おかしいことは下手でも表現する


むかし、村上春樹は「世の中はおかしいと思う感覚は間違いでは無い…云々」と言っていた。

いや、正常な感覚か?
覚えていない。

どうも、正しそうな意見に追随しがちな風潮な中で、自分なりにおかしいと思う考えは、持っていて損は無い。

たとえば、数億を横領して賭博に使った、あの通訳は明らかにおかしい。

かといって、それをギャンブル依存症だと、強く説明したりするのも、おかしい。

複雑化したり、高度化した世の中では、標準的な感覚が通用しないことが、しばしばある。

数億という、庶民からすれば天文学的な数字は、実感が湧かないし、雲上人のやることだから、と片してしまう。

それと、同時に為政者の莫大な裏金の問題もあるわけだ。

真っ当に考えれば、内閣解散や政治がひっくり返る事態なのに、時代が妙に「許されたり」、フリーダムな雰囲気があるため、あんな問題が出てきても、ズルズルいってしまう。

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