![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171645881/rectangle_large_type_2_682b1c9922d54b6d934b145494a5e6c6.png?width=1200)
「『先生じゃない』仕事をしている、学校の大人たち」の見える化イコール、地域サービスでは?
数え上げると、結構な多さ
学校には、子どもたち(児童・生徒)がやってくる。
子どもたちが登校から下校までの時間、教室で対面するのは、先生。
クラス担任として、あるいは授業者(担任・専科教員)として。
そうだ、忘れてはいけない、保健室には保健の先生(養護教諭)がいる。
校長室には校長先生がいて、職員室には教頭(副校長)先生がいる。
ざっくり言うと
「学校は、児童・生徒と先生(担任・専科・管理職)がいるところ。」
一般的には、だいたい、この理解(イメージ)が浸透していると思うんです。
一般的=自身の生活に、学校との関わりが強くないみなさんの思うところの。
教育学部系の学生や、PTA活動で学校によく来られる方などもっと詳しい方は、
「いやいや、学校には、もっといろんな職の方がいらっしゃるはずです!」
と、認識してくださっているかも。
タイトルに、「先生じゃない」仕事をしている、学校の大人たちと書いた。
ここでは、狭い意味というか、いわゆる正規教員以外の職としてみる。
もちろん、以下に挙げる職の方も、授業者になって教壇に立てば子どもたちの目には「先生」である。
また、「学校全体で子どもたちを育てていく」という理念や哲学にのっとれば、学校の大人たちは誰もが先生の役割を帯びると思うし、個人的にもその考え方を支持する。ですが、ここではその理念・哲学はいったん置くことにします。
以上に基づいて『先生じゃない』仕事をしている、学校の大人たちを挙げると。
1.教室に入る大人たち
・時間講師
・学力サポート員
・理科実験助手
・ALT(外国語指導助手)
・ICT支援員
・生活支援員
・部活動外部指導スタッフ
ほか(抜けにお気づきの方は、ぜひコメントでお教えください!)
2.教室に入らない大人たち(原則的に。時折入ることもある)
・栄養士の職
・県費負担事務職員
・事務職のサポート職
・教頭(副校長)サポート職
・教材作成などのサポート職
・スクールカウンセラー
・悩み事相談員
・スクールソーシャルワーカー
・学校管理・用務業務の職
・通学路の登下校見守り・誘導の職
・給食調理の職
・時間外の警備等、施設管理の職
ほか
と、職の種類はゆうに20種類に迫る。
ここに、
「・PTA活動をする保護者」
「・校内巡回の保護者ボランティア」
「・大学生ボランティア」
「・教育実習生」
「・プール指導員アルバイト」
「・修学旅行指導員アルバイト」
「・保険事務補助アルバイト(就学時健診や健康診断時)」
と挙げていくと、少なくとも25種までに積み上がる。
あまり知られて(紹介されて)いない現状って、どうなのだろう?
校内では……、まったくスルーではない
校内では、年度の初めに教職員やスタッフ向けに「教職員組織」とか「教職員一覧表」のような資料が、出る学校も多いはず。
そこでも、全ての職種が網羅されていることはなかなかないだろうけれど、おおむねであれば表示される。
ただし、「各職の概要の口頭紹介」みたいなところは、4月当初の年度内もっとも慌ただしいこの時期、なかなかされないだろう。
時間的余裕がないのと、もしかしたら管理職や教務主任が説明に重要性を感じないから、かもしれない。
ついでに、上記資料にも、A4一枚におさめたければ、説明欄を設けられる紙幅がないかもしれない。
学校の外部向けに説明がもしあれば、各所に対して有用・便利なはず
お住まいの県、あるいは市の教育委員会のホームページに、掲載があるだろうか?
私の住む県教委、そして市教委のHP。
どちらも探してみたが、見当たなかった。
もし「職種名」と「主な役割・業務」のたった二つでいいので、掲載があれば、
以下に示すような方々にとって、有用・便利なんじゃないかなと思う。
アルバイトやパート先(会計年度食含む)として、学校で働くことを考えてくださっている方
新しくPTA活動で学校に浅からず関わることになった方
講師派遣事業(「出前授業」)などで、学校に来てくださることになった方
情報があることで、実際の来校時に各職員が掛けて(つけて)いるネームプレートを見て、「ああ、この職の方なんですね」と理解していただくとか、勤務のイメージが湧きやすくなるとか、実際的なメリットが大きい気がしている。
「防犯上、具体的には不審者侵入の未然防止のための声の掛け合い」
という面においても、職名がわかっていることで認識や声かけがしやすい。
例えば、PTAさんが校内巡視(パトロール)をしてくださっている場合などだ。
そう考えると、児童・生徒の安心・安全面でもメリットが大きい。
地域サービスの一環として、校内で働く人たちの情報、発出していいと思う。
シンプルで基本的な情報として、「各校個別努力じゃなく、斉一的に」がよいような……(チラッ)
参考まで①
文科省資料(なにかの作業グループ分科会などの資料っぽい)
↓「学校に置かれる主な職の職務等について」
こんな本も出版されていると、調べていて知った(記事執筆時点で未読。読んでみたい!)
『しごと場見学! 学校で働く人たち[デジタルプリント版]』
PTAさんたちが、広報活動として学校広報誌を作成してくださる場合があり、その際に「教職員・スタッフさん・PTA役員紹介号」として顔写真入りの氏名・職名・一言などが掲載された紙資料を配布くださることもある。
大変有用でありがたい資料だ。
ただ、昨今、PTA活動も変化(具体的に言うと縮小)傾向にある。
「これ頼み」は、よいことではない。
また、もちろん、ホームページ公開するなら顔写真や氏名は外し、シンプルに「職種名」と「主な役割・業務」、このたったふたつで十分だ。
各学校運営側の個別努力で情報発出をやる(例 毎年4月に学校ホームページ掲載)のも、また違うと思う。
なので……(もじもじ)
各学校よりも上位のレベルで、やっていただけたら、ありがたいのですが……(願望)
同じ自治体の範囲内であれば、雇用できる職種が無限に想定されるとはならない(ばらつかない)はず。
もちろん、学校によって発令(配置)や雇用の有無での違いはあるので、マックスで示し、「※一例」としておく。
まあ難しく考え出すと、「この情報掲載が、組合との調整案件になりかねず、面倒だから手を出されず放置さているのかも?(実情は一切知らないですが)」とか大人の難しさが存在するのかもで、言うのもためらわれるのですが……
まとまった規模で、斉一的に、情報が出れば便利だなーとは思います!以上!