Ae 1レイヤーでグリッド線、ガイド線
今回は、作ったら何かと便利かもしれないワンレイヤーでガイド線やグリッドを自力で作る方法を解説します。コンポジションの大きさを参照して作るため、コンポジションのサイズを変えても大丈夫なグリッド線です。なにかと使いやすいかと思います。(もしかしたら、すでにあるかもしれませんが...)
エフェクトのグリッドもあるのですが、個人的に使いづらいと感じるシーンもある為作ってみようと思いました。
では、さっそく解説していこうと思います。
コンポジションを作成(設定はなんでもOK)
①長方形ツールをダブルクリックでコンポジションサイズのシェイプレイヤーを作成。
②エフェクト⇒エクスプレッション制御⇒スライダー制御、カラー制御を適応。
③スライダー制御をCtrl(command)+Dで複製。
④適応したエフェクトをそれぞれEnterキーでリネーム。
<fx> Count (グリッドの数を制御する為)
<fx> Stroke (グリッド線幅を制御)
<fx> Color (グリッドの色を制御)
名前は、あくまで便宜上のものなので好きにつけていただいて大丈夫です。
念のため、CountとStrokeがスライダー制御、Colorがカラー制御のエフェクトです。
ここまでが下準備!次からは、ガイド線を本格的に作成していきます。
まずは、横の線。
①コンテンツ⇒長方形1⇒長方形パスのサイズのストップウォッチをAlt(option)を押しながら左クリックでエクスプレッションを適応。
[thisComp.width,effect("Stroke")("スライダー")] と記述。
※1thisComp.width, の記入後にエクスプレッションピックウィップをエフェクトのコントロールパネルのCountのスライダーの項目に引っ張った方が効率的です。
また、thisComp.widthとかの扱い方はこちらのサイトが分かりやすいのでリンクをはっておきます。
https://everydayskillshare.jp/2019/06/05/after-effects-%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%82%A4/
②長方形1⇒トランスフォーム長方形1を開く。
位置のストップウォッチをAlt(option)を押しながら左クリックでエクスプレッションを適応。
[0,-thisComp.height/2] と記述。
③追加⇒リピーターを追加。
まず、コンテンツ⇒長方形1⇒リピーター⇒コピー数をエフェクトのCountと紐づけます。
プロパティピックウィップをエフェクトコントロールパネルのCountへ引っ張り+1する。
effect("Count")("スライダー")+1
別に+1はしなくてもガイド線はできますが、+ 1てした方がグリッドを作るとき等、のちに便利なのでこのようにしています。
④リピーターのトランスフォーム項目を開く。
位置のプロパティにエクスプレッション適応。
[0,thisComp.height/effect("Count")("スライダー")] と記述。
⑤長方形1⇒塗り1⇒カラーに
ウィップをエフェクトコントロールパネルのColorと紐づける。
⑥長方形1をリネーム(Enterで)でBesideとかにしておく。
次に縦の線も同様に作成していきます。
①コンテンツ⇒BesideをCtrl(Command)+Dで複製。
複製した方をVerticalなどにリネーム。
②コンテンツ⇒Verticalの中の
・サイズのエクスプレッションを
[effect("Stroke")("スライダー"),thisComp.height] に記述しなおす。
・トランスフォームVerticalの位置の項目のエクスプレッションを
[-thisComp.width/2,0] に記述しなおす。
ここまでで一通り完成です。
最後にアニメーションプリセット化していきます。
①コンテンツのbesideとVerticalとエフェクトコントロールパネルの3つのエフェクトを選択した状態で
エフェクト&プリセット所にある 三 をクリックアニメーションプリセットを保存で任意の名前をつけて完了。
※アニメーションプリセットに関する詳しい説明はこちら動画がわかりやすいので気になる方は参考にすると勉強になると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=xsXJ7Q-_fCk&t=297s
以上です。実験的にチュートリアル記事を書いてみることにしました。今回の方法がただしいとは限らないので参考にするかは各自判断に任せます。分かりにくいところ、間違っているところがあれば教えてください。
今後、ワンレイヤーで出来るトランジション、今回のいろいろ項目を増やしたバージョン等のチュートリアル記事や勉強したこと知識共有をしていけたらなと思っています。応援の程よろしくお願いします。
サンプルデータ等は有料させていただきます。(記事を書いたご褒美代がほしいです。餌付けお願いします。)※サンプルデータを購入しなくても記事をみれば同じものが作れるので安心してください。メンドクサイとか思う方は、ご購入ください。
サンプルデータ
①個人、商用利用は可。自己責任でお願いします。
②報告、改変はご自由に。
③バージョンは基本最新のもの。
④再販売等は禁止です。
⑤レイヤー順や名前が記事と異なる場合がある為。(使用しやすいように改変しているため。)
今回のバージョンは、2022,2023を用意しています。
ffxデータとAepファイルが含まれています。もし、ffxが使えない場合はAepファイルのデータを用いてプリセットか化してください。
ffxデータは、Adobe⇒Aftereffects20●●⇒User Presetの所に入れれば使用可能です。(ネットで調べると使い方出てくると思います、)
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