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【よくばりセフィラ】について

 皆さん初めましての方は初めまして、そうでない方は前回までの記事を読んでいただきありがとうございます。その辺の決闘者の衣玖(いく)と申します。

 今回は新規カードを加えて組み上げた【よくばりセフィラ】の記事になります。こいつまた《智天の神星龍》をサムネにしてるな……。

 なお大会環境などで使うことは想定していないお遊び用のデッキなのでそこは留意してください。

「セフィラ」ってどんなカード群?

 これを読んでください(露骨なアクセス稼ぎ)。
 簡潔に言うと、5つのカテゴリの選ばれし者たちが力に目覚め、「インフェルノイド」を撃退しようとするカテゴリとなります。

 言い換えると、各種「セフィラ」Pモンスターは属するもう1つのカテゴリのサポートも受けられるということになります。

 じゃあそれ全部乗せしたくない???

 っていう発想のもと生まれたのがこのデッキです。

デッキレシピ

 全部乗せしました。
 ただし今回は「影霊衣」に寄せた形の構築となっています。
 各カテゴリ毎に解説していきましょう。
 なおEXデッキのカードは太字にしておきます。

「セフィラ」カード

×3 《智天の神星龍》
×3 《セフィラの真意》
×3 《セフィラの神託》
×1 《セフィラの星戦》
×1 《セフィラの聖選士》
×1 《セフィラの神撃》

 ここでは「セフィラ」のみに属するカードのみ列記しています。

 特に書くこともないのですが、《セフィラの神託》の各種召喚方法に関する効果が最大限に発揮できることはこのデッキの特徴でしょう。
 特に「影霊衣」に寄せたことで儀式召喚成功時の対象を取らないデッキバウンス効果での除去を行えるため、存在を忘れないようにデュエルを進めていきたいですね。

「竜星」カード

×2 《秘竜星-セフィラシウゴ》
×1 《宝竜星-セフィラフウシ》
×1 《光竜星-リフン》
×1 《闇竜星-ジョクト》
×1 《地竜星-ヘイカン》
×1 《炎竜星-シュンゲイ》
×1 《竜星の輝跡》
×1 《源竜星-ボウテンコウ》
×1 《邪竜星-ガイザー》
×1 《輝竜星-ショウフク》

 「竜星」は破壊をトリガーとするリクルートを繰り返し、戦線を維持しながらS召喚で戦うカテゴリです。
 なぜか9期産であるにもかかわらずほとんどのカードは破壊されたにしか効果を発動できずタイミングを逃しがちであるのが特徴です( )。いやほんとになんで?

 このデッキでS召喚をする際の要のひとつであり、《源竜星-ボウテンコウ》でレベルを変動できるようにレベル1〜4の「竜星」モンスター達が1体ずつ採用されています。

「テラナイト」カード

×1 《覚星輝士-セフィラビュート》
×1 《竜星因士-セフィラツバーン》
×2 《星因士 デネブ》
×1 《星輝士 アルテア》
×1 《星騎士 セイクリッド・カドケウス》

 「テラナイト」はレベル4モンスター3体によるX召喚に長けたカテゴリです。
 9期初頭に環境を席巻したカテゴリのひとつであり、レベル4モンスター×3で出せるXモンスター達が注目を浴びるきっかけとなりました。

 しかしここに所属する「セフィラ」Pモンスターは除去役を担っており、X素材にすると墓地へ送られP召喚が難しくなることから、関連カードは最小限の枚数を採用しています。

「シャドール」カード

×1 《イェシャドール-セフィラナーガ》
×1 《オルシャドール-セフィラルーツ》
×1 《影霊の翼 ウェンディ》
×1 《シャドール・ビースト》
×3 《影依融合》
×1 《エルシャドール・ウェンディゴ》
×1 《エルシャドール・アプカローネ》

 「シャドール」は融合召喚を得意とするカテゴリです。
 効果で墓地へ送られることを条件にアドバンテージを稼ぐメインデッキのモンスターが中心となり、デッキ融合できる《影依融合》の存在もあり9期初頭におけるトップメタとなるカテゴリでした。

 融合召喚のためにはこのカテゴリに頼る必要がありますが、全属性分の「シャドール」融合モンスターは流石にEXデッキに入りきらないため、効果が腐りづらく他の召喚方法にも繋がるもののみ採用しています。

「影霊衣」カード

×1 《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》
×1 《炎獣の影霊衣-セフィラエグザ》
×3 《影霊衣の魔剣士 アバンス》
×2 《影霊衣の舞巫女 エミリア》
×3 《ブリューナクの影霊衣》
×1 《クラウソラスの影霊衣》
×1 《カタストルの影霊衣》
×1 《メタトロンの影霊衣》
×1 《影霊衣の神魔鏡》
×1 《影霊衣の降魔鏡》
×1 《影霊衣の反魂術》

 「影霊衣」はEXデッキメタを張りながら儀式召喚を得意とするカテゴリです。
 儀式召喚せずとも効果を使用できる儀式モンスターや後続となる儀式魔法をサーチできる魔法カードの存在が強みであり、リリース軽減効果も加わって【シャドール】の次の覇者でした。

 採用カードが多くこのデッキの中核を担うため少しだけ長く描きます。

 まず《影霊衣の魔剣士 アバンス》は召喚時のみですが、「影霊衣」モンスター1体のリクルートが可能です。
 これによりランク4が容易に立てられ、《御影志士》や《星騎士 セイクリッド・カドケウス》からPスケールの確保が可能となります。

 また先述したように《セフィラの神託》の儀式召喚成功時のバウンス効果を発動させることが容易となりました。
 特にレベル6の《秘竜星-セフィラシウゴ》1体をリリースして《ブリューナクの影霊衣》の降臨が行えれば、最大3体分のバウンスが可能となります。

 展開や除去の中心となるカード群のため、それぞれの効果は余すことなく確認しておきましょう。

「霊獣」カード

×1 《英霊獣使い-セフィラムピリカ》
×1 《影霊獣使い-セフィラウェンディ》
×1 《精霊獣使い ウィンダ》
×1 《聖霊獣騎 レイラウタリ》

 「霊獣」は「精霊獣」モンスターと「霊獣使い」モンスターの合体・分離を繰り返してアドバンテージを稼ぐカテゴリです。
 近年の強化を得て、他カテゴリに遅れる形にはなりましたがより強力なカテゴリへと変貌しました。

 しかしその強みを活かすためのデッキスロットはもはや存在せず、単体で機能する最低限のカードしか採用できませんでした。

その他の補助カード

×1 《相剣師-泰阿》
×3 《宣告者の神巫》
×1 《おろかな埋葬》
×2 《儀式の準備》
×1 《増援》
×1 《貪欲な壺》
×1 《虹光の宣告者》
×1 《スターダスト・チャージ・ウォリアー》
×1 《神樹の守護獣-牙王》
×1 《御影志士》
×1 《セイクリッド・トレミスM7》
×1 《I:Pマスカレーナ》
×1 《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》
×1 《奇跡の魔導剣士》

 各カテゴリには属していないものの、世界観の表現や動きの補助などのために採用されているカード群となります。

 まずは展開の初動となる《宣告者の神巫》による展開例を見てみましょう。
 なおカード名の《 》およびカード名は一部省略し、モンスター効果の発動はef、召喚はns、特殊召喚はss、S召喚はSと表記します。

1.神巫ns
2.神巫ef

 →虹光落とす
 →☆6になる
3.虹光ef
 →ブリューナクサーチ
4.ブリューナクef
 →エミリアサーチ
5.エミリアef
 →エミリアss
6.エミリアef
 →カタストルサーチ
7.神巫+エミリア
 ⇒牙王S

 展開なんて言えるレベルではないですね。
 しかしこの動きでは手札に《カタストルの影霊衣》を確保しつつ、レベル10のSモンスターを出すことができます。
 《カタストルの影霊衣》は手札から捨てることで「影霊衣」モンスターの蘇生が可能となるため、実質的に《影霊衣の舞巫女 エミリア》用の蘇生札を確保していることになります。

 また《セフィラの神託》のS召喚成功時の効果を最大限に活かせるのが《スターダスト・チャージ・ウォリアー》です。

1.チューナー+「セフィラ」モンスター
 ⇒チャージウォリアーS
2. Ⅰ.チャージウォリアーef Ⅱ.神託効果
 →任意のモンスターをデッキトップに置く
 →1枚ドロー

 これにより任意のモンスターを実質的にサーチすることが可能となります。

最後に

 いつかは全カテゴリ全部乗せの【セフィラ】を組みたいと思っていましたが、「霊獣」および「影霊衣」の強化によりいい感じでそれが実現しました。
 各カテゴリの力を結集して戦う、真の【セフィラ】と言えるでしょう。

 皆さんも好きなカテゴリを存分に活かせるデッキを考えてみてはいかがでしょうか?
 別のカテゴリやこれまで採用しなかったカードに目を向けてみると新しい発見があるかもしれません。

 この記事が皆さんの何かに役立てば幸いです。
 ここまで読んでいただきありがとうございました。

 おまけとして不採用としたカードについて適当に書いておきます。

おまけ(不採用カード)

「セフィラ」カード

 不採用にしたものはかなり産廃寄りのものだけです。
 特に用途も見つからず、採用しても腐るだけなのは明白だったので不採用となりました。

「竜星」カード

 比較的採用枚数が多めのカード群でしたが、その全てを活かすのは流石に無理でした。
 強力なロック効果を持つ《幻竜星-チョウホウ》や万能カウンターである《竜星の九支》は能動的に活かせる場面が少なく、腐りがちとなるため優秀ながらも不採用となりました。

「テラナイト」カード

 禁止カードから復活した《星守の騎士 プトレマイオス》を筆頭に優秀なカードが揃っていますが、いずれもそれなりにメイン・EXデッキの枠を食ってしまいます。
 ここから《セイクリッド・プレアデス》を立てるだけではデッキスロットの消費が激しすぎるため、やむなく不採用となった形になります。
 X召喚に寄せた構築ならもっと枚数を増やしてもいいでしょう。

「シャドール」カード

 こちらも元禁止カードである《エルシャドール・ネフィリム》や今でも強力なロックカードである《エルシャドール・ミドラーシュ》を備えていますが、墓地に落とす相性の良いカードの少なさが目立ちました。
 強力なカードは多いものの、「セフィラ」との相性の悪さから採用を断念したものが多いです。

「影霊衣」カード

 最も多くデッキスロットを割いているカード群ですが、儀式召喚というリソースを多く吐く召喚方法のため採用を断念したものが多くあります。
 対象を取らない除去効果持ちの《トリシューラの影霊衣》くらいなら採用してもいいかなと思ったのですが、単体では機能せず素引きが事故の原因になり得るため採用を見送っています。

「霊獣」カード

 カテゴリ全体がコンボパーツのようなものであり、本家【霊獣】では不純物を入れられるスペースがほとんどありません。
 それを一部のみ移植することなど普通に無理だったので、結果として最低限の枚数のみの採用となりました。

その他のカード

 相性の良いカードはそれなりにありますが、メインデッキ60枚ですら足りず、ましてやEXデッキ15枚という激戦区では争いが絶えません。
 あと世界観に則さない《フルール・ド・バロネス》のようなカードはあえて採用を見送っています。
 こだわりがない人はそもそもこんなデッキを組まないと思いますが採用してもいいんじゃないでしょうか。

 このカードの採用はどうか?という意見などあればコメントに書いてもらえたらアンサー記事を書くので気軽に書いてください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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