母に彼(=うちの社長)を紹介する【前編】

経営者夫の腹心、もでこです。


今回は、母に彼を紹介した日についての話題です。

私 バツイチ34歳。一人っ子。交際4ヶ月。彼母さんへのオフィシャル挨拶済み。
彼 バツイチ44歳。2代目経営者。切れ者。
母 61歳。感情豊か。価値観のアップデートが多く合理主義。
父 鬼籍。大阪のおっちゃん。

前後関係をざっくり
一般的には、女性側両親への面通しが済んでから男性側両親へ会いに行くのが通例ですね。
私たちの場合は、彼母の要望があったこと(先にうちへ連れてきなさいとのこと)と、私が彼らの事業所で既に働いていること、そういったことに私母がこだわりを持たない等の理由から、先に彼母のもとへ交際の挨拶を済ませたのでした。

母は彼がどんな人か知りたがっている中で、私から見た彼の人物像やエピソードトーク(二次情報)よりも、彼を母に会わせるのが得策だということは常々思ってきました。
何より彼の話しぶりには説得力があり、彼の考えや信念を言葉で表現することに非常に長けているから。
彼母への挨拶を先に済ませたことで、母も「そろそろ会えるだろうか」と楽しみにしている気持ちを私に表出するように。
そこで、正式な挨拶はまた後日改めるとして、今回は母宅近くのお店で、カジュアルに一席設けましょうという運びになったのでした。

さて、カジュアル挨拶の場を設定しましたが、私は大きなポカをやらかしていて……。

あとに続くシンデレラの皆様は、私の事例をどうぞ反面教師になさってくださいませ。

【18:00】
私、母宅に到着。母に「今日はよろしくね」等の挨拶。
私「彼には今日は何も手土産ナシで来てねと伝えたよ。私が紹介する場として来てもらってるからね」と念押し。彼とは現地で18:45〜19時頃に合流予定。

【18:30】
母宅を出発。
母「彼サンには初めましてのご挨拶だから、こちらからはお土産用意したよ
私「え、そうなん。ありがとう」

私(彼にLINEしとこ… 母が手土産準備したと言って何か持ってきている様子です、打ち合わせ通りできてなくて申し訳ない…と)
彼LINE「オフィシャル色なく、手土産無しでコンセンサスとれてると思ってた!準備していくね」

【18:40】
店舗到着、着席。
私「えっと、何を準備してくれたん?」
母「健康サプリ系の養命酒みたいなお酒」
私「えっ、彼アルコール全く飲まない…
母「健康酒とかも?ぜんぜんムリ?」
私「う、うん……」
母「そうやった、前そんな話聞いてたね!一旦帰って置いてくるわ」←暑い中母を往復させる
私「ええ…?どうしたらいいんだ…?」

〜母退席後〜
私TEL「ごめん、やっぱり手土産用意しなくていい!そのまま手ぶらで来て!こういうことがあったから(お酒の件を説明)」
彼TEL「そういうのはね、手土産用意してくださった気持ちが大切でしょ。お母さんはオフィシャルな気持ちで来られてるのに僕が手ぶらで行くのは無いわ。準備していくから、お母さんが戻られるまでにメンタル持ち直しておいてね」
私TEL「ひゃい…」

そんなこんなで19時に彼は手土産を持って、ジャケットセットアップにネイビーのネクタイ姿でオフィシャル色を演出して来てくれたのでした。


はい、というわけで
もでこ、チームでの業務遂行能力皆無なところが露呈してしまいました。

・オフィシャル度の設定

参加者全員が同じオフィシャル度になるよう、彼にも親にも重ねて徹底的にコンセンサスをとりましょう。親の意向を確認し、状況を鑑みてオフィシャル度を調整します。
お店選び、席次、服装、手土産の有無、話題、終了時間、誰がどの順で到着するのがキレイにまとまるのか。プロジェクトマネージャーとして、参加者全員に齟齬の無いよう伝え、進行しましょう。

・想定外の事態への対応

すかさずその場でチェックし、インシデントは遅滞なく彼に伝えましょう。そう、全ては事前準備と報・連・相。仕事の基本と完全に一致しているのです。


私の場合は上司・意思決定者である彼に委ねることで、三方きれいにおさめることができました。
頼りになるシゴデキ上司が婚約者だと、こんな場面でのミスも万全のケアで返してくれる。
でも、彼を支える腹心になるには、もっとしっかりしなければ…改めてそう感じた出来事でした。

後編では、彼の実家事業に私が参画することで母がどういったことを懸念事項として捉えたか、
挨拶終了後の母とのアフタートークをまとめます。


このnoteを通じて、私が直面する課題やその解決策、そしてこれからの成長について率直にお伝えしていきます。経営者の妻として、そして個人としての成長に向けて、皆さんと共に歩んでいければと思います。


今後ともどうぞよしなに。

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