下見に行こう

精神疾患を持っている。
住まいは障害者グループホーム、仕事はB型作業所だ。
ここのところ、ずうっと調子が悪かった。
グループホームではトラブルを起こし、作業所はずっと休んでいる。
今回のトラブルで、今の相部屋のグループホームから、別のひとり部屋のグループホームに転居してみては、という話が出た。
そのことでも、ずうっとずうっと悩み迷い続けていた。

転居しよう。
決心したのは今日だ。
もう何週間も、グズグズ悩んでいたけれど、スパッと心を決めてしまおう。
相談員さんは言っていた。
「ひとり部屋のグループホームが、いつでも空いているわけではないし、おすすめできないグループホームもある。
いいところは、空きが出るとすぐ埋まってしまう。
今回のグループホームは、実際行ってみたけれど、いいところだ。
おすすめできる」
ちょうどグループホームの人間関係に悩んでいる。
ちょうどステップアップしてもいい段階だと言われている。
そんなとき、ちょうど新しいグループホームがオープン予定で部屋が空いている。
絶好のチャンスだ。

未来を見よう。
前を向こう。
そうと決まれば、土日のどちらかで下見に行こう。
新しいグループホームの住所は聞いている。
そうしておくと、18日の相談員さんとのグループホーム見学もスムーズにいくだろう。

さよなら、お世話になったグループホーム。
さよなら、優しかった相部屋さん。
そして、さよなら、大好きだったグループホーム社長。
わたしは感謝を忘れてはいけない。
ひとり部屋のグループホームにステップアップしていい段階だ、そう相談員さんに言ってもらえるまでの間、ずっとわたしを支えてくれた、今のグループホームへの感謝を忘れてはいけない。
深い感謝を胸に、次のステップに進んで行こう。
そう思う。




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