Early Hardcore系統の質問に答えようのコーナー!
こんな質問がありました。
Early hardcore、Gabber、 Artcore、Energycoreってどう違うのでしょうか?
お答えしましょう!!
Q Early Hardcoreとは?
A.
具体的に言うと初期なガバサウンドの事を指して言われていることが
多いです。所謂93~97年辺りに作られていたような
TR-909のドラムを歪ませたGabba系統サウンドの総称ですね。
現代においても、909を歪ませて作るようなオールドスクールな系統の
ガバの事をEarly Hardcoreと総称しています。
すごく厳密にいうと、近代のメイキング技術で作られているEarly Hardcore(オールドスクールガバ)は「Next Generation Early」と呼称される
こともあるそうです。
・リアル90's Early Hardcore
・Next Generation Earlyという年代に属するオールドスクールなGabba
Q. Gabberって何???
A.
Gabbaが好きすぎて日常生活までガバ尽くしになってる人達です。
わかりやすい例えを上げると、Lalpina Australianジャージを着まくってるとか、レーベルシャツを着まくってるとか、ガバが好きすぎてスキンヘッドにしてたりスポーツスタイルのヘアスタイルにしたり。
女性ガバズだとスポーツブラを装着したりサイドを刈り上げポニテにして
踊っている人も多いですね。
このように、Gabberというのはただ好きなだけではなく、衣装など日常生活に置いて常に一緒に居るような人たちのことを指すものだと
自分は解釈しております。
もちろん、ガバが好きなだけでも立派にGabberです。
Q. (Gabbaにおける)Artcoreって何?
A.
(ここではGabbaにおけるArtcoreをArtcoreと呼びます。ドラムンベースの穂ではありません。)
Ruffneckが提唱したジャンルになります。傾向としては
・ブレイクビーツを多用している
・それはジャングル/ドラムンベースのように使われている
・ラガ系アプローチが入ることもある
・シンセリフを多用する
といったものが、おおよそArtcoreと呼ばれています。
先日来日したThe Twins Artcoreの名称もこのGabbaのスタイルが由来です。基本的にBPMは180~190くらいでそんなに早くありません。
Q. Energycoreって何?
A.
かなり傾向があるのでたくさん書いていきます。
それぞれ細分化していきましょう。
Energycoreの傾向としては
・190BPM~230BPMくらいまである
・基本的に早い
・ドラムは伝統的な909サウンドを使う
・従来のガバと比べて、前衛的なサウンドが多い
・もちろん、トラディショナルなスタイルを早くしたパターンもある
・裏打ちベースが多用されることも多い
・フィルターリードを使うことも多い
・ドラムのグルーヴが従来のEarly Hardcoreとはちょっと違う。バウンシーなテイストも多いです。
こういった所でしょうか。
ざっくりと2パターンに分けると
・トラディショナルなEarly Styleなもの
・より実験的で前衛的なサウンドなもの
となります。
海外の動画から抜粋して日本語字幕をつけたものになります
近似BPM帯ではUK Industrial等ありますが、Uk Industrialとは
似ても似つかないサウンドも特徴です。
Early Hardcoreが派生のパターンもあれば、Early terror由来のパターンも
あります。更にわけていくと4パターンくらいですね。
曲を紹介しましょう。
・トラディショナルサウンドなアプローチのEnergycore
シンセリフモリモリです
・Terror寄りで空間系の音使いが特徴なEnergycore
自分自身も、海外から曲を出したり海外でDJしたりしてますが、Energycoreを正確に言語化するのがとても難しいです。
特にEnergycoreとは特徴的なドラムグルーヴがありますが
ウワモノに関してはアーティストの個性がかなり出ます。
わからないこと知らないこともたくさんあるので、一つの参考程度に
覚えてください。ただし、共通点は上記のようにかなりあります!
現在のEarly Hardcoreシーンでとっても大人気なスタイルです。
沢山digってDJできる人が増えたら是非遊びに行かせてください。
自分自身ずっと黙々と掘っていたので
回せるDJが多くなることを願って〆の言葉とさせていただきます。
最後に自分が出したEnergycoreのDJ MIXをどうぞ。
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