上手な「並」の先生は、この時期は「めあて」と「まとめ」 が連動しているかを確認する。

皆様こんばんは いかがお過ごしでしょうか?
うちの学校は運動会が終わって2週間が経ち
調子悪かった子たちもだんだん調子が戻ってきたようです。
ここから遠足というわけではないですが
校外学習に出かける学年がいくらかあるので
また忙しい時期に突入するのですが
それでも子どもたちは楽しそうですし
教員 もまた 再スタート という感じです。

さて 6月に入ったので 4月 当初 いろいろ 子どもたちに
配慮したり集団ができるまでは ということでセーブしたところが
あったと思います。
しかし、 6月に入りセーブしてたものを少し減らし
1つずつ 本来の なってほしい姿に近づけていく時期になりました。

その中でも上手な「並」の先生は授業について
考えておられることが多いです。
今回は上手な「並」の先生は授業の中でも この時期は
「めあて」と「まとめ」について 細かく見ておられるようです。
今日はそんな話をします。

めあてと問題が一緒になってないか確認する

ノートを取ったり黒板に書いたりする時に
めあてを書くことがあると思います。
ところが この目当て ちょっと気をつけないと
問題をそのまま繰り返してるだけのめあてがあったりします。
実は 教科書にもそのようなところがあったりするので
この時間に本質的に何を学ぶのかというところを
確認する必要があります。
上手な「並」の先生は些細なことですがその辺にこだわられます。
なぜかというと、特に低学年に見られるのですが
一般化できるめあてでないと何かが 実質同じことをするような
めあてだとしてもそれが同じものだとして捉えられなくなるからです。
だからどんな時でも使えるような言い方をする
めあてを 求めるためにも問題とめあては明確に分けられます。

問題と目当てが重ならないような展開例

例えば2年生の足し算の筆算の授業があったとします。
問題では「38+24を筆算でしましょう。」
というようなものがあったとして
ここで何も考えないとめあては「38+24の筆算のやり方を説明できる。」
というようなめあてになると思います。
しかしこれで行くと38+24 以外の 計算の時に
賢い子はある程度 気付くのですが
あまり勉強が得意ではない子が
これを応用して使うというような発想になりません。

そこで 上手な先生はめあてに「足し算の筆算のやり方を説明できる。」
という風にされます。
これであれば 一般的に足し算 だったら同じ形を取ればいいんだ
というような発想になります。

意外に高学年でも、より問題に近い形にしてしまうと
他の問題になった時に 応用が効かないこともあります。
そのため 一般化できるようなめあてをされる方が良いと思います。

目当てとまとめが リンクしているか

これは子供にも教師にも言えることなのですが
目当てとまとめがそれぞれ独立していて
繋がってないことが多くあります。
しかしながら めあてではなってほしい姿を上げており
まとめ では そのなって欲しい姿とはどういうことなのかを
まとめなければいけないはずです。
上手な波の先生はそこがリンクしているかどうかをまず確認されます。

子供の場合でも同じようなことが言えて
自分がなりたい姿をめあてで確認して 本来であると
そのためにはこんなことをしなければいけないということが
まとめ になければいけないのですが
子どもたちはめあて を1回読むだけではなかなか
自分が何をすればいいのかという雰囲気がつきません。
そのため 授業の中の たくさんの場面で
「今日のめあては何をしてますか?」などというように
意識させる必要があります。
これがうまくいっていれば まとめの時におのずと
目当ての言葉に対する答えがまとめに来るという風に
言わなくてもなると思います。
取り組む側としてはこの辺りを意識しなければいけません。

また教える側の 授業構成の際にも目当ては何なのか
そしてそれを達成するべく子どもの気づきがある場面は
どこなのかというのを最初に確認しておくと
ある程度 授業がうまく流れたり子どもたちの発言や活動が
活発化すると思います。

たくさんのことがあると思うのですが
それをうまくまとめきれませんで
今回はこの辺で終わらしてやってください。
感覚的な部分も多いのですがめあてとまとめが
一緒になると ものすごく子どもたちにとっても
教員にとってもプラスになるものが多いと思います。
上手な「並」の先生はこの辺も気をつけて生活されているようです。

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