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早期退職を実現した俺が他の人と違ったのは退職金を計算できていたこと【元地方公務員】
最終的に、1円単位まできっちり計算が合っていた、俺の退職金。
元地方公務員の俺が、早期退職を実現できたのは、まず第一に貯蓄・運用してきたからだ。
ある程度の金融資産、これが無いと話にならない。
もう一つ重要なことは、
退職金を自分で計算できていたことだ。
俺以外の普通~の人たちは、おそらく自分の退職金がいくらになるのか知りもせず、定年まで働くのだろう。
俺はずっと、金の計算ばかりしてきた。
退職金もその一つだ。
自分の退職金額を自分で計算する(できる)職員は皆無
行政側(事務方)だったのでそれ系の仕事が主なんだが、いくら専門だからと言うて、自分の退職金を計算しているやつぁ、あまりいないだろうね(自慢気)。
これはエラそうに言ってしまうけど、俺に支給された退職金の計算書(退職後に送付されてきた)は、俺が計算したものと1円単位まで、きっちり合ってました。
正解です!!
そもそも、公務員の給料や手当ってものは、きっちり条例規則で定められているのであって、これは一般人でも誰でも見ようと思えば見られる。
今時分、どこの都道府県でもHPに掲載しているし、全国の条例規則も調べることができるよ。
だから公務員が給与をいくら貰っているのか、ちゃんと計算できるんだよ。
ただ、いかにも行政のわかりにくい記載方法で、一見、ややこしくて面倒くさいってことです。
当然、退職金も計算できるわけだ。
ただし、
もしこれを見てる公務員の方がいたら、職場の事務方に退職金額の計算を頼むのはどうかやめてください(笑)。
詳細は省きますが、この計算にはとんでもなく時間と手間がかかります。
事務方であれば誰でもできるというものではないし、通常の仕事の片手間でできるような案件でもありません。
(※概算程度なら可能かも)
1円単位までガッチリ計算できたのは、俺がかなり特殊な職員だったからですw
さて、
これら条例規則とは別に、もう少しわかりやすい資料で、毎年配られる冊子があるんだけど(うちの県だけかも?)、これは退職する本人と、事務方の人間の目にしか触れられない。
これに退職金の詳しい計算方法が載っている。
ここまで退職金と記述してきたが、退職手当というのが正しい。
俺の場合、早期退職を決意する何年も前から各年度末に退職した場合の退職手当額を計算をしていた。
だいたい15年ほど先まで見越していたのかな?
退職手当、ナニ勝手に支給率減らしとん(怒)。
だから、俺が勤務していた31年間の間に、しれっと2回ほど退職手当が減らされていたのを俺は知っている。
条例の改正でね(改悪か)。
これも正確に言うと支給率というやつで、基本的な給料月額に、勤続年数によって異なる率を掛けて退職手当の基礎額を計算するのね。
この支給率が減らされていたのよ。
あまり誰も騒がなかったけどね。
皆さん退職するのがまだ先のことだから、あまり関心が無かったと見える。
俺は何年も監視して計算し続けていたから、すぐに気づいたよ。
早期退職せずに、あと10年働き続けていたら、またさらに減っていた可能性はあるね。
俺が退職を急いだ理由の一つではある。
退職手当の金額がわかれば早期退職のプランニングが可能。
それで、退職手当を計算できていれば、早期退職後のマネープランを作成するのは容易だ。
自分の所有している資産と増加額(年間貯蓄額)、退職手当、そして将来もらえる(はず)の年金、寿命までの支出額、これらを時系列に並べて無理なく早期退職できる時期をうかがっていたわけですよ。
まあ、結果として、早期退職を実現した俺が、今ここにいるわけですがね(笑)