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職員会の企画の仕方を改善して無敵になる。
こんばんは、最近やたらと職員会で企画を立てるように言われている私です。中には昨年まで教頭がやっていたようなものもあって、納得できない時もあるんですが、それを上手いことやると信頼がひとつ増えて、いろんな場面で物が言いやすくなるので、今は損な時なのかなと思いやっています。
さて、職員会で企画を通すのは、多くの人にとって難しく感じるかもしれません。特に、自分の「やりたいこと」を提案する場合、他の職員の賛同を得られず、不採用になってしまうことも少なくありません。しかし、「企画を通すこと」そのものを目的とし、みんなにとって有益なアイデアを考えることで、精神的な負担を軽減しながら、効果的な提案ができるようになります。今日はそのための具体的なポイントを解説します。
1. 「通りやすい」企画を目指す理由
職員会で企画が通らないと、時間と労力が無駄になるだけでなく、自分自身のモチベーションも下がりがちです。そこで大切なのは、自分のやりたいことを前面に出すのではなく、職員会で「通りやすい」企画を考えることです。
これは、自分が妥協するという意味ではありません。むしろ、「自分のやりたいこと」と「他の職員や子どもたちが必要としていること」をつなげる努力です。こうしたプロセスを通じて、職場での信頼感が高まり、徐々に提案が通りやすくなります。
ポイントは次の通りです:
職員が抱えるニーズや課題を把握する。
子どもたちや施設全体にとってのメリットを強調する。
自分の個人的な希望を提案に盛り込みすぎない。
2. 提案の準備:企画を具体的にイメージする
提案を成功させる第一歩は、自分の企画がどんなものなのかをしっかりとイメージすることです。これは、曖昧なアイデアではなく、具体的で現実的なプランを提示するための重要な作業です。以下の点を整理しましょう:
1) 期間と参加者の範囲
この企画はどれくらいの期間で実行可能か?
どの職員が関与し、どのくらいの負担が発生するのか?
子どもたち全体が対象か、それとも特定のグループだけが参加するものか?
企画の規模や期間を具体的に説明できると、職員は全体像を理解しやすくなります。
2) 職員のニーズを調べる
職員会に提案する前に、職員が何を求めているのかを確認することが重要です。以下の方法を試してみましょう:
日常会話や雑談を通じて、職員が直面している課題や不満を聞き出す。
過去に行われた企画について、どんな感想や改善点があったのかを調査する。
職員会の議題や方向性を観察し、それに沿った提案を考える。
職員が抱える「解決したい問題」に寄り添った企画ほど通りやすくなります。
3) 子どもたちへのメリットも考慮する
職員にとっての利点だけでなく、子どもたちにどのような良い影響を与えるのかも重要です。職員会では、職員のメリットと子どものメリットが重なる企画が特に強い説得力を持ちます。
子どもの成長や学びに繋がる活動。
全員が楽しめる内容や、特定のスキルを伸ばすもの。
子どもたちの保護者にも良い印象を与えられる内容。
例えば、「子どもたちが日常的に使えるICTスキルを学べる体験事業」は、職員にも子どもにも喜ばれやすいです。
3. 企画を通すための鍵:なぜ今やる必要があるのかを伝える
企画を職員会で採用してもらうためには、その企画が「今」必要である理由を明確にすることが不可欠です。タイミングの重要性を示すことで、説得力が増します。
季節や行事との関連性を説明する(例:夏休みに向けてのイベント企画)。
現在の課題にどう応えるかを具体的に示す(例:職員の負担軽減や子どもたちの問題行動の改善)。
今この企画を逃すと、どのような機会損失があるのかを強調する。
「なぜ今なのか」を伝えることで、企画の優先度が上がり、他の提案よりも採用されやすくなります。
4. 信頼を積み上げるプロセス
通りやすい企画を継続して提案し続けると、徐々に職員会での信頼感が生まれます。これは大きな利点ですが、同時に注意が必要です。
信頼があるからといって、自分本位な提案をしないこと。
常に「職員や子どもたちのために」という視点を持ち続けること。
もし信頼を基に自己中心的な企画を提案してしまうと、それまで築いてきた信頼を失いかねません。どんなときも、みんなのためになる提案を優先しましょう。
企画を通すための基本ステップ
目的を明確にする
職員や子どもたちのニーズに基づいたアイデアを考える。
具体的なイメージを作る
期間、参加者、メリットなどを整理し、実現可能性を示す。
タイミングの重要性を伝える
今やるべき理由を説明することで、企画の緊急性を高める。
信頼を積み重ねる
通りやすい企画を繰り返し提案し、職員会での評価を高める。
初心を忘れない
いつでも「みんなのために」という視点を持ち続ける。
企画を通すこと自体がゴールではありません。職員や子どもたちがその企画を通じてどれだけメリットを享受できるかを考え続けることが大切です。その姿勢が、より良い職場環境を築き、今度また企画する時に、非常に提案しやすいムードができると思います。企画ぜひ工夫してみてください。