポよく、観やすい動画がつくれるように。
12ヶ月目。思い切ってYouTubeを3週間お休みしました。体調不良と、キッチンの壁紙をリフォームしたためです。3週間お休みしたので、視聴回数は以前より減っています。

で、何が言いたいか。早く結論を、とnoteを読んでいる皆さまの声が聞こえてきます(笑)。
わたし、これまでは視聴者さんのために動画を作っているのだと思っていました。どうしたら、観てもらえるのだろう? 視聴者さんが観ていて楽しい動画を作らないと。そんなふうに思っていたんですね。
でも、1年が経ち、わかったことは、動画を映す視点、カット数を増やしたことにより、テンポがよくなり、飽きなかったのは、わたし自身でした。楽しんで観ているのも、わたしでした。自分が何より楽しんでいたのです。
自分が観ていて楽しい動画=視聴者さんも観ていて楽しい動画につながると思いました。
そして、1年経ち、初心者マークが外れたので、これまでとは違うYouTubeをお届けしたいです。今までは、キッチンしか映していなかったけど、リビングで下ごしらえしている様子を映すとか、リクエストがあれば、収納動画にも再び挑戦したいと思いました。自分が楽しんでつくる、プラス、視聴者さんと一緒につくっていきたい気持ちがあるからです。
ありがたいことに、今年の夏(2023年7月)から始めたnoteも今月で5か月経ちます。noteというテキストで文字を起こし、YouTubeを振り返ることで、以前よりも自分を俯瞰して見られるようになりました。
YouTube歴1年、note歴半年弱。ようやくペースを掴んできました。やっと動画とテキスト、それぞれの良さがわかってきました。
お陰さまで、noteの購読者さんは250人を超えました。noteからYouTubeを観に行ってくれた方のためにも、「自分が観ても、視聴者さんが観ても、楽しい動画づくり」を忘れないように心に留めていこうと思います。
創作は1人でする作業です。正直、孤独なものです。ですから、noteという場所で、共に創作活動をされている方を知れたことは大きな励みになりました。一緒に創作活動をされている仲間という認識です。もちろん、このnoteを読んでくださっている、あなたのことです。
どれだけ稼げるか、どれだけの人に観てもらえるかは、大事なことです。全くお金にならず、誰からも観られなければ、自分がつまらなくなってしまうからです。だけど、お金を稼ぎたい。数字を高めたい。それ以上に大事なことは、
自分自身は、「楽しんでいる?」
その気持ちです。1年経って、3週間のお休み期間を経て、やっぱり動画撮影は大変だけど、「楽しい」と感じました。
料理の献立を考え、作り、撮影し、編集。編集は苦手な人が多いみたいだけど、わたしは好きな作業です。わたし1人で決めらることが、きっといいのでしょうね。
長くなりましたね。69歳。どうしても年寄りは語りが長くなりがちです。わたしがYouTube動画の発信を始めてから1年間。そこで得た気づきが、皆さまの創作活動の参考になれば幸いです。

良子