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上手な「並」の先生は1年の折り返しのこの時期に、学級運営を見直す。

「一年の折り返しに、学級運営を見直してみる:確かめたい4つの問い」

こんばんは、先日ならった生成AIが便利でいろいろ試している私です。
今日はすんでいる地域の清掃活動があって、これは年に2回なんですが
もう後半戦が始まるんだなあという気持ちになりました。
さて学校はというとなんとなくここまで全力で走ってきた感じなんですが
後半戦を迎える前に、だいぶんクラスの子たちの様子が変わってるのに
気がつきます。
多分全く変化してない学級はないと思うので、それをふまえて
ここで一息つき、学級運営を見直してみませんか?
特に上手な「並」の先生は学期末前の貴重な時期、少し立ち止まり、
以下の4つのことを気にされているようです。

1. 「もうできていることを続けていないか?」

年度初めは、何もかもが新しく生徒にとっても、
教師にとっても目標が見えている状態です。
しかし、数か月経つと、ルーチンに入っている活動やルールが、
形骸化してしまうこともあります。
たとえば、朝の活動や清掃時間など、初めは細かく指導していたけれど、
今では生徒たちも慣れ、すでに自分たちで動けるようになっていませんか?
そんな状態なのに細かく指示したり、失敗しないようにと思い
先回りした言葉かけをすると、子どもと人間関係をこわすだけでなく
自律する機会を奪ってしまいます。
もうできていることを無意識に繰り返している場合、
それが「今やるべきこと」なのか、確認してみてください。
生徒が自律的に取り組めるのであれば、その分のエネルギーや
時間を別の課題に振り分けることが可能です。
たとえば、掃除ができているのなら、さらにその時間にプラスアルファを
求めるとか、他の場所を手伝いに行く時間に変えるなど、
工夫次第で子どもの本来の力を引きだせることは多くあるはずです。

2. 「他の方法や活動に置き換えられないか?」

教育現場では、指導方法やアプローチも変わりつつあります。
今のルールや活動が他に代替可能で、より効果的な手法があるとしたら、
新しいものに変えて効率的にするといいと思います。
例えば、かけ算九九を担任が子ども達が全員出来るまでチェックする
というのが昔ありましたが、その後、職員室の先生方に聞いてもらう→
地域の人に聞いてもらう→ と、来て現在はタブレットで
動画をとってくるというようになりました。
また、宿題にしていたものを授業の終わり5分で適応題としてやったり
暗唱をやめて、初見の文章を音読させる学校も出始めました。
活動の目的が時代とともに変わってきたものについては
当然変えていくべきだと思うのですが
目的が変わっていなかったとしても、取り組み方を変えることは
子ども達にとっても教師にとってもいい方向に行くことが
多いように思います。
何も考えずに継続するのではなく、変化をさせましょう。

3. 「本当にそんなに時間がかかるのか?」

学級の活動や日々の指導で、意外と時間を取られていることに
気づくことはありませんか?
たとえば、朝のHRや掃除時間など、思いのほか時間がかかっている場合、
どうしてその時間がかかるのかを一度考えてみてください。
手間がかかるからといって、必ずしもそれが
「必要な時間」であるとは限りません。

「この5分、何をしているのか」「この作業、本当に必要か?」といった
視点で見直すと、意外と無駄な時間を発見できるかもしれません。
また、日直や当番の生徒に任せる範囲を増やすことで、
学級の運営自体がもっとスムーズになることもあります。
また単純に教師の見立てが甘く、教師の予想よりも伸びていたなんてことは
よくあります。
これの解決策としては子ども自身に活動前にどれくらいかかりそうか聞くことだと思います。

4. 「自分が安心するためにやっていないか?」

これは教師であれば誰しもが共感できる点ではないでしょうか。
授業や学級運営において、「こうしていないと気が済まない」
という感覚は、自分の安心感のために行っていることが
多いかもしれません。
しかし、生徒にとって本当に意味のある活動でしょうか?
たとえば、毎朝のルーチンや授業前の細かい注意事項が、
実は生徒にとっては負担だったり、逆に集中を妨げる要因に
なっていることもあります。

教師である私たちは、「教えなければならない」責任感から、
つい自分の安心感を優先しがちです。
しかし、そこで一歩引いて、生徒が「本当に必要としていること」に
意識を向けることで、授業や学級運営の質はさらに向上します。


これらの問いは、忙しい毎日の中で「立ち止まる」
きっかけを与えてくれるものです。
新しいことを試すのはエネルギーが要ることですが、
学級全体の運営や授業の質にポジティブな影響をもたらす可能性が
ほんとうにたくさんあります。
折り返し地点を迎えた今こそ、後半に向けてのリフレッシュと
調整を行い、より充実した学級運営を目指しましょう。

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