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上手な 「並」の先生は 図工をうまく使う

皆さんおはようございます いかがお過ごしですか?
今日は子供を病児保育に送っていくために1時間 休みをもらったので ちょっと遅めのスタートです。
さて こういう風になると予定変更したりだとか色々 準備なしでできることを考えなければいけないのですがこういう時にネックになってくるのが 図工です 図工 はずいぶん 準備がいるのですが子供たちがやりたがっているのでなかなか外せない 誰か 別の先生にお願いしてるクラスは別ですが 担任の先生が図工する場合は準備が大変なのでなかなか 悩みどころです でも上手な並の先生は1年間の学習結果を見通していろいろ 工夫されておられるようです 今日はそのことを書きたいと思います。

絵の具をどこで導入するかを考える。

低学年の段階で絵の具を使う時は パレットの指導や水や絵の具の混ぜ方など教えることがたくさんありますですので いきなり 絵を描くのはなかなか大変。
そこで 教科書にはないのですが、私の働いている自治体では色作りのドーナツと言って 黄色い赤を中心に混ぜて水を濃くしたり薄くしたりとかして色を変えていくような教材だったり 中学年 高学年については 葉っぱの図鑑と言ってたくさんの葉っぱを書いてあるところに実際に葉っぱを見て色がどれぐらい変化してるかというのを水を足していって 緑と黄緑を変化させていくような教材があります それを導入として使います。
教材 自体は多分それぞれ あって どれ使ってもいいと思うんですが問題になるのはどこで導入するかという話 これを1学期最初にやりたかったりするかもしれませんが 最初は危険です なぜなら 道具が揃わなかったり お家の方も準備が間に合わなかったりするのでできれば1学期の6月ぐらい5月の連休の影響がちょっと落ち着いた頃にやるのがおすすめです。また低学年だとその時期は何かと教えることがたくさんあるので2学期の9月の末 ぐらいにするのがいいかと思います 2学期始まったばっかりだと道具も揃わないし まだまだ暑い時期のせいか 子供たちの じっくり観察するという感覚が育っていません ちょっと落ち着いてやるといいと思います。

低学年の2学期最初はどうするか

先ほど述べたようなわけで2学期の最初は絵を書かない方がいいような気がしています。
この時期におすすめなのは 工作 なのですが 材料集めは大変なので工作の中でもおすすめなのは紙を切って作るような作品です。
ハサミのアートという教材がありまして これは白い画用紙と黒い画用紙を用意して白い画用紙を切って 黒い画用紙の上に貼っていくというものです。
当然のことながら 画用紙 はこちらで準備できるのでお家から準備物は要りませんし 使う道具もハサミとのりというところなのでもしも忘れてても 学校から貸し出しが可能です。
しかも できるだけ大きく紙を切ることが条件になっていてくっつけ方や量についても自由。
そういうこともあってか 仕上がりが いろんな形ができて面白いです。
また技術の差が出にくいので指導も必死でしなくてもいいという良さもあります。学校が始まったばかりでしんどい時期にこういうちょっと自由度の高いものを入れて子供たちの学習を充実させていくのは 私はいいと思います。

それでもしんどい時は粘土の作品作り

ハサミのアートでもちょっと難しそうだな という風に感じる時期があると思います その時は粘土を使った作品作りをしたらいいと思います。
各教科書でも 粘土を使った作品作りはいくつか上がっているのでその中で割と負担が少ないものを やりましょう。
粘土はいいです さすがに 全くできないっていう子はいないし やってるうちに次々に子供たちのアイデアが生まれてきます。
教員にとっても 「ここは直しなさい」っていう言い方ではなくてもっと広げていくにはどうしたらいいかなっていう言い方ができるので精神衛生上楽です。
困ったら私も粘土の作品を作ってもらうようにしています。

以上 色々述べてきましたが 図工 は楽しいです ただし 準備 だとか 大がかりなアイディアが必要なものについては 最初の方に持ってくるとうまく成立しないので悩むことになります。
だから子供達にとって 負荷の少ないものを 序盤に持ってくることで だんだんと図工が楽しいことになって今度は これがしたいなって思うような気持ちを高めてより充実したものが 後半にできるようにしましょう。

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