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タカアシガニでまたやる気が起きる旅


戸田に蟹食べ行こう🎵

伊豆半島戸田にて
タカアシガニは駿河湾の深海で取れる蟹で甘みが強く、
するっと抜ける身に食べ易さとその味の濃さに魅かれる蟹好きにはたまらない逸品
味噌を絡めて食べると最高なんです。。。本来は。


数年ぶりにタカアシガニを食べに行きました。実は前回の感動は残念なくらい無くて、味噌が苦いし塩辛い身で甘さが勝る事が無かった残念な結果
過去にもハワイで食べたダンジネスクラブでも同じ事があり、いずれも生簀からお鍋にドボン…なはずなのに。
1番大きなサイズを頼んでいたから残念過ぎたので店の人に正直に言うと、「蟹によって違うんだよね〜身は詰まっててよかったんだけどね」と。鰻もめちゃくちゃ泥臭いやつとか昔鰻屋で食べた事あるけど、それもそんな事を言っていたな。極たまに外れを引くとか…。殺生して有難く戴くのでそういうこともあるかと。

だけどちょっといい事もあったの。

朝から雨で店に着いて直ぐに物凄い土砂降りと風で、まさに雨雲が丁度真上にかかっている時で、慌て二階に行くように言われて上がると6名の外国人が蟹を食べている所でした。
こんな辺鄙な田舎に珍しいなぁと思っていたら、しばらくするとスマホを使って何やら店の人とやり取りしていたが、店員さんは皆高齢で、スマホで返すと言う発想がなく、外国人の客が「エスプレッソコーヒーは飲めますか?」と聴いているが答えられず。店員のおばちゃん2人で困っていた。
食事中聴こえて来る声は英語ではない…だが、しばらくして諦めた様で外国人客が「タクシーを呼んでください。」とまたスマホでお願いしていた。
店員さん達が「どこまで行くの?」と聞いているが行き先は何処までか聴き取れずにオタオタしていたので、業を煮やした私は外国人客のところへ行き「英語は喋れますか?」聞くと、1人の女性が出来ると言うので、先ずタクシーを呼ぶ手伝いをして、その際ジャンボタクシーが無ければ車は2台になると伝えると大丈夫との事。行き先は「サンヨーソー」との事で店の方に聞くと「あー、三養荘ね。」と。そのあと、ふと思い出し「コーヒーが飲みたいのですか?」と聞くと皆が「うん、うん」と女性の通訳を聴いて一同に頷く。
なのでそれを店員に伝えると、「あまみやさんならあるよ。」と近くの喫茶店を言う。土砂降りの雨でやってるかわからないと言うのでググるとやっている。
なのでそれを伝えるとぜひ行きたいとの事。
店員のおばちゃんは「歩いたらすぐだよ。」と言うが外は台風並みの横殴りの雨。
外国人客が「タクシーで連れて行って欲しい」と言うので、それをおばちゃん店員に伝えると丁度、タクシーを呼んだおばちゃんが戻って来て、リレーの様に状況を伝えると「あー行き先いっちゃったよー」と。
なので、外国人客にタクシーはジャンボ1台呼べた事と、喫茶店に寄って貰えるか私がタクシードライバーに話してみますね、と伝えると一同に喜んでThank you.と。
直ぐにタクシーが来るから下で待つように言ってくれとおばちゃん店員が言うので伝えると、ゾロゾロと階段を降り、間口の狭い階下は人で溢れかえりました。
直ぐと言う割にはしばらく来なかったので、何処の国から来たのか聞くと「スロバキア」との事。
16日間の旅行との事で、明日から5日間新幹線で京都に行き、大阪に行ったら沖縄に飛んで、東京に戻ったら帰国との事。
「随分高い旅行なんじゃ無いですか?」と聞くと「いんや?」とそんなでも無いと。
まぁ確かにタカアシガニを食べに来る外国人がいる事にも驚いたけど、こんなマニアックな場所によく来たな、と感心するくらいだから余裕がある方々なんだろう。
 支払いは何でするのか?とまだ会計が終わって無かったらしく店員に聞いてくれ、と言われまた通訳。
クレカだけどスマホを出すのをみて「あー、うちはクレジットカードのみだよ。」と言うと他の外国人も自分のスマホを出すので、カード決済のみだと伝えると「あぁなるほど。」とクレジットカードでお支払い。
すると、丁度タクシーが来たので喫茶店に寄りたく、待っていて欲しいらしいと伝えると、メーター回していて良いなら良いよ、と言うのでまた通訳。
それで構わないとの事で、無事皆が車に乗り込んだので、お別れの挨拶と「旅行先に日本を選んでくれてありがとう😊」と伝えると皆に伝わった様で「こちらこそ本当に有難う。」と笑顔で手を振りながら頭を下げ、「アリガトゴジャリマス」と日本語で挨拶してくれて、土砂降りの中あまみや喫茶店にタクシーは向かいました。
一行が去った後、2階に戻り友達が「良かった、良かった。」と待っていてくれ、こちらも帰る事に。円安のおかげかねぇ?とか話しながら階下をおりると既に友人がなんと、18000円もする蟹を2人にご馳走してくれました。車を出してくれたお礼と、ホテルのラウンジ代サービスやお誕生日のケーキを用意してくれて、素晴らしいホテルに誘ってくれた事、だそうだ。実際、私がと言うよりホテルがお誕生日ならと、色々配慮してくれただけなんだけど…良いじゃ無い😉と。
ありがた〜く受け入れ、店を出る時に女将さんとご主人が「本当に助かりました。」と挨拶に出て来てくれて、甘夏を袋いっぱいに持たせてくれた上に私にタカアシガニの魚醤と橘ぽん酢をお土産に持たせてくれました。

なんだか嬉しくって人に優しくするってこういうおまけも来ることもあるんだってなんだかすごく有難い気持ちになったのと、英語が苦手でずっと来て居る私。
3年海外から遠ざかり、1月のハワイでは言葉が出ないことのもどかしさを痛感。どうしたもんか、と悩んでいましたがぱやぱや英語でも通じるし、人助けできたじゃない!と急に自信がついてまた頑張ってみようって気になり、すごくお得な戸田の蟹食べ行こう!の旅でした。

スロバキア人の方々としばしの交流
お店の人に頂いた品々、ありがたや
西伊豆を走り沼津に戻ろる頃には雨も上がり・・
暗い景色も悪くはない
夏の伊豆はもうすぐだね。海水浴また来たいなぁ

#わたしの旅行記

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