【小学校受験】体操の苦手な5歳男子には何が足りなかったか【お受験】
お受験生活開始当初、私は体操を完全にナメていました。
保育園でも朝から晩までさんざっぱら体を動かしてるし、息子はわりと指示も間違えずに聞けるから、なんとかなるだろうと思っていたのです。
しかし甘かった。甘かったです。
見落とし①:子供は慣れていると自信を持てる。不慣れだと覇気がなくなる。
昨今、お受験の体操は技能そのものよりも行動観察的な観点で考査が行われるようになってきた・・・と言われていますが、確かにそうなんだろうとは思いますが、そんなの、子供にとっては関係無いのです。
周りに比べて自分がうまくできてないことや素早く反応できていないことなどが幼いながらに分かるので、そこで自信を持てなくなってしまい、そうなると、全体的にオドオドした感じになってしまうんです。
オドオドしないお子さんもいらっしゃいますけどね(笑)ちょっとは気にせんのかいwって突っ込みたくなるような朗らかなお子さんw
でも愚息はもうちょっと人並みにナイーブでした。
なので、本人が自信を持てるようになるためにも、お受験体操に慣れることは必要だったんです。
見落とし②:できないことは分かったが、なんでできないかが分からない。
というわけで。兎にも角にもお受験の体操のクラスに低い頻度ながら通ったのですが、何度か通ううちに、根本的に愚息に欠けていることに気付きました。
それは・・・体幹です。
ちなみに、お教室では「体幹を鍛えましょう」みたいな指導はされませんでした。(できてて当然なのかもしれず、うちが論外だっただけかもしれないですが。)
いくつかの体操教室に行きましたが、「こっちの足を出している間にこっちの足を」「このタイミングでは腰を下げて」という具合にとても具体的なコメントはいただけるものの、それを可能にする体づくりをどうすればいいのか、というのはモヤついたまま。
結局、何度か体操のクラスでモタつく愚息をマジマジと目で追ってみて「ああ、つまり、体幹だね?」と気付きました。
小手先でドリブルやら遠投やら熊歩きやらを頑張ってみたところで、軸がブレブレなため、徒労に終わっていたのですね。
それで、体幹強化のために主に2つのことをがんばりました。
歩くときはいつも一本橋のつもりで歩く
保育園からの帰りやお教室の往復など、親と歩く時にはいつも、平均台の上を歩くようなつもりで、道路に引いてある線や、ブロックのラインなどを辿るように歩きました。落ちるとポイントを失うというゲームの設定で親子で競争したりしながら歩きました。
最初は、あまりにも彼が線の上をまっすぐ歩けず、右にフラフラ、左にフラフラしていたので、小脳あたりがおかしいんじゃないかと本気で心配したほどでしたが、次第に線上を危なげなく歩けるようになりました。
集中力のトレーニングにもなったんじゃないかなぁ。
バランスボールに親しむ
子供サイズのバランスボールを買いました。これはなかなかよかったです。
後日、「ボールを投げあげてる間に拍手をしてからキャッチ」というアレの練習の時にも、導入としてバランスボールを放り投げたりしていました。大きくて柔らかいのでやりやすいのです。
↓うちのはこれです。
体幹が奏功したかどうか
「意識的にトレーニングを親と頑張った」ということそのものが彼の心の支えになったかもしれないし、本当に体がしっかりしてきたせいかもしれないので、何が良かったと一概に言えないですが、夏頃には体操に自信を持って臨めるようになっていたし、うまくやれていたように見えました。
お受験を通して言えることですけど、苦手なものを克服できるように親子で一緒に頑張ると、その分だけ子供は強くなるんだなぁと思います。
母は脳内でレベル上げ用のクエストのつもりでやっていました。
息子よ、楽しかったな。