そうだ、自転車で、京都行こう。3 松井田宿〜坂本宿
〜上州の東端から日光例幣使道、中山道、東海道を辿り、京を目指す〜
1 坂本宿まで
令和5年(2023)8月1日(火)11:40
JR西松井田駅前にある市営駐車場(何と無料)に車を停めて、坂本宿を目指す。
県道221号線を北に進み、「西松井田駅前」交差点を右に曲がり、県道217号線を進む。
https://maps.app.goo.gl/cuBWCBZkCpHWDrrq9
県道217号線から左に分岐するY字路があるので、左に進み、緩い下り坂を少し下ると緩い上り坂にかわる。
ガイドブックやgoogle mapには新堀一里塚跡が載っているが、現地で探したが見つからなかった。グーグルマップの画像で見ると民家の敷地の植え込みの中に説明板があるので、竹が繁茂して隠れて
https://maps.app.goo.gl/QpqXUmbss2EiYjGK9
進んで行くと踏切のあるY字路があるが、右方向、線路沿いに進んで行く。
https://maps.app.goo.gl/NqNu8sXFSesCBLTRA
線路沿いに進んで行くと踏切があるので、踏切を渡り、道なりに進む。
https://maps.app.goo.gl/XPWLy6xnrVpTaUpY6
しばらく進むと国道18号線と並走するようになり、右にアンダーパスがあるカーブミラーの手前を左に進む。
https://maps.app.goo.gl/1dwQ1mxvo3qTRdhv7
信号のない十字路にでるので、右に曲がる。ここから中山道の旧道に戻る。
https://maps.app.goo.gl/UMEV967WWbHVyQH58
舗装はされているが、江戸時代と変わらない道幅の旧道を進むと国道18号線に合流する。
https://maps.app.goo.gl/akV4uwxfiV95mNKQ9
上信越道の高架下「五料」交差点を右折する。
https://maps.app.goo.gl/7UX926Xscku7HSsT7
つきあたりを右に曲がり、旧道に戻る。
https://maps.app.goo.gl/UK67boC7rUrYCmHP7
https://maps.app.goo.gl/B78TgZFoY1oaveXZ8
しばらく進み、左側に掲示板のある十字路を右に曲がる。この角が高札場跡。
https://maps.app.goo.gl/1cCzeGnfJMcQTzz56
https://maps.app.goo.gl/QWBJbjskafzbVzHN9
踏切を向こう側正面と右側に見える大きな旧家が五料の茶屋本陣。
https://maps.app.goo.gl/D8hZkEHvjVsw9G8n7
入口は、五料の茶屋本陣お西側にあるので、踏切を渡り、左側の線路沿いの小道を進む。
五料の茶屋本陣から旧道に戻り、西に進む。
https://maps.app.goo.gl/swE4ddp3E9JoTyyh9
国道18号線に合流する手前に右側に踏切がある。「榎踏切」を渡り、左に進む。
https://maps.app.goo.gl/FBUJQdWLsvcdQAqS8
https://maps.app.goo.gl/KKrp2nUjcPCD7VJ57
地形に沿って変化に富んだ山村風景の旧道を進む。
https://maps.app.goo.gl/4jNcLspRSnuBi5dM9
再び、左側に信越本線が現れる。上り坂の手前の「高基踏切」を渡る。
信越本線を渡ると国道18号線があるので、左に戻ると右側に旧道の入口がある。
https://maps.app.goo.gl/aqAEP1wXRijsm8h49
https://maps.app.goo.gl/FqGjF8xar5mmSJ9f8
旧道は、舗装されているが道幅は江戸時代と変わらない、現代の住宅街を進む。
https://maps.app.goo.gl/usi6DAz78LkKosPc6
https://maps.app.goo.gl/6CUTcR1L57CHBfb39
https://maps.app.goo.gl/71SkRKrn8bGvUz8Q6
国道18号線に合流し、橋を渡りるとY字路があるので、左側の旧道を進む。
https://maps.app.goo.gl/gzBr4w7XzRRDSfKK6
再び国道18号線に合流し、右に碓氷川、左に信越本線沿いを進む。しばし、進むと右側に信越本線の「第十五中山道踏切」が見えてくるので、ここで国道18号線、信越本線を渡る。
2 横川駅とおぎのや
緩い上り坂進んで行くと横川の家並みが現れる。
https://maps.app.goo.gl/9jGM1P9vNZoeE5u49
中山道沿いに家並が続くので、宿場のように見える。
https://maps.app.goo.gl/ukQdT2K22CKBSvBJ9
この旅を始めるまでは、坂本宿の存在を知らず、横川を宿場だと思っていた。
かつて横川駅と軽井沢駅の間は、急勾配のため、助っ人のEF63という専用の電気機関車を連結しなければならなかった。
そこで連結のために横川駅は停車時間が長く、駅弁の釜飯が名物になった。今でも本店が横川駅前、中山道の角にあり、営業している。
3 碓井関所跡
碓井関所は、中山道を安中藩管理の東門と幕府管理の西門で仕切るように設けられていた。山が迫っているため、街道の北側に今も残る石垣の上に手形を改める番所や平番長屋、番頭屋敷などが設けられていた。
現在は、番所跡にかつての東門の部材を使って復元された西門、手形改めの際に手をついた「おじぎ石」が残っている。西門は幕府の管理で、定住の番士が世襲され、その妻女が改女務めていたという幕府と安中藩の二元管理となっていた。
碓井関所跡を過ぎると下り坂になり、Y字路があるので、左に進む。
https://maps.app.goo.gl/KdoKq5m8HGhMQRc28
旧信越本線の跨道橋の下を通り抜け、国道18号線に合流する。
https://maps.app.goo.gl/KYTvXL8s6dSbk9LQA
霧積川に架かる霧積橋を渡り、斜め右に入る旧道を進む。
斜め右の道を上ると間もなく左側に川久保薬師如来という高床のお堂がある。
https://maps.app.goo.gl/c1yoQkJEy8XkczzM9
江戸時代から変わらない坂道を登って行くと再び国道18号線に合流する。
https://maps.app.goo.gl/nvPVZGFGbBa1NoVZ7
国道18号線に入ると山に向かって一直線に中山道が伸びている。
https://maps.app.goo.gl/u5kEHCc6bFMQqc349
まだ宿場の手前だが、出梁造りの建物がある。現代のスーパー中山道の高い高い高架橋の上は何度も走ったことがあるが、下に江戸時代の中山道のこんな風景が広がっているとは思わなかった。
https://maps.app.goo.gl/kit4C49E7bEV421N7
4 坂本宿
関越自動車道の高い橋桁を通り抜けると旧坂本宿の家並みが見えてくる。松井田宿から二里十五町七間(約8.9km)、江戸日本橋から17番目の宿場で、碓井関所と碓氷峠の間にある宿場として賑わった。
中山道は碓氷峠の麓まで、一直線に伸びている。現在営業している宿屋は残っていないが、宿場の面影を残す出梁造りの古民家が多く残り、新しい民家も含めて各家に屋号が掲げられていることに宿場の面影を感じることができる。
5 碓氷峠の入口
上木戸跡を過ぎて、行くといよいよ山が迫ってくる。目の前に水道の貯水タンクが見える国道18号線が大きく右に曲がる手前、斜め左に下りる道が旧道。
碓氷峠の入口がどうなっているのか、駐車場があるかの確認したかったので、ここから引き返す。
6 横川
中山道・国道18号線を戻り、ソーラー発電所のY字路を左の旧道を進み、坂を下りる。
旧信越本線の横川駅から先は廃線になっているが、ディーゼル機関車が走っている。一部が「碓氷峠鉄道文化むら」となっていて、碓氷峠の列車を牽引したEF63が動態保存され、運転体験もできる。
旧信越本線の下を抜けて、右に曲がり、「アプトの道」を進む。碓氷関所跡と碓氷峠鉄道文化むらの間にある安中市観光機構の建物内に碓氷関所の史料を展示した「碓氷関所史料展示室」に向かう。
関所史料展示室には、手形や高札などの史料が展示されている。
展示室を出ると時間も午後3時近くになり、昼食場所を探す。横川駅前付近には「おぎのや」本店の他に中山道に面した「松一食堂」という趣のある食堂を発見。暖簾が出ているので、中に入り、「大丈夫ですか」と声をかけると、「大丈夫ですよ。どうぞ。」と快く迎えてくれた。
店内は、冷房が効いていて、生き返る心地。
ソースカツ丼が名物とあったが、汗をたっぷりかいて、バテ気味なので、タンメンを注文。
タンメンは、大きめに切られた野菜がたっぷりで、大根とズッキーニが入っているのが珍しく、とても美味しかった。塩味が疲れた体に染み込む。
帰路は、信越本線の踏切を渡り、「下横川」交差点で、国道18号線に合流し、旧道を通らず国道18号線を松井田方面に進む。
7 五料の茶屋本陣
信越本線沿いの国道18号線を進んで行くと、「五料平」交差点の手前がY字路になっていて左に進む。
https://maps.app.goo.gl/S57BJvVQXPoQjaCn9
旧道を進むと住宅街の中に信号のない十字路がある。ここを左に曲がり、信越本線の踏切を渡ると往きに外観だけ見て通り過ぎた五料の茶屋本陣がある。
五料の茶屋本陣は、名主と茶屋本陣屋敷を兼ね、江戸時代後期から中島家が務めた。二軒が東西に並び、「お西」(本家)、「お東」(分家)と呼ばれ、1年交代で務めた。主屋は、長さ13間半、奥行き7間、平入りの出梁造りの2階建、西側に玄関が付き、下の間、中の間、上段の間からなる茶屋本陣、東側が名主屋敷となっている。
「お西」の表門を入ると右側に受付の建物があり、入館料210円を払う。「お東」も敷地がつながっており、共通の料金となっている。管理人の方が「お西」の土間まで、案内してくださり、解説もしてくれた。
お西
上段の間は、八畳間で、付書院、床の間、違棚がある。「御小休」とあるように昼食や喫茶、休息の間として、使われた。上段の間の外側には山裾を活かした庭園がある。静寂そうに見えるが、すぐ北側に上信越自動車道が迫っており、自動車の音が結構、聞こえる。
2階は、もともと養蚕のためのスペースだったが、現在は展示室になっている。中島家は名主を兼ねていたため、たくさんの高札が保存され、展示されている。踏切の手前の高札場に掲げられていたものだ。
お東
見学を終えると外は雷雨になっていた。門のところで雨宿りをしていると管理人の方が「四阿なら閉館時間過ぎても大丈夫ですから、雨宿りして行ってください」と声をかけてくれた。お言葉に甘えて、四阿で雨宿りしていると、「今日は暑いですね」と麦茶を持ってきてくれた。さらに「良かったらどうぞ」とアイスまで持ってきてくださった。思いがけず、茶屋本陣で大名のように休息させていただいた。
雨が小降りになったので、受付に声をかけて帰ろうとすると「まだいらしても大丈夫ですよ」と声をかけてくださったが、謝して茶屋本陣を後にした。
上着を着て自転車に乗る頃には、雨はほとんど上がっていた。
五料の茶屋本陣から西松井田駅前の駐車場まては、15分くらいで着いた。
西松井田駅前駐車場は、安中市営で、無料なのがありがたい。通勤、通学に利用している方も多いと思うので、なかなかできない行政サービスだと思う。
あとは、自転車を車に積んで家に帰るだけ。
8 あとがき
今回もカメラ機能の設定が悪いのか、不具合なのか、撮ったはずの写真がどこにも保存されていないとう3回目のトラブル。最初はあるものだけで、編集していましたが、行程が省略されすぎてしまうので、Google Mapsのストリートビューの写真を埋め込んでみました。どこを曲がればいいのか、どんな場所なのか少しでも伝えられたらと思います。