12/9 『境界線上のホライゾンⅪ〈中〉』を読んだ
面白かった。
1巻からずっと言及され続けてきたヴェストファーレン会議がとうとう始まり、これだけでもなかなか感慨深い。当初はだいたい2,3巻くらいでその会議になるのかなとか思ってたな。まさかこんなクライマックスの総決算的なことを1巻時点で言っていたのだとは考えてなかった。
懐かしのキャラクターたちがぞろぞろ登場してきて楽しい限りだが、とはいえ一番の活躍は、やはり教皇総長になってしまうだろう。中盤あたりでフッといなくなったと思ったら、ここで本領発揮する為だったのだな。あるいは、作品のテイスト的に、物語が進行して世界やキャラクターが拡がれば拡がるほど「敵」を作りにくくなるから、この時の為に「敵」として立ちはだかれる相手を取っておいた、という意図もあったりするのかもしれない。
ただ、そうして正純とついに決着をつけるかと思えば、最後のあたりなんか二人でプランを推し進めてるような雰囲気も出てきて、ああ、こういう感じだよな、と改めて納得したり。
ここまでの道行きのすべてを注ぎ込み、世界の意向をひとまずは一致させたところで最後の最終巻へ。いよいよ終わるかー。
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