譲れないもの
先輩が書いていた、かの有名な(?)ノートとやらを、後輩である私も書いてみようと思う。
私は、とりあえず、頭の整理にこれを使おうと思う。
文化祭までに私はリレー小説を完結させたい。
しかし、一話に最低二週間かかり、テストや忙しさによる遅延を考えると、完結までに、後、一周できるかどうかという状況である。
その中で、どうやって、私が最初から考えているラストに持っていくのか。
六人に一話ずつ宝珠を集める話を書いてもらい、一人に宝珠の伝説について書いてもらい、私がラストのシーンを書く。
最低でも私を入れて八人は必要である。
しかし、ここに新入部員を投入するとなると、完結が厳しくなるし、新入部員にも負担になってしまう。
できたら、どういう文章を書くか、私がわかっている人に書いてほしい。
しかし、二週間で、一つのほとんど独立した話を書くとなると、無理がある。
では、どうするのか。
今、ちょうど区切りのいい状況にあるのだから、それを完結させて、番外編という形でみんなに短編を書いてもらう。
これがベストである。
どうして、私はリレー小説を完結させたいのか。
当初、私はこれを世界を一周しながら、宝珠を集めるというイメージで書こうと思っていた。
しかし、さすがリレー小説である。
なかなか旅に出させてくれず、旅に出すのに一年かかってしまった。
みんなが自由に書く中で、話の方向性がずれないよう、話の軌道修正を頑張ってしてきた身としては、自分が引退する前に完結させたい。
また、私はリレー小説を始めようとなった時、設定を全部任され、最初の話を書いた。
その時に思い描いていたラストがあり、できれば、それで終わらせたいという思いと、始めたのは私たちなので、私たちの代で終わらせたいという思いがある。
そんなわけで、私は完結をさせたい。これだけはどうしても譲れないのだ。
まあ、説得を頑張ろうと思う。
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