見出し画像

歌行灯、赤福

明けましておめでとう🎍御座います
2日目です。

今日、三重名物
うどん屋、歌行灯に

「歌行灯(うたあんどん)」は、日本の文学や文化において特別な意味を持つ言葉で、泉鏡花の同名の小説が特に有名です。この作品は、泉鏡花の特徴である幻想的で繊細な文体が光る短編小説で、大正時代に発表されました。物語の舞台は三重県の伊勢を中心に展開し、旅芸人の一行や芸者の世界を通じて、愛と別れ、郷愁、そして人間関係の儚さが描かれています。

また、「歌行灯」という言葉自体は、旅先の宿や街道沿いの風景を象徴するもので、行灯(あんどん)の柔らかな光が人々の記憶や感情を呼び起こすようなイメージがあります。行灯に描かれる和歌や絵が、旅人の疲れを癒やし、心を豊かにする役割を果たしていたとも言われています。

泉鏡花の『歌行灯』は、日本文化における郷愁や美意識を感じられる作品として、文学ファンの間で今も読み継がれています。また、歌舞伎や映画などでもたびたび題材にされており、日本の伝統文化や美学に触れる良い機会を提供してくれる作品です。

「歌行灯(うたあんどん)」は、泉鏡花の文学作品として有名です

松尾芭蕉と歌行灯

松尾芭蕉(1644年~1694年)は江戸時代の俳諧師で、特に旅を題材にした句が多いことで知られています。彼の旅情あふれる作品群は、日本の風景や人々の暮らしに詩情を与え、「歌行灯」のテーマとも通じる部分があります。歌行灯が旅先の情景や人々の心情を描き出す装置として機能しているのと同様に、芭蕉の句も旅先の心象風景を短い言葉で表現しています。

例えば、芭蕉の有名な句「古池や蛙飛びこむ水の音」などは、静けさと情緒が漂い、歌行灯の柔らかな光と重ねて感じることができるかもしれません。

葛飾北斎と歌行灯

葛飾北斎(1760年~1849年)は江戸時代の浮世絵師で、「富嶽三十六景」をはじめとした風景画で世界的に有名です。北斎の作品には、日本の自然や風景が詳細に描かれ、その中に旅人の姿や街道の情景も数多く登場します。

歌行灯の中に描かれる風景や情緒は、北斎の描く日本の原風景と通じる部分があります。例えば、北斎の作品「東海道名所図会」には旅人や街道沿いの宿場町が描かれており、それらは歌行灯が置かれるような場所を連想させます。また、北斎の色彩感覚や構図は、歌行灯の視覚的な美しさとも共鳴します。

共通する美意識

松尾芭蕉や葛飾北斎、そして「歌行灯」の中に共通して感じられるのは、日本の旅文化や、日常と非日常が交差する空間での美しさです。旅を通じて感じる一瞬の情景、または光と影が織りなす柔らかな雰囲気は、日本人の心に深く響くテーマであり、それが「歌行灯」という言葉や作品の魅力をさらに引き立てています。

僕らは歌行灯のチェーン店で料理をいただいて楽しんでいるのですが、昔の人はそれを芸術で表現して現在も僕らを楽しませてくれます。

また赤福

**赤福(あかふく)**は、三重県伊勢市に本店を構える和菓子店で、名物の「赤福餅」で知られています。その歴史は江戸時代に遡り、伊勢神宮参拝者に愛され続けてきた日本の伝統的な菓子文化の象徴です。以下に赤福の歴史を詳しく解説します。

創業と初期の歴史

赤福の創業は1707年(宝永4年)。初代・濱田屋の濱田仁兵衛が伊勢神宮の門前町(現在の伊勢市宇治)で、参拝客を対象とした餅菓子を販売したのが始まりです。
赤福餅は、餅にこし餡をのせたシンプルな形状で、餡の表面の波模様は五十鈴川の清流を、白い餅はその川底の小石を象徴しています。このデザインは伊勢神宮の風景を模したもので、参拝者に親しみやすいものとして考案されました。

参拝文化と赤福餅の人気

江戸時代、伊勢神宮への参拝は「お伊勢参り」として庶民の憧れであり、全国から多くの人々が訪れました。その際、赤福餅は参拝者にエネルギーを与える甘味として人気を博しました。「名物に旨いものなし」と言われる時代においても、赤福餅は例外的に高評価を受け、門前町での定番土産となります。

戦国から近代へ

赤福はその後も代々濱田家によって受け継がれ、幕末や明治維新などの時代の変化を乗り越えました。特に明治時代には鉄道の普及により、赤福餅の需要がさらに拡大しました。販売エリアが広がり、駅弁のように持ち帰り土産としても普及しました。

現代とブランドの進化

赤福は単なる和菓子ではなく、伊勢神宮と結びついたブランドとして日本文化を象徴しています。季節限定の商品や催事販売も行い、赤福の味と歴史を全国に伝えています。また、本店の「おかげ横丁」では、赤福本店でしか味わえないできたての赤福餅を楽しむことができます。

赤福の特徴
• 餡の波模様:五十鈴川の清流を象徴。
• 素材のこだわり:もち米や小豆は厳選された国産品を使用。
• 製法:300年以上の伝統を守りつつ、現代的な衛生基準も徹底。

赤福は、ただのお菓子にとどまらず、長い歴史と文化を持つ伊勢の象徴として今も愛されています。もし伊勢神宮を訪れる機会があれば、本店で味わう赤福餅の魅力をぜひ体感してみてください!

今日いただいたご飯やお菓子は三重県の歴史です。何度食べても美味しい😋
そしてその背景を調べると歴史があり昔から楽しまれているものだとわかります。
全国的に有名ですが三重にお越しの際はどうぞよろしくお願いします。

ただ愛知県から京都ぐらいまで赤福が売っているのですが、三重県の名物だとゆう事は覚えておいてください

いいなと思ったら応援しよう!