安い万年筆はどこいった(ほか)
少しまえに百均で安い万年筆があった。
いまは見てないから分からない。
外用に2本持っていたが、すぐ壊してダメにした。
インク漏れが広がり大被害にならず幸いだった。
そもそも、万年筆というと文筆家や作家のイメージがある。
もちろん、文章を書かない者でも、仕事で使うのが粋な感じがしたが、いまはどうやらスマホになっているし、万年筆を使っているだけで、生きた文化遺産とか、化石とまで揶揄される。
子供も学校くらいで字を描くくらいだろう。
大人だってスマホやパソコンだ。
何より、書いたものを転送したり、共有できないのが、鉛筆、ボールペン時代のネックであった。
まして、他所の他人の字など汚ければ、解読するだけで、2-3時間のエネルギーは取られる。
明朝体やMSゴシックで、統一された文字というだけで、ミミズの這った文字のストレスから、解放されている。
しかし、書道がそうだろう。
落ち着いてものを書き、それが作品になるのだから、字体もバカにはできない。
字にも個性が出ると言うが、落ち着きのない字は、書いてる者も落ち着きがない。
または、身体を動かしている方がいいタイプだ。
ミミズの這った文字からも、書いた主(ぬし)の静動が分かるのだから、字を書くのは侮れないのだ。