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ジョン・レモンさんの見せてやろうか
レモンさんが噛り出したその歯茎からダラリと血が流れ出した。
「これはいけない。歯槽膿漏かな?アハハ。」
笑い事ではない。我々の一人がそっとティッシュを差し出した。
すると、ピッグさんが
「仕事はお好き?ずいぶんと気が利いてる様ね。」
そして、レモンさんがティッシュで歯茎の血を拭うと、
「私達はもう長いこと働いてないんだよな。気持ちはこの流れ出した歯茎の血って言うかさ。」
我々は再び言葉を失った。
「ピッグいつものアレ。見せてやろうか。なあ。」
ピッグさんがドアに駆け寄り、そしてまた戻って来た。
と、その時。