カラーセラピー

精神疾患を持っている。
住まいは障害者グループホーム、お仕事はB型作業所だ。
気分の波が激しく、他者に依存的、そんなわたしは常に周囲に迷惑をかけている。

お薬は、きちんと飲んでいる。
(ほんとうは飲みたくないけど)
自己治療として、早寝早起き、カフェインの摂取を控える、日光浴をする、ヒーリングミュージックを流し、スマホの画面を長時間見ることを控える、など、さまざまなことを試している。
そんなわたしは、数年前からカラーセラピーを信じている。
好きな色といえば、ずっと赤だったけれど、ここ数年はいろんな色に興味がある。
わたしはお洋服キチガイだ。
服にもカラーセラピーを取り入れてみよう、数年前そう思った。

似合う色、似合わない色、というのは、もちろんある。
今までほとんど興味を持たなかったけれど、最近自分に似合うと気づいた色は、オレンジとグリーンだ。
オレンジは、元気が出る色。
グリーンは、心がなごむ色。
どちらもわたしに必要だ。

朝起きて、今日はなにを着よう、と考える。
スティーブ・ジョブズ風に、黒のタートルネックとジーンズ、なんて決めてしまえばいいのかも知れない。
けれど、その日の気分に合わせて服を選ぶことは、やっぱり楽しい。
冷静になりたいから、ブルー。
元気になりたいから、オレンジ。
落ち着きがほしいから、ブラウン。
心をなごませたいから、グリーン。
そして、心を癒したいから、パープル。
(大急ぎで支度して、服なんかかまってられない日のほうが多いけれど)

きれいな人になりたい。
この年になっても、そう思う。
けれどそれ以上に思うこと。
健やかな心がほしい。
だからわたしは今後も、自分にとって心地いいことを探していく。

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