抑うつ的人間
落ち込むと頭や体がグニャリと歪んだ感じに教わるれる。
不安が高じたり、パニックになりそうだったりして、自分自身が嫌になる。
もちろん、いまが酷く後で回復するだろうと思いたいが、体にまとわりつく閉塞感が、魂の深部まで入り込む。
いや、これは破壊衝動か?
いや、魂の孤独なのか?
何かが足りなさそうで、それが一体何なのか?が分からない。
目に見えないもがき、苦しみが、頭の中を這い回る。
自分にしか分からない、いつも通りに回る世界を横目に泥の中から出られない、その場に縛り付けられた身体は、明るい世界にある死体置き場だ。