ストック癖

ストック癖がある。
食料品のストックを作る。
タバコのストックを作る。
タオルのストックを作る。
衣類のストックを作る。
障害者グループホームのこぢんまりとした部屋に、あれこれストックを作るのは愚かなことかも知れない。
というか、愚かなことだ。
けれど、たまにそれが役に立つ。

メンタル不調でずっと作業所を休んでいた。
今日はグループホームの社長に付き添ってもらい、精神科クリニックで診察を受けてきた。
社長に付き添われ、主治医と話したことで、安心したわたしは、夕方から雨の中、バスでラーメンを食べに出かけた。
リフレッシュのために、ラーメン屋で豪遊しよう。
そう思った。


そう、わたしは食べすぎたのだ。

苦しい。
お腹いっぱい。
食後さんざん歩いたのにまだ苦しい。
眠れない。
わたしは21時を過ぎても苦しんだ。
胃薬ほしいよ。
なんか胃もたれに効くお茶とかあればいいのに。
そこまで考えたところで思い出した。
今年3月に作っておいた、ハーブティーのストックのことを。

賞味期限は来年10月

さっそくグループホームの共用のポットでお湯を沸かし、ペパーミントティーを淹れてみた。
そして今、ペパーミントティーをすすりながらこの日記を書いている。
爽やかな香りが鼻に抜ける。
きっとプラシーボ効果だけでも、胃もたれは治ることだろう。

なんでもかんでもストックしておくようでは部屋が狭くなる。
それは事実だ。
けれど、ほんのたまに、
「あ!あれ、あったじゃん!」
なんてこともある。
とりあえず今、わたしは、3月に作ったハーブティーのストックに救われている。

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