福岡生活四ヶ月目突入
最近個人的に印象に残った出来事や言葉の列挙
①軽トラにぶつけられたと兄に電話で話しても「あ~FBで読んだよ、福岡の現場で良い苦労をされているようで(笑)」で終わったこと。30年間ぼくを間近で見てきた人たちからすると、軽度の交通事故位ではなんとも思わなくなるようだ。そこからいろいろ周りにも相談して、生活基盤を立て直せたけどももう少し心配してくれてもいいじゃない←
②福岡での生活は、いろんなことが文字通り大きく変わるんだろうから「大変」だろうね
③大学の後輩が今日から福岡に来る予定で、11時頃に新幹線で博多駅に着きますと昨日聞いていた。で、その時間に博多駅の新幹線改札口で待っていたのだけど、時間になっても現われない。なんなら、LINEの既読も昨夜19時以降のこちらからの連絡に対してまったくつかない。11時半になっても音沙汰がなく、電話かけたり、「無事か!?」と追いメッセージをしたり…。どうしよう、彼の身に何かあったのかもしれない…と不安に駆られ、かと言って、彼が交通事故などにあっていたとして誰に連絡してもわかるわけでもなさそうなので、その不安をこぼせそうな相手(結果的に母だった)を電話で捕まえ話し始めた矢先、当の本人からLINEが飛んできた。関東の自宅で、今起きたというメッセージだった。心底安心した。結局、こっちへの到着は19時頃になる予定。
④ぼく精神科訪問看護に従事している方々に貢献できるかも
精神科特化の訪問看護ステーションの精神保健福祉士として働いたり、そうしたステーションに勤める方向けに研修などをさせて頂く機会をもらったりしていく中で、自分の経験や学んできたことは結構、この分野で働く人にとって有益なのかも?自分で役に立てること結構あるかも?と思えるシーンがいくつかあった。
日本の精神障害分野の当事者活動の歴史をなんとなく知ってて、海外のリカバリー運動のことも多少押さえた上で、「リカバリーストーリー風の自己物語」を語れる(ぼくとしては、別にリカバリーストーリーを語りたい訳ではない)ナラティヴ・アプローチ大好きな精神科ユーザー/ピアスタッフってどうですか?
あたりまえだけど、こっちに来て環境も人間関係も激変した。
「楽しく、幸せに」生きようと足掻いているけど、未熟さや経験の浅さ、先を見通す力の不足などもあってすーぐにカリカリしてしまっていた。昔よりは待てるようになったけど、「長期的視点」で物事を考えるのは苦手だ。
10年前が「30分後の自分の感情や状態」もわからないような感じだったとして、5年位前からは「今日一日」と思って毎日を積み重ねてきた。最近はやっと「一週間単位」で生活を考えられるようになっただろうか。今、ここで頑張っていった先が何につながっていくのか、相変わらず自分でもわからない。
それでもいろいろと実際に体当たりでやって経験していく中で見えてきたり、考えがまとまってきたりする部分は確実にある。
研修の感想レポートの中に「川田さんは人生で様々なことを乗り越えてきてすごいと思った」みたいなモノがあった。ぼくは「乗り越える」という表現を目にすると、正直よくわからなくなる。自分の場合、ぴょーんと乗り越えるというよりもたとえば目の前に壁があったとして、自分が頑丈だし粘り強かったから壁が壊れるまで体当たりし続けられたから「結果的に壁を突破しただけ」であって、乗り越えるなんてスマートさはなかったのではないだろうか?と思えてしょうがない。
いろいろ思うようにはいきませんが、それこそ長期的視点に基づいた戦略的な振る舞いを体当たりで学んでいきたいですね。