いつもとはちょっと違う記事…
今夜はいつもとは少し毛色が違う記事を…
私のもう一面をお伝えしましょう。
今日は予報通りの雪模様。
お客様からの予約も予想通りキャンセルとなり、この機会にと今日から上映が始まった映画「ランディ・ローズ」を観にヒカリ座へ行ってきました。
ちなみに宇都宮に住んで半世紀近くになるんですが、ヒカリ座に入るのは初めてでした。
私は好きなギタリストがたくさんいます。
エドワード・ヴァン・ヘイレン、マイケル・シェンカー、ジョン・サイクス、ゲイリー・ムーア、エリック・クラプトン、ブラッド・ギルスにジェフ・ワトソン、ジョン・ノーラム、リッチー・サンボラ、スティーヴ・ルカサー、ダグ・アルドリッヂ、ヴィヴィアン・キャンベル、ザック・ワイルド…
野呂一生さん、安藤正容さん、梶山章さん、島紀史さん、石原”SHARA”愼一郎さん、山本恭司さん、菊田俊介さん…
好きなギタリストはたくさんいるのですがその中でも、別格の二人がいます。
一人はココロの師匠と尊敬するリッチーブラックモア。
この人のギターサウンドに出会って、ハードロックとは、様式美とは、という事を学びました。
そして私にとって「神」と崇めるギタリスト、それがランディ・ローズです。
1982年3月19日 25歳の若さで亡くなりました…
ランディとの出会いは私が高校の時。
当時、ベースをやってくれないかとバンドに誘われ、そこでやる曲が録音されたカセットテープを渡され。
マイケル・シェンカーやデフ・レパード、ホワイト・スネイク、UFOの曲が並ぶ中、そのギターの音に圧倒されたのがこの曲↓
他のギターとは一線を画すそのサウンド。
ハードでいて繊細、ソロは緻密かつ大胆、何よりその旋律にクラッシックの要素が感じられて、すごい衝撃を受けたのは今でもよく覚えています。
当時はあまりハードロックにも明るくはなく、オジー・オズボーンの名前は知っていてもそのギタリストまでは知らず、この人は誰なんだとギター雑誌を漁ったところ、ランディ・ローズという名前と共にそのルックスにも驚いたものです。
あれだけ迫力のあるサウンドを奏でる人ってどれだけごついんだ…と想像していたのですが、端正なルックス、華奢な体つき、オジーとのツーショットはまさに”天使と悪魔”とでも形容されるようなその姿。
粗削りな感じも残しつつ、けれども計算されたと思わせるようなリフでいきなりココロをわしづかみする「クレイジー・トレイン」や「S・A・T・O」といった曲から、壮大な世界観を感じさせるような「レヴェレーション ~マザー・アース~」のような曲まで、その音楽性の幅広さもさることながら、クラッシックギターを常に学んでいたというその姿勢にも惹かれるところがありました。
オジーという人は新人ギタリストの発掘においてはその勘が鋭い人、と感じています。
(ロニー・ジェームス・ディオやグラハム・ボネットもそう感じますが)
ランディが亡くなった後、様々な新人ギタリストを起用してはスターダムにのし上げるというその勘所はすごい、と思います。
ただ、ルディ・サーゾだったか、どこかのインタビューに「オジーは必ず、その時のギタリストが『最高だ』と答えるが、彼の中での最高はランディただ一人だ」と答えていて、きっとそうなんだろうなぁ…と感じたのも覚えています。
たら・ればは言っても仕方ないのですがもし、ランディが生きていたらどんな曲を聴かせてくれて、どんなギタリストになっていただろう…と想像すると…
(アルバム2枚しか出ていませんから…)
この映画はランディがギタリストとしてデビューするクワイエット・ライオット時代の出来事をその周辺にいた人々のインタビューと写真、当時の映像で振り返るところがメインとなっていました。
オジーのバンドに入ってからのことはこれまでにも色々なところで語られていましたが、それ以前の話というのはあまり取り上げられてこなかった所もあり、当時の活躍やメンバー同士が抱えていた葛藤などを知ることが出来て、ランディの新たな面を観られたと思います。
それにしても、クワイエット・ライオットのベースオーディションにニッキー・シックスが来た、というのは知りませんでした…
他にもランディの肉声も聴くことが出来たりと、ファンであれば楽しめる作品となっています。
ランディが亡くなって40年…
私の中ではずっとギターヒーローであり、神様です。