NICE VOICE "2024"
はじめにギラヴァンツ北九州に関わる全ての皆様、1年間どんな時も最高のサポートを本当にありがとうございました!
note第2弾になります。
久々の更新になってしまいました。
この期間中も投稿しようといくつかのトピックについて書いていたのですが、チームの状況や試合結果など様々考えることがあり投稿を躊躇しておりました、、
ここらへんの整理は発信をする中での今後の課題かなと思います。反省します。
ただ、ありがたいことにサポーターの方から「noteの更新待っています」と声をかけていただきました。僕のnoteを読みたいと思ってくださる方がいること、とても温かい気持ちになりました。
今回は以下の流れで書いていきます!
2024 シーズン終了の報告
2024年J3リーグの全日程を終え、ギラヴァンツ北九州は56の勝ち点を積み上げ、7位でシーズンを終えました。
チームとして目標にしていたJ2昇格は叶いませんでした。
プレーオフ圏内との勝ち点差は2。言い始めたらキリはないですが、あの試合に勝てていれば、引き分けていれば、、、と嫌でも考えてしまいます。
ただやっぱり足りなかったし、至らなかった。
それは勝ち点はもちろん、自分自身のプレーヤーとしての能力や質、メンタリティも。
その現実から目を逸らすことはできないですし、とことん向き合い、追求していかなければなりません。
今年感じた無力さ、悔しさ、苛立ち。諸々の感情すべてを原動力に来年の更なる飛躍を誓います。
2024 個人目標の振り返り
上記が年初に定めた2024の目標。
僕にとって今年は実質Jリーグ初挑戦のシーズンでした。
そんなシーズンを年間通して試合に出場して、最後まで昇格争いの緊張感の中でプレーできたこと。
充実していたといえばそうかもしれませんが、僕自身にとっては全く満足できないシーズンとなりました。
定めた目標をシーズン終了の段階で完璧に達成できていれば、チームとしてJ2昇格、個人としてもJ2レベルに値するプレーヤーになっていると想定していました。
ただ、総じて目標の達成度は低く、途中の修正においても下方修正が多くなってしまいました。
それが今年の結果を物語っていますし、個人としての充実度、満足度の低さにも繋がっているのだと思います。
ひとつずつ振り返ります。
・J3に全試合スタメンフル出場して主力としてチームの目標達成に貢献すること
「J3に全試合スタメンフル出場」は第9節FC琉球戦にて途絶えてしまったため当初の目標達成は叶わなかったものの、その際に修正した「30試合以上スタメン出場」は達成することができました。
「主力としてチームの目標達成に貢献すること」においては主力として出場しながらもチームとして目標達成に至らなかったことから定性的ではありますが大きな貢献はできなかったと考えます。
・開幕スタメン
達成。
開幕スタメンはその年のチームの顔になると考えます。特にDFはポジションの特性柄、大きく序列が入れ替わることが少ないポジション。だからこそ開幕戦に出場することが重要だと考えていました。
・求められるCB像の追求
これに関して細かい内容は伏せますが、シーズン開始のなるべく早い段階で監督がCBに求めているプレーや振る舞い等を汲み取ることを意識しました。
その中で求められていることと自分にできることをなるべく高い点で繋げられるような試行錯誤をシーズン通して行いました。
できることも増えた一方で、できないことも明確にあります。
これまで体感したことのない技術やフィジカルに直面して初めて課題と認識できたこともあるからこそ、来年以降より高い精度で追求していければと思います。
・チーム失点数30以下
未達成。
第27節今治戦での0-3の敗戦から失点数が嵩んでしまいました。そこまでは連続失点・複数失点をしないことで拾えた勝ち点は多かったと思います。
終盤戦で勝ち点を積み上げられなかった直接的な原因であり、僕個人にも大きな責任があったと思います。
チームの失点数に影響を与えるほどの個の守備力、スケールの大きさが必要です。課題に向き合い続けます。
・3ゴール3アシスト
未達成。
途中修正した「3ゴール関与」も未達成となりました。ゴールに絡めるDFは価値があるし評価される。
サッカー選手として生きている以上、ゴールに執着すること、ゴールを渇望すること、そしてそれを表現することは大切。
今シーズン何度もゴールチャンスがあったものの、決め切ることができなかったことが自分の現状です。来年こそは必ず獲ります。
数字に関しては以下の通りです。
数字はもちろん大切ですし、ひとつの指針にはなりますが、、
フィジカル、技術、戦術理解などの個人としての成長も間違いなくありました。定性的ではあるもののできることも増えましたし、できることの幅も広がったと思います。
きっとそれは目標を日頃から猛烈に意識し続けたから。チームの勝利に貢献すること、J2昇格の基準で自分自身に向き合うことを一貫して考え続けたから。
結果と過程が大切。個人として考えるのであれば、結果=数字で過程=成長と言えるはずです。その両輪を好サイクルで回し続けることは簡単ではないですが、サッカー選手として価値を上げていくためには追い求めていく必要があります。
今年の経験を来年以降に必ず繋げていきます。
目標と目標設定について
ここからは目標と目標設定に対する、僕の考えを共有したいと思います。
そもそも僕が明確に目標を管理するようになったのはここ2年間での話です。(これまでも年初になんとなく目標を掲げ、なんとなく振り返ることはしていましたが、、)
きっかけは昨年から月に一回の頻度で受けているコーチングです。
毎月違うトピックについて思考し、アウトプットやディスカッションをする機会を作ってもらっていて、その中で目標の設定と進捗の確認を重点的にコーチングしてもらっています。
このコーチングによって頭の中がすごく整理されている感覚がありますし、それに伴って日常生活での選択や判断の精度が上がっていることを感じています。
目標を立てる上で大切にしているのは適切な実現可能性と数値化、何よりもシンプルにすること。そして、状況に合わせて適切に修正することだと思います。
僕は色んなことを考えたいし色んなことを決めておきたいと思うタイプですが、目標設定にそれを落とし込んでしまうと頭でっかちになりすぎてしまいます。
だからこそ、とにかくシンプル。どうせ思考は複雑になるからこそ、目標はシンプルにします。
ちなみに僕はデジタル化が進む世の中に逆らい、目標を紙にペンで書くという様式をとっています。
理由は単純で書くという営みを定期的にしておかないと調子が狂ってしまいそうな気がするからです。笑
僕の場合、文字を書くことで頭が働いている感覚、感情を整理できる感覚があります。
余談ですが、大学生の頃から毎日続けている日記も勿論手書きです。笑
目標設定の重要性は様々な人が様々な場所で説き続けていますが、僕はここ数年でようやく身を持って感じるようになりました。
目標があることの1番のメリットは
"今"や"現状"に猛烈に向き合うことができることだと思います。
他にもモチベーションの維持向上、精神的な浮き沈みがなくなることなど僕なりにメリットは沢山挙げられますが、全ては先に述べた部分に帰結すると思います。
選手としてプレーする中で試合に出場できない時期はありますし、パフォーマンスが安定しない時期もあります。もちろん今年も例外ではありませんでした。
これまでの自分であればその事実に対して一喜一憂して、プレーもモチベーションも不安定になることが多かった気がします。
しかし目標を明確に持つことができれば自分に変えられる事と変えられない事の棲み分けをして、置かれた状況の中で自分の目指す姿に近付くためにその瞬間における最善の行動を取ることできます。
課題に対して緻密に分析し、コーチングスタッフに意見を壁打ちしながら、適切な解決方法を考える。練習で実践する。試合で成功体験を得る。そこから評価と改善。いわゆるPDCA。とにかくそれを繰り返す。
課題を克服できた瞬間、できないことができるようになった瞬間はやっぱり格別。サッカー選手として生きる中で最高の瞬間の一つです。
目標は設定することで"今"に向き合うことができて、"今"を積み上げることで自分の目指す姿に近づくことができると思います。
最後に
1年間最高のサポートを本当にありがとうございました。
ファン・サポーターの皆様の力があってこその今シーズンだったと思います。
僕自身、何度も背中を押され、勇気付けられ、奮い立たせてもらいました。
来年をより良いシーズンにできるように、まずはゆっくり休んでエネルギーチャージします!
来年も自分らしく熱く闘います!
今後も杉山耕二を何卒よろしくお願いします。