上手な「並」の先生は保護者懇談会で最低限の時間でたくさんのことを伝えている
皆さんの学校にも保護者懇談会はありますか?
私の働いている学校では3学期は希望者懇談で1、2学期だけ
全員懇談をしています。
これをするとわかることは3学期の希望懇談はずいぶん数が減ることです。
私はこれは2通りあると思っています。
1つは 普段の活動がある程度お家に伝わっているので
わざわざ懇談で新しく情報を得ることがないと安心されているパターン。
もう1つのパターンは懇談だけでは情報が十分に得られないため
無理して懇談に行かなくてもいいというパターン。
どちらも保護者の思いとしては理にかなっており
我々としては納得する部分もあります。
それでもある程度の保護者さんは懇談を希望され
また1、2学期にはお忙しい中を休みを取ってきてくださいます。
そのため価値のある保護者懇談会にして、こられた皆さんに
何か一つ 喜んでもらうようにするにはどうしたら良いのでしょうか?
上手な「並」の先生の活動を紹介します
1 資料を2つ 程度 用意しておく
懇談会で最初にしなければいけないのは
教師の視点から見た子どもの姿です。
それを伝えるためには口頭で様子を伝えるのもいいですが
それだけでは不十分で実際に結果が現れているような
資料が必要だと思います。
おすすめなのは 標準学力テストの結果でおそらく
校内で分析してると思うしもし
してない場合も以前の記事で紹介した通り
自分のために分析はされていると思うので
その観点からお話をすると保護者さんに子どもの様子が伝わりやすく
思っておられた子どもの姿と違いを見つけたり
共通してる部分を探すことができると思います。
しかし 標準学力テストの成績が出るのは1学期末と3学期末だと思うので
2学期には使うことができません。
そこで おすすめなのが 業者テストの点数をグラフにしたものです。
私はできるだけ文渓の会社のテストを使うようにしています。
理由は いくつかあるのですが得点集計した
後にグラフにしたり表にしたりするのが簡単だからです。
標準学力テストのように はっきりとした指標は出ないにしても
何が得意で何が不得意なのかというのがわかるし
また 業者テストは 比較的高得点になりやすいので
頑張っていることを伝えるには向いていると思います。
ですので この資料もおすすめです。
もう一つ おすすめな資料を紹介すると
子どもたちの自己評価をした資料です。
具体的には1学期間の振り返りと書いたようなアンケートを
取るといいと思います。
高学年になれば より細かく アンケートを取ればいいと思いますが
中学年や低学年でもおすすめな項目は
・この学期がんばったことは何ですか?
・特に上手になった勉強はありますか?
・他に頑張ってた人は誰がいますか?
・よく一緒に遊ぶ人は誰ですか?
・休憩時間は何をしますか?
などがおすすめです。 これを事前にしておくと
教師自身も意外な発見があったり、
お家での様子も聞きやすくなったりします。
ですのでアンケートは簡単なものでもいいのでしておくと
子ども自身の自分の評価がわかるのでおすすめです。
注意すること
ただ懇談の時に他に学校から大量に資料が出るときがあります。
その時に数字がいっぱいあると保護者さんは混乱されますし
印象が薄くなるので、資料は2つ 程度にすることを念頭に置きましょう。
もう少し書きたかったのですが、少し一つ目を長く書いてしまいました。
2つ目以降は次回に回そうと思います。
懇談は教師も準備が大変だし保護者の方も
予定を開けるのが大変なものです。
少しでも短く質の高いものを提供できるようにすることは
保護者の信頼を勝ち得る場面に大いにつながります。
ですので、意識してがんばっていきましょう。