上手な「並」の先生は少ないお話で子供達を理解させるための工夫をしている。
皆様こんばんは この週末 どのように過ごされていましたか?実は私たちの住んでる地域はこの週末の天気予報は雨が降ると言われていましたが 予想に反して 快晴でして、稲刈り シーズンということも相まって 急遽 みんな予定変更して 田んぼに出た感じでした。
青空の中 みんなで集まって 稲刈りするのはくたびれるんですが それでも充実感があります。
さて そんな時に話をしてて言われたんですが、
お前の話はやっぱり学校の先生が言うみたいに 分かりやすいんだけど、先生ぽい話し方になってるねというような話がちらほら出ました。
どの辺がそう思うか聞いてみると なるほどと思うことがあって面白かったです。
そんなこと考えてたら最近一緒に過ごさせてもらった先生方の子供達に分かりやすくするための工夫がなるほどな あという気持ちで浮かんできました。
今日はそのことをまとめたいと思います。
テレビ番組を使って紹介する。
例えば 低学年とかになると、カタカナを教える時に普通に教えるとなかなか覚えられない子がたくさん見ているものだったら覚えられたりします。
そこで ポケモンを先生が勉強して、今流行っているポケモンの名前を子供たちに書かせて練習されたりされています。
こうすると子供たちは興味を持ち 繰り返し 毎日見ている単語のせいか 早めに覚えることができるようです。
また 国語の時間などに登場人物の関係性を表す時に、サザエさんの登場人物を絡めたり ちびまる子ちゃんの登場人物を絡めて話される先生もおられました。これも分かりやすいようで 子供たちは納得するようです。また高学年の先生は音楽の時間にバナナサンドでよくやっている ハモリにつられないように歌うというのをうまいこと 授業の中で使われて、説明などを最低限でされているのをよく見かけます。
このように説明を短くするために テレビ番組など 普段見てるもので イメージしやすいものを使うのはかなり有効だと思います。
擬音を工夫する。
あるクラスの算数の授業で掛け算を教えておらる 先生が おられました。
先生としては掛け算の式の説明で同じ数の いくつ分というのを定着させたいんですが、どうしても子供たちの中には何倍 っていう考え方しか 定着しない方がいてどうにか そこをうまくいくつ分というのを入れたいという風に思われたようです。
図をかいたり 色々されるのですが なかなかピンと来なかったようで、最初 子供達は結局何倍 って言葉を使ってたんですが、先生が途中で何倍 って言うとこの絵がドロドロドロと増えてくようなイメージだね。と言われたシーンから状況は変わりました。ビジュアルだけだとどうしても子どもたちに機能せず、そこに音を足したからこそ 動きがイメージできたようで理解できたようです。
その他にも早くやって欲しい時に早く早く というよりは スパッとやって とか 強く 欲しい時は どかんとやって などと 擬音を工夫すると ずいぶん 子供たちの理解が進むようです。
紙芝居 またはフリップにして紹介する。
よく ICT で提示して子供たちに理解させようとする先生がおられるのですが、ICT で出す ビジュアル というのはものすごく子供たちの 期待値が大きいせいか 本物と同じように動かないと子供たちに響かない時があります。それに比べると フリップだとか 紙芝居 というのは もうそれ自体は動かないというのが子供たちの中に定着してるので 比較的 受け入れられやすいようです。例えば フリップ に言葉を書いて1個ずつめくってくだけで子供たちは 注目しますし 紙芝居にすると子供たちが じっくり見てくれるので大変 言葉だけで行くよりも ICT で伝えるよりも すぐにできることがあります。また人にもよるかもしれませんが ICT を直す時は少々時間がかかったりするんですが フリップ 直す時は新しい紙にさっと書いたら終わりというところも良いと思います。
これらのテクニックをうまく使うと授業の最初の説明が分かりやすく 短いものになると思います。
そうすると対話であったり 子供同士の活動の時間であったり が確保できるようになるので 実はこの辺り 事業を円滑に進めていくためには 必要な要素だと思います。
まだまだ先生方の工夫はきっとあると思うので またこのシリーズはどこかで紹介したいと思います。