エコロジー的思考を読む(その他)


立花氏の本を読んだ。

SDGsの掛け声や炭酸ガスビジネスや党派性にとらわれない80年代的な、ある意味自由な書き方をしていた。

いまはSDGsや炭酸ガスの掛け声や看板の方がうるさい。

氏は、難しい内容を初心者にも分かりやすいように、いちから基本の道理を示してくれる。

たぶん、中学生くらいでも、その気になれば読めると思う。

特に、生態学からみた自然、人間からでは無い視点が、自然界全体でどのように動いているか?がわかる。

要は自然界を軸にして、物事を見るのだ。

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いまは、SDGsに楯突いたり疑問をも持てない雰囲気があり、その完璧さや完璧な正論が思考停止しているのではないか?とも思う。

正しいほうに向かうのは正しい。

しかし、その正しさに対して、少しでも疑問を挟んだ方が、いつの間にか脱線していた、というのが防げる気もする。

氏の考えるエコロジーは、いまでは時代遅れのように思えるが、読んでいて十分考える余裕を与えてくれるし、学問的な方向性を示してくれる。

炭酸ガス、ごみ、水質汚濁、プラスチック、食物連鎖、エネルギー循環など、歴史修正主義はおろか、環境修正主義にも陥らない、考え方がある。

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