今になって分かること(未来編)
むかし、鉄道会社に行った知人を思い出す。
筋金入りの鉄ヲタだったし、もちろん私よりも頭良かったから、正直凄いと思っていた。
けど、暫くして…当時不況の煽りを受けたのだろう。
いくら真面目にやっても報われない、下働きばかりだ、と愚痴をこぼしていた。
確か鉄道の専門学校があると聞く。
しかし、それだって入れる確率を上げるためであって、確実に入れるか分からない。
聞く限り下働きでも、ちゃんとやっていたのだろう。
普段の趣味への没頭具合は凄まじく、何から何まで知っている始末だった。
巷には「なりたい職業」みたいな若い子向けの書籍がある。
いまは色んなことが大変だ。
COVIDとか、不況だとか、中高年でも職が安定しないとか、パワハラとか、何が起きるか分からない。
私などは、それよりも生きやすくやりやすい道を選んだ方がいいんじゃないか?と思ったりする。
ちなみに、書籍を見たり、吟味している時点で、余裕ある階層と言えなくないだろうが。
下級クラスの学校なんかは、ハクを付けるためにあったんじゃないか?と、今では思う。
要は若い頃のオマケであり、思い出だ。
教育じたい投資というのが、分かってしまっているし、何に向いているというか、大人世界では如何に儲けられるか?に重点が置かれている。
これが、たぶん、子供をレールを乗せるという事なんだろう。
選別の雰囲気が激しく、何かなるにしても、優れていなくてはならないというのが、強く感じる。
学校の教官でも、色んなのがいていいはずなんだけど、同僚同士の利害関係とか、ズボラなのから居なくなるとか、若い子だってよく見ているだろうし、そんな窮屈なのが世の中に出ればだろうと分かるんじゃないか。