空いた時間には折り紙をして無敵になる。
こんばんは。久しぶりにこの題材の記事をアップします。
皆さんの学校では 突然 授業が予定通り行き過ぎたり
行かなかったりして、突然時間が空くことがありませんか?
私の学校ではたまたまだったんですが
5月と6月に1回ずつ そんな瞬間ができました。
その時に休憩にしたり 読書の時間にされたりする先生が多いのですが
私個人ではそれもいいけど目的を持たずにただただそれにするのは
もったいないような気がして、こういう時でも何か狙いのある
活動を入れるようにしています。
その中で 比較的準備が少なくて効果が高いものが
今回紹介する折り紙です。
折り紙にはこんな教育効果があるようで、ちょっと引用します。
引用したのは下のサイトです。
ベネッセさん 素晴らしく 上手にまとめられてます。
https://benesse.jp/kosodate/201708/20170820-1.html
・忍耐力、集中力が育まれる
折り紙は集中して折り続けることで完成させることができます。途中で分からなくなりつまずいてしまった時に、あきらめずもう一度やってみようとすることで忍耐力が育まれるのです。また、折り紙は細かな作業の繰り返しなので、手元へ関心が集まって集中力も育めます。
・思考力、想像力が育まれる
最初は保護者に教えてもらったり、本を読んだりしながら、手順に従い折り始めます。そして、慣れてくると次第に完成形を想定し折ることができるようになります。
口述で教えてもらう場合は、どのように折れば相手と同じようになるのか想像力を働かせて折り、同じ動作をしようと記憶するため、記憶力も育まれます。どうすればそうなるのだろうか、ということを考えるようになり、折り方による形の違いを理解し、どんな形になるのかなど完成形までを想像するようになるのです。どの色を選ぶのか、たくさん作るのであれば色の組み合わせはどうしようかなど、完成形を想像することでも、想像力が育まれます。
また、折り紙の本には、複雑な図形が描かれています。その図形に慣れていくと、立体的な折り図からどのように折れば教本通りになるのかといった思考力を養うこともできます。将来、数学をする年齢になったときには、ひとつひとつの論理を積み上げ証明する論理的思考力が必要です。全体を俯瞰しながら進めていく折り紙では、自然と思考力を身につけられるようになります。
・手先のトレーニングになる
折り紙は細かい作業が必要になります。さまざまな方向へ10本の指のどの指を使い、どのように折るのかなどを考えながら指先を動かします。
出来上がりをキレイにしたいと思った場合は、端と端をきっちりと合わせて折ることが必要になるため、上手な人の真似をしたり、自分なりに工夫したりします。このような細かい作業に取り組むことが、手先のトレーニングに繋がるのです。
・空間認知能力が鍛えられる
一般的に知られているのは、折り紙を使っていくことで空間認知能力が鍛えられることです。空間認知能力とは、視覚でとらえた距離感や奥行などを空間のイメージとして立体的に再現したりすることです。空間認知能力を鍛えるさまざまなトレーニングがありますが、折り紙は手軽で、お子さまでも遊びながら身につけることができます。
たくさんの素晴らしいことがあるようなのですが
私はもう一つ 素晴らしいと思うことがあります。
それは指導者がやったことを子どもが実際に形にして真似をするという
時間が多くあることです。
専門用語ではミラーリングというそうですが、
現在 関西国際大学の教授をされておられる中尾繁樹先生に
これらの能力が最近の子供には備わってないことが多く
その場合なかなか学級でみんなが同じように生活することが難しく
適応できない状況になりがちになっているというようなお話を過去に
聞きました。
そして、それを改善するためには 前頭葉の刺激が必要で
同時に2つ以上のことをしたりして鍛えていくんだそうです。
折り紙についてはまずは指導者がやったことを見ておく
そしてそれを覚えておく すぐに自分で再現する
しかも 正確に指や手を動かして紙を形作っていくというような
割とマルチタスク な能力が求められると思います。
しかしながらゲームや人と競うような物とは違い、
折り紙はゆっくり 自分のペースで逃げないものを
相手に繰り返し確認することができます。
これらの活動を通して子どもたちの力を
楽しみながらつけるようにして気がついたら
教室で子どもたちが のびのびと力を発揮できるようになると思います。
幸い折り紙はどの子にも好評なことが多く
無理やり 鍛えるのではなく 楽しみながら何か力をつけていく
というようなことができることが多いように感じます。
折り紙はおすすめです。
折り紙をやって無敵な状態を目指す。
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