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通り土間という緩衝材
ー仕事とプライベートが心地よく繋がる家ー
家づくりを始める時、皆さんは何から始めますか?
SNSやPinterestを使って情報収集し、取り入れたい要素を集めて、夢を膨らませたのは良いものの、どこで誰に要望をどう伝えれば良いのか、果たして相手に伝わるのかどうか、そんな難題に直面するというパターンも多いのではないでしょうか?
家づくりシミュレーションアプリ「MELIFE」ではその難題に立ち向かうための施主力を高め、先の見通しがクリアで後悔のない、主導的な家づくりを進めるお手伝いをするべく、情報を発信しています。
その中の取り組みの一つ、ユニークハウスプロジェクト。実際にヒアリングをして一つのデザインが出来上がっていく過程を公開しています。
第二弾となる今回は日本のe-sports界を率いる株式会社ZORGE代表、堺谷さんと共に理想の家づくりにチャレンジしました。
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今回のゲスト施主
堺谷陽平さん
職業:プロゲーマー
家族構成:妻、子ども2人の4人家族
インタビュアー・バーチャル住宅デザイン
小見彩
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必要な要素を疑っていろんな角度から見てみよう
小見
これから家を建てるにあたって、ご自宅の理想であったり、お好きなテイストってありますか?
堺谷さん
結構シンプルな方が好きだな。白基調で、木目とか、光が入って、緑があって、明るい感じがいいな。ダークな感じはないかな。
でもゲームしたりする部屋はちょっと暗い方がいいよな。
小見
基本的に家でお仕事されるんですよね?
堺谷さん
今はしないね。でも場所がないからしないだけで、建てた家では基本そこで仕事すると思う。
小見
じゃあ仕事部屋のゲーミングスペースはマストですね!どのくらいの広さあればいいですか?
堺谷さん
一人でゲームできればいいから、広さ的には4畳あれば十分。
夜な夜なやったりもするから、家族はうるさいと思うからね、防音とかもあったらいいかな。
小見
自宅でお仕事されるとなると来客とかも多くなりそうですね。
堺谷さん
そうだね。
あとはね、ゲストが泊まれる部屋があるといいな。ゲームやる仲間はほとんど県外だからさ。泊めてあげられるとすごく良いよね。
-Planning Point-
防音面や来客の面を考えると、プライベートとの隔て方はとても重要なポイントです。単純に物理的に隔ててしまえば良い?限られた坪数で、単純に壁で隔ててしまうと、両方が窮屈になってしまいそうだし、これからのご家族やお仕事面での未知の環境の変化に融通が効かないという懸念が残ります。
そこで参考にしたいのは誇るべき日本文化、長屋建築に代表される通り土間、空間のたまりで仕切るという考え方です。空間の広がりを残したまま、プライベート、仕事スペース両側の侵食を受け入れる柔軟な余白を生み出すことで、壁などの物理的な隔たりを必要としません。
通り土間が家の中を横断することで、オンオフのクッションになり、防音になり、光の溜まり場、風の通り道となるのです。
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-Planning Point-
天井を低めにした平家部分に設えた仕事スペース。こもって集中できるような空間を作りました。応接室にはソファベッドを造り付け、仕切ることで宿泊スペースにも。天井側は透過素材で仕切ることで閉塞感を軽減し、敢えて低めに設けたテラス窓は、光と緑を取り込みながらもテラス側のプライバシーを守ります。壁面には防音面も考慮して、吸音性のある素材、木毛合板等を提案させていただきたいです。
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あふれる情報を正しく取捨選択するための
自分と家族の軸を見つけよう
小見
他に生活の中でこの部屋だけはこうしたいとか、こだわる部分はありますか?
堺谷さん
あんまりないけど、やっぱりリビングは大事だよね。子供達がいるからさ、子供達の遊び場もリビングに欲しいかな。
小見
子供達が自由に動き回れる場所があるのはいいですよね。テラスとかも考えられますか?
堺谷さん
テラスとかもあったらいいね。BBQとかしたいね。
小見
最近では子供に一つずつ6畳くらいの個室を作るという考え方も見直されるようになりましたが、そのあたり考えておられることありますか?
堺谷さん
まだ小さいしわからないからね。将来何をするかとか、わからないから悩むよね。まあでも個室は作ってあげたいかな。
俺は逆にゲームできる仕事部屋1つあればもういいからさ。
小見
奥様も同じ感じのテイストがお好きですか?
堺谷さん
そうだね。明るい感じのが好きかな。観葉植物もいくつかあったり。掃除もこまめにしてて。
小見
お手入れもしやすい方がいいですね。奥様もお仕事は在宅ワークですか?
堺谷さん
そうだね。基本パソコンでデスクワークですね。
-Planning Point-
仕事も大切ですが、家は家族の住まい。堺谷さんの家族を大切にする思いもしっかりと受け止めたいところです。
子供達を近くで見守り、寄り添いながら、成長に合わせた距離感を保っていく工夫も盛り込んでいます。
リビングにつながる通り土間は広い子供達の遊び場です。汚したって全然OK。土間ですから…
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-Planning Point-
吹き抜けにつながる2F踊り場には広々とした多目的スペースを設けました。小さいうちはおもちゃを広げて遊べるスペースに。子供部屋をおもちゃ収納にしておけばリビングダイニングはいつもスッキリ。奥様もデスクワークをしながら子供達を見守れます。少し成長すれば子供達のスタディスペースとして。吹き抜けで繋がる同じ空間で、程よい距離感を保ちつつ、同じ空気と同じ光を浴びて集中できる空間に。その後はどうなるでしょう?子供達の趣味スペース?本が並ぶのでしょうか?絵を描いたり、楽器を嗜んだりするのでしょうか?奥様の仕事場として活躍しているかもしれませんね。ワクワクします。
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小見
仕事以外に趣味とかってありますか?
堺谷さん
お風呂好きだね。サウナも。
小見
お風呂を一般的なユニットでなく、造作にしてしまうのも良いですね。タイルや檜なんかも自由に選べます。お庭にバレルサウナとか置けるスペースは取っときましょう。
堺谷さん
最高だね。
あと自転車とか。ロードバイク買ったんだよね。
海沿いを走ったら気持ちいいだろうな…
小見
お酒も飲まれるんですよね?
堺谷さん
うん、ワインとか、ウイスキーかな。
リビングダイニングで映画とか見ながら飲むのが好きかな。
小見
お酒のコレクションスペースなんかも作りたいですね!
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-Planning Point-
BBQも楽しめる広いテラス横にはバレルサウナも設置しました。山派の堺谷さんにぴったりのアウトドアライフが楽しめそうです。
キッチンにはお酒用の飾り棚と晩酌にちょうどいいカウンタースペースを設けました。
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キッチンはこうしたい、部屋は何個欲しい、外壁はこれがいい、大開口が欲しい…やりたいことや欲しいものは永遠に尽きません。でも一度ズームアウトして「何のために家を建てるのか?」の問いに立ち返ってみましょう。
そこでの心地よい”暮らし”が目的ですよね?家族が笑顔で過ごすために一番大切なことが軸として定まっていれば、立ちはだかる家づくりの壁も、きっと上手に乗り越えていけるはずです。
今回ご紹介した「ダイニングが中心の家」はMELIFEアプリでご見学いただけます!
暮らしの体験場「MELIFE」
地域の住宅会社が手掛けた厳選モデルハウスが集まる総合住宅展示場。「ダイニングが中心の家」のようなライフスタイルを軸とした住まいづくりの実現にお役立ちします。