ReBOOT~K-1 ReBIRTH~についての雑な感想
昨日(2023年9月10日)、横浜アリーナにて、ReBOOT~K-1 ReBIRTH~が開催されました。
その大会のメインカード金子晃大vs玖村将史を中心に、試合内容というよりは試合に関係した(というか脱線した)雑なお話を少々と。
独断と偏見と暴言と戯言と妄想です。
悪しからず。
集客その他
空席が目立ったことが今大会も話題になりましたが、僕はあまりに想定内過ぎて、特に何とも思いませんでした。
寂しい話ではありますけれどね。
苦戦した前回の両国(出場日本人32人)、前々回の横浜武道館(出場日本人22人)から劇的に増える理由が全くないし、出場日本人も今大会は13人でしたしね。
そもそも僕は新生K-1の人気が長く続くとは思っていませんでした。
それは新生K-1のシステムに問題があるとか新生K-1だからどうとかではなく、日本での格闘技人気は常に一過性のものだと思っているからです。
BREAKINGDOWNの人気だってそんなに長くは続かないだろうし。
なので、天心武尊が実現したらキック界が下がるからやらない方がいい論者に対して僕は、実現しなくてもどうせ下がるんだから、天心武尊はやった方がいい論者でした(実現が難しい事情は重々承知の上で)
閑話休題。
体制が変わって一発目ですし、とにかくまだ始まったばかりですからね。
RIZINの一発目だってお世辞にも褒められたものではなかったですよ。当時はどこよりも早く終焉すると思ってましたもん。
そのRIZINが今は1番システムを構築しつつあるので、僕の想定なんてハナクソみたいなもんなんですけどね(笑)
まあ色々と考えているんじゃないですかね。
大阪大会では皇治がカムバックするなんて話もありますし。
皇治一人だけで大分会場埋まるでしょう。
それはそれで、ルックスも良くて、皇治より遥かに実力があって、皇治より遥かに試合が面白い金子vs玖村が世間に届いてないっていう悲しい現実を改めて突きつけられることにはなりますけれど。
今大会は集客もそうですが、運営のズンドコが目立ちましたね。
メール誤送信や当日にDAZN配信がなくなったり。
現役王者達がSNSで不満を漏らしていたりと。
ズンズンズンズンドコ、きくた
そんな中、ひたすら運営を擁護して、しまいには不満を漏らしている選手たちを非難する盲目的な過激派信者の方達をSNS上でちらほら見かけました。
僕の偏見かもしれないけれど、こういった過激派信者の方達ほどお金を落とさないイメージです。
こういうときに運営に対してしっかりしてくれよと物申すファンの方が愛があるような気がしましたね。
K-1ファンだからこそ、運営に対してちゃんとして欲しいと願うことは至極真っ当だと思う。
路地裏にある僕のアカウントのTLはあまり情報量が多いわけじゃないんだけど、少なくとも今回のズンドコで、盲目的過激派信者よりは、K-1頼むよだったり、ストレートに不満を漏らしてる方達の方が多かった印象なので、こういったファンの方達がいらっしゃる限り、また再燃する気もしますけどね。
まあ、あっさり売却するかもしれないけれど。
江川優生vs横山朋哉
軍司泰斗vsアンジェロス・マルティノス
僕はこの日、朝からGLORYのアーカイブを視聴して、その後UFCを観ていました。
一応パソコンでK-1をつけていて、たまにチラ見はしていたけど、メインのアデサニヤvsストリックランドを集中して観て、その後仕事の電話をしていたら、トーナメント1回戦は既に終わっていて、江川vs横山が始まるところでした。
今大会で金子vs玖村の次に興味があったのが江川優生vs横山朋哉で、期待に違わぬ好試合だったと思います。
進化し続ける横山の勝利を見届けた後、些末なことが頭によぎりました。
この日開催された(日本時間)GLORY88で勝利したGLORYランカーのデニス・ウォーシックという選手がいます。
前RISEライト級王者である直樹が昨年GLORYに初参戦して敗れた選手なんですけれど、その直樹に試合前にクソリプを飛ばしたクズがいました。
正確な内容は忘れたけど「K-1のトーナメントで1回戦負けした雑魚が相手」的な。
デニス・ウォーシックは武尊が優勝した2018年のK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座決定トーナメントに本来出場する予定だったナドロフが負傷をしたことで急遽代わりに出場した選手です。
1回戦で郷州と対戦して惜しくも敗れてしまったんですが、そのときと契約体重が違う、ルールが違う、そして相手選手の母国開催(ドイツ)、しかも当時から4年以上の月日が流れています。
お前は人として一生成長することはないんだろうけれど、人間は成長するものだからねっていう。
これから海外で日の丸背負って試合をする選手に対して、ただ自分が嫌いな団体の所属選手だからという理由で(ゴリゴリのK-1信者だった)、クソリプを飛ばしたクズに心底ムカついてブロックしました。
それまでの僕はミュートはしたことはあるものの、ブロック童貞だったんですが、このクズがきっかけでヤリチンになってしまい、片っ端からすぐにブロックをするようになったと思います。
クズの話はさておき。
横山は良かったですね。
武尊がK-1の60kgで1番苦戦する選手は横山かもしれませんね。
江川はこういうタイプの選手には3Rで勝つのはなかなか難しいかな。
5Rだったら面白そうですけどね。K-1じゃ無理だけど。
K-1フェザー級の王者は初代の武尊以降、中々苦労しているイメージです。
村越はアレックス・リバースに敗退
江川は椿原に連敗、
椿原は2戦目で陥落
軍司だけが7連勝しています。
ただ、正直微妙な試合が多いです(今回のマルティノス戦はK-1だったら普通に軍司の勝ちだと思いましたけど)
仮にK-1の格闘技ゲームがあって、各階級の王者とナンバー2からキャラクターを選択できるとしたら、最も選ばないキャラは軍司です(軍司のファンが僕のnoteを読むことなんて、カルロス菊田&オメガトライブがデビューするくらい1000%ないと思うけど、万が一目に触れてしまったら大変申し訳ない)
ストリートファイターⅡだとエドモンド本田なんですよね。
ちなみに金子はケン。玖村がリュウ。
シナ・カリミアン
本当にどうしようもねえなあと。
そこまで価値のある選手でもないと思うけれど、逆にこれでヘイトを集めまくって価値が上がったかもしれないですね。
シナさんが失神してるところ見たくなった人、そこそこいそう。
今のK-1にはヒールが不足しているしね。
まあ、これで全然干してもいいと思いますけれど。
金子晃大vs玖村将史
金子vs玖村が最高のカードってことはアイロニーだなあと。
K-1だけのストーリーで価値が上がったわけではないですから。
そこには玖村が志朗、鈴木真彦に勝利して、K-1の看板を守ってきたことが大きいです。
つまり、自国だけでの物語ではなくなっていたわけです。
そう考えると、僕は新生K-1の最終回は武尊vsレオナ・ぺタスだったんじゃないかなと思います。
K-1のストーリー内のみで組まれた最高のカード、結果はベストバウト、武尊のK-1最終試合。
しかもその試合を新生K-1最大の敵である那須川天心がリングサイドで観戦しているという。
皆それぞれ意見があると思いますけれど(ジャンさんのも面白かったです)
閑話休題。
玖村は王者金子が敗れた鈴木真彦に勝利して、THEMACTH55kgトーナメントを優勝します。
金子は玖村が敗れたコンペットから勝利します。
この2人は内に外にと、背中を合わせながらK-1を守ってきた感がありますね。
僕の体感では(根拠なしですが)、K-1ファンの方はどちらも好きなんだけど、どちらかと言えば玖村応援の方が多かった気がします。
やはり対抗戦を制しているのは大きいし、玖村が勝利した方が分かりやすいからってのもあると思いますし。
そして、RISEファンもどちらも好きなんだけれど、どちらかと言えば金子応援の方が多かった気がします。
天心と金子が仲がいいのもあるし、玖村に勝利されると現状国内55kgは玖村に統一された感がありますが、金子が勝利するとまだ完全制圧ではない感じがするからです(金子が現在トップなことに異論はありません)
試合は本当に感動しました。
僕は本戦で金子だったけど、出来れば延長で完全決着がみたい気持ちになりました。
試合後、金子は鈴木真彦との対戦を希望しましたね。
勿論、対戦希望した方が相手側の団体・ルールで試合するのが筋だとは思います。負けているほうだしね(試合後インタビューではRISEに行ってもいいと発言していた)
ただ、現状金子と鈴木では金子がAサイドです。今はズンドコとは言えK-1とRISEでも変わらずK-1がAサイドなので、中々難しいなあと思います。
仮にK-1に鈴木真彦がまた参戦するのであれば、RISEとしてもそのことに匹敵する見返りを要求するでしょう。例えば、玖村にRISEに来てもらって志朗とRISEルールで再戦するとかね。
でも宮田さんがPに復帰したし、関さんもいないしで、果たしてK-1とRISEって交流あるんでしょうかね・・・
とか勝手な妄想を膨らませていたら、鈴木真彦がこんなtweetをしていました。
やっぱり鈴木真彦って格好いいですよね。
まずは自身の防衛戦。その後は志朗が持つ世界ベルトって感じですかね。
仮にこの2人の試合がまた最高の形で実現するなら、僕は金子のセコンドに天心がついて、鈴木のセコンドに武尊がついて、超ねじれ現象発生中、試合前セコンド同士で睨み合ったら最高に面白いと思うんですけどね。
まあ天心は現役ボクサーなので絶対無理なんですけれど、せめて煽りVはK-1側の金子応援に天心、RISE側の鈴木応援に武尊っていう構図で作ってもらいたい(笑)
その為にはまずは大﨑孔稀に勝たなければいけないわけです。
大﨑孔稀は強いですよ。
ボクシング技術、ハイキック、ミドルキック、カーフキック、ワンキャッチからの膝等、キックボクサーとしての完成度は鈴木よりも上だと思います(K-1ルールてのもあると思いますが、金子玖村よりも引き出しは多いと思います)
ただ鈴木は一発で局面を打開する力があるのでどうなるかさっぱりわからないです。5Rですしね。
ちなみに僕のカウンター席だけの小さなアカウントで勝敗予想アンケートを取ったところ
鈴木真彦勝利予想 58.9%
大﨑孔稀勝利予想 41.1%
でした。
所謂55kg四天王の最年少は玖村将史です(1999年1月8日生まれ。天心と同学年)
大﨑孔稀は1学年下の1999年10月5日生まれです。
神童より後に生まれた大﨑孔稀が鈴木真彦を破り、新世代の狼煙を上げるのも見てみたい気もするし、鈴木真彦が返り討ちにして、その後志朗にリベンジして金子との再戦が最高の形で実現するのも見てみたいし、未だ無敗の(11戦11勝8KO)現SBスーパーバンタム級王者山田虎矢太(2003年1月18日生まれ)が、ここに絡んでくるのも見てみたいしとまだまだ国内55kgは楽しみが尽きないです。
このnoteを最後まで読んだ方の中にはまずいないとは思いますけれど、仮にまだ金子vs玖村を観ていない方がいたら絶対に観た方がいいです。すぐ観た方がいいです。
で、観た人は周りに勧めましょう。
特にBREAKINGDOWNはすぐ観るのにこの試合をまだ観ていない人がいたとしたら。
そしたら、観終わったあとにこう言いましょう
「周りに勧めてね」って。
(了)
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