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Taylor 314CEにDR DragonSkinを張ってみたら
こんにちは。
現在私が唯一所有しているアコースティックギター、Taylor314CE V-classの弦交換にまつわるエピソードを一つ話したいと思います。
先日、某全国チェーンの楽器屋に行ったときの出来事。
いつものごとく、楽器を見ていると声をかけられるのでこんな会話をしました。
私「Taylorのギター使っててその弦を今日は買いに来たんですよ。」
店員「Taylorだと標準でエリクサーのNanowebが貼ってありますよね。実は最近話題のDRっていう弦知ってますか?コーティング弦なのに自然なタッチでしかもエリクサーより安いんですよ。そしてこのDRはすべてハンドメイドで・・・」
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ふむふむ、聞く分にはとてもいいことずくめじゃあないか。
この後
”エリクサーと違って紙ではなく、ビニールで密閉包装されている”
”最近はエリクサーからこっちに流れている人も多い”
そんなに良いのか。
じゃあ絶対今までより良くなるの確定みたいなもんじゃん!
私はパッケージを手にレジに並び、無事に購入しました。
結果
私のギターには合いませんでした。
弦を交換してチューニング中に、なんだか6弦がボヤって聞こえるなあと思っていましたがすべてチューニングして初めてコードを鳴らしたときまず感じたことは
「あれ、こんなに音小さかったっけ?」
音が引っ込んでしまった。
”張り替えたばかりだから馴染んでないのかな?”
”最近あんまり弾いてなかったから感覚おかしくなったのかな?”
否、そんなわけがない。
毎度弦を交換した直後に鳴らすコードは至高。
一番きれいに音が鳴るはずなのである。
にもかかわらず違和感を感じるということはそれはもう変えた弦に問題があるに決まっている。
実際に聞いていただければわかると思うのですが
ほぼ同じ場所で録音を行いこれだけの差が出ます。
スマホをおいて録音したためノイズが多いですが特に低音弦の響きに注目すると違いが明瞭ではないでしょうか。
正直変えて後悔しました。
店員さんは悪くないけどうまく乗せられてしまったなと、、
そもそもゲージが若干違います。(DRは12-54、Elixirは12-53)
これからは標準で貼ってあるエリクサーの弦を張ります。
ちなみに、Taylor 314CE v-classの購入時に張られている標準弦は
Elixir Phosphor Bronze Lightです。
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良かった点もある
ここまでだとDRの批判みたいになってしまうので良かった点も挙げようと思う。
ただ長く使用していないので今のところ感じたことで一点だけ。それは
”スクラッチノイズが出ること”
だけです。
一般的にスクラッチノイズって良いものなのか悪いものなのかは一旦置いといて。
長年エリクサーを使っていた私にとってはこのスクラッチノイズの大きさにはちょっと感動しました。
というのもエリクサーはコーティングのせいかかなりつるつるの手触りのため弦を移動させてもスクラッチノイズは少ないんですよね。
個人的にはアコギでスクラッチノイズが出ることはかっこいいと思っている派なので非常にいい経験ができたなと思っています。
その後の話
弦を張り替えて2週間が経過して新たに分かったことがありました。
それが
”弦の寿命、もしかしたらエリクサーより短いかも”
なぜ語尾がかもになったかは後で話すことにします。
実はこの記事を書いてる日の2日後に結婚式での余興でギター伴奏するという重大な任務を背負っているためギターの練習のため再びギターを手に取ったら、さらに音がこもっている、、全然抜けない、、、ダメじゃん。
なんかスクラッチノイズも小さくなっちゃったし、、
これは困りました。急遽これからエリクサーの弦を購入しに近所の某楽器店に行こうと思います。
使ってみないとわからないことだったけど結果的に安物買いの銭失いに、、
残念。
そして、なぜ短いかもと断定しなかったかというと、私は練習後にGHSのファストフレットを弦に塗布しています。
エリクサーではさらに長寿命になる画期的なアイテムでしたがもしかしたらこれが何らかの因果で逆に寿命を縮めてしまったのかな、、と推察したためです。
まとめ
エレキギターに比べアコースティックギターは弦の特徴が著しく現れます。
私の場合はDRの弦は相性が悪かったけど相性が悪いことが分かったことは大きな成果でしょう。
成果を得るために失敗はつきものです。
もしかしたら別の弦ならエリクサーよりも相性が良い!というものがあるかもしれませんよね。
ぜひ皆さんもたくさん試行錯誤と失敗を繰り返してこれからの素敵なギターライフを過ごされてみてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございました。