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ジャンクパーツには気を付けよう!【自作PC】


前置き

 筆者はPCの自作歴が比較的長く10年ほどは自分のため、あるいは知人のためにPCを作ってきました。
 自作歴も長くなると、中古パーツや動作するかもわからないジャンクパーツに手を出すようになっていきます(……なるよね?)
 今回はそんな筆者の失敗談というか、経験談あるいは自戒となります。

2024年01月以前の環境

 前の記事でも書いた通り、筆者はStable Diffusionのモデルのマージをしています。
 2024年1月以前のPC環境というとざっくりにはなりますが

Sandy Bridge-Eおじさんである

というPC環境でした。
 これではSDXLのマージは不可能&Windows11非対応ということで、まずはGPU以外を変更。
 中古のCPUとマザーボードを買い、メモリは新品のものを32GB×4枚で合計128GBで一旦組みました。
 そして後日Cドライブ用にこちらを購入。

X299 Taichi CLXでは転送モードPCIe3.0 ×4です。なぜ違う環境で接続しているのかは察してください。

 マザーボードのAsrock X299 Taichi CLX君の罠によりPCI-Eスロットを使用して変換することにより無事(?)換装完了。
 その後GPUが安くなった段階(2024年10月中旬)で更にGPUをRTX4070 Ti SUPER(PNY製)へ変更という形で2025年02月10日(後に悲劇あり)までの筆者の開発環境が完成しました。
 最近の流行りを全く気にすることのない、ケーブルごちゃごちゃ仕様となっています。
 裏配線もあまりスペースが取れないのでこればかりは仕方ないです。
 気に入っているポイントは3.5インチ&2.5インチ用ホットスワップベイが2つあること。

PCケース(Enermax ECA3220)は10年選手なので見栄えを気にしてはいけない。
分解掃除中。GPUを外したところ。

 かなり高額でしたが、中古パーツを活用することで(色々問題はあるものの)なんとかなりました。
 と言うのもマザーボードに問題があり、

問題個所。
さらにアップで。USB3.0ピンヘッダーが破損しているのがわかる。

……ということで幾分か安く仕入れました。(ついでにちょっと値切った)

ついでにPNY製RTX4070 Ti SUPERについて

付属のGPUステイを装着したところ
このようなパーツがついてくる。果たして効果があるかはわからないのが正直なところ。

問題

 USB3.0ピンヘッダーが破損していることにより、PCケースフロント部のUSB3.0ポートが不安定(後に使用不可能)ということになり、このPCケースならではの解決策ではありますが、背面ポートから直接USB3.0を延長することにより強引に解決。
 更に2.5GLANが使い物にならないので、もう1ポート生えている1GLANでの接続で解決。
 前述しましたがNVMeSSDであるKIOXIA-EXCERIA PLUS G3が認識しないのでAINEX AIF-10で解決。
 そしてどういう訳かわからないが、ベンチが振るわない!(未解決)

ぶっちぎりの最下位……リンク元だと『建物がしょぼいBEA』が私である(メーデー民)

 もしかするとGPUの消費電力を70%に抑えているせいかもしれないのですが、この性能低下はあり得ないレベルなので(そもそもベンチ中にGPUが100W程度しか使ってくれない)さすがにおかしい。

突然の死亡(?)

 2025日02月11日の朝、いつもスリープにしているPCを復帰させようとしたところ、復帰が不可能に。
 色々と手を尽くしてみたもののマザーボード上のDr.Debugは32を表示し続け(メモリに問題あるぞの意味)、リセットボタンを押すと00を表示する(今度はCPUに問題あるぞの意味)というよくわからない状態に。
 後日問題の箇所を特定するためテストをしますので、そちらも記事として掲載しようと思います。

新PCへ

 どうにもならないのでPCパーツを扱っている店舗へGO。GO is GOD
 できればDDR4はそのまま使いたかったものの、DDR4が乗るマザーボードは残念ながら品切れ。

高い買い物でした。

 という構成を怒りに任せて購入。感情に任せて俺を買いますかァ!?DDR5しか対応していない俺をォ!?
 Intel君は12世代~14世代CPUの反りが怖い&Core Ultraは予算圧迫のため今回は除外しました。(本当はそっちにしたかった)
 最近のマザーボードあるあるなのですが、SATAポートが少なすぎてドライブを色々諦めました。
 こちらに関しては内部変換で色々する予定です。
 メモリが128GBとなっていますが……ちょっと載せ過ぎた気はします。(いつものことです)

組んだらまず何をするか?

 そうだね、ベンチだね。
 ということでFF14ベンチ結果を。

以前の環境

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク
計測日時: 2024/10/11 11:31:17
SCORE: 11727
平均フレームレート: 92.69279
最低フレームレート: 33
評価: とても快適

画面サイズ: 1920x1080
スクリーンモード設定: ウィンドウモード
DirectX バージョン: 11
グラフィック設定のプリセット: 最高品質

システム環境:
Microsoft Windows 11 Pro (ver.10.0.22631 Build 22631)
Intel(R) Core(TM) i9-10940X CPU @ 3.30GHz
130753.648MB
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER

現在の環境

計測日時: 2025/2/12 21:58:36
SCORE: 16104
平均フレームレート: 111.5
最低フレームレート: 56

評価: 非常に快適

画面サイズ: 2560x1080
スクリーンモード設定: 仮想フルスクリーンモード
DirectX バージョン: 11
グラフィック設定のプリセット: 最高品質

システム環境:
Microsoft Windows 11 Pro (ver.10.0.26100 Build 26100)
AMD Ryzen 5 9600X 6-Core Processor
128617.418MB
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER(VRAM 16063 MB)

 ベンチ的には性能向上はしているものの、28スレッドから12スレッドになったのでタスクマネージャーのもの寂しさを感じるのであった。

アイドル状態。正直、もっとスレッド数が欲しい

終わりに

 ケース以外はなんとかなるので、前述したとおり後日ひょっこりと記事を作成予定です。
 そしてSDXLのモデルの開発が若干遅れます。
 Core i9 10940X君で5年ほどは戦う予定だったので、今回は所々テンションがおかしいですが、今後もどうぞよろしくお願いします。

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