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インドの電車

こんばんは。
インドへ来てもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。
ハエが体に留まっていても気にならなくなりました。
人の適応能力ってすごいですね。

さて、本日はインドの電車についてお話します。


「インドの電車」というと思い浮かべるのが、ドアから人がはみ出るほどの満員電車!
そう。まさにそのイメージそのものです。
というかドアは常に開きっぱなしです。閉まる(正確に言うと、自分で閉める)時は、大量の雨が降っている時くらいです。
その開放的なドアから人がはみ出ています。はみ出た状態で電車が走っているのです。ホームドアはもちろんありませんし、発車前に「駆け込み乗車ご遠慮ください!」なんて言う車掌さんもいません。
電車が出発しながら人が乗り込みます。
電車が止まる前に人が降りて行きます。


開放的なドア

次に特徴的なことは、女性専用車両があるところです。

こちらは日本もありますね。
日本と違うところは、インド人女性のほとんどが女性専用車両に乗りところでしょうか。それ以外の車両に乗ろうとすると周りにいるインド人が、女性専用車両をすごいスピードで教えてくれて、そちらに乗れと合図してきます。
インドで女性の一人歩きは危険なのだそう。さらに、外国人である私は特にリスクが高いので、絶対に女性専用車両以外には乗るなと友人に諭されました。
国が違えば文化もマナーも違う。
改めて、自分が外国人なのだと感じました。

ちなみに、ムンバイの電車では車内販売があります。
スナックやアクセサリー、お花などバラエティに富み、なかなか楽しいです。
買う人などいるのかと思って見ていたのですが、結構な確率で皆何かしらを購入しています。小腹が空いた時のスナックはちょうど良きです。

3つ目は行き先が分かりづらい、と言うこと。

こちらが曲者なんです。電光掲示板には行き先2文字のみ。頭文字ではありません。
自分が降りたい電車は、どこ行きに乗れば良いか覚えておかなければなりません。
さらに、電光掲示板に表示されている2文字がどこ行きなのかをすぐに判断できないといけないのです。
東京よりもはるかに少ない路線、乗り換えなんぞ簡単!
とは行かないのが面白いところ。乗り換え2回なんてしようものならぐったりです。
そんな時は、駅の売店でサモサなどのスナックをつまみながら気長に行きます。
おかげでインドへ来てせっかちな性格が改善しました。
5分の遅刻など遅刻に入りません。授業には、10分前にホステルを出て、5分遅刻で出席します。誰も気にしませんし、自分も罪悪感などほぼゼロ!

行き先表示は2文字のみ。
たいていの電車は遅延しています。


最後は、電車のチケットについて。

駅の券売窓口で切符を購入します。行き先、片道or往復、枚数を指定し、支払います。こちらがものすごい行列で。最寄駅では、たいがい1つの窓口しか開いていないです。
そりゃ、混みますよね。切符を購入するのに10分は待ちます。
金額は10〜20Rupeeほど。
往復で購入した方が片道よりも5Rupeeくらいは安いです。
さらに、帰りの駅で窓口に並ばずに済みます。
駅には券売機があり、支払いは電子決済だそう。Google Payだと聞きましたが、インドの銀行口座がなくても使えるのかしら?次の週末までに調べてみます。
使えたら便利ですもんね。

ちなみに改札はないので切符を購入しなくとも電車に乗れるのですが、駅で抜き打ちチェックをされることがありますのでご注意を。
もし違う駅で降りていたり、切符を購入していないと500Rupee以上の罰金を要求されます。去年、旅行で訪れた際に運悪く当たりました。
違う駅で降りたところを見つかったのです。
通常だと10〜20Rupeeのところ、500Rupee以上。
今思い返しても泣けてきます。

左が電車の切符。往復チケット(Return)40Rupee
右はバスのチケット。11Rupee(数字は読めません)


電車に乗るのもバスに乗るのもひと苦労。
買い物をするのもひと苦労。
その国の文化を知り、理解するのも時間が必要。

外国で外国人として生きることは、自分で自分の身を守ること、そしてその国や人へのリスペクトと感謝を常に持っていること。
これから先、どんなに長く生活しようと忘れずに。

ムンバイのターミナル駅。CST。
この街が好きな理由の一つ、建物が美しいこと。

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