「どう思う？」と訊かれて

誰でもある程度あるのかもしれないけど、私は幼少期にいろいろ子どもにしては大変で、子どもらしくいられない時期はわりと早かった。

だから、いちいち大人になって、家や育った地域から離れたこそ、違う人や環境に触れてから、改めて自分を育て直すことになったんだと思う。

「どう思う？」と訊かれることなんて、なんてことないことと思われるかもしれないけど、
私には、単なる質問と流せず、ちょっとハッとする感覚になる。

いつまで子どもの頃を引きずってしまうんだろうと思うんだけど、
子どもの頃、自分の意見を訊かれること、何がいい？とか希望を訊かれることがあまりなくて(全然ではないだろうけど、印象として薄い)
子どもは与えられたものをやれ、という感じだったので、勉強は子どものやるノルマとして押し付けられていた。

「どう思う？」という私の意見、思いを聞いてくれるんだ、、私は少し驚く。
訊いた方はそんな重くは捉えていないんだろうけど。

訊かれ慣れていないから、リアルタイムに上手く答えられないこともあるんだけど、自分が思ったことは上手にできないこともあるけれど、自分のことは伝えない限りは、当然ながら他の誰にもわからない。言っても相手に伝わらないこともあるし、伝わらない人もいるけど、聞いてくれる人もいる。

自分のことを言う、というのはいちいち勇気がいるけれど、ぼちぼちと伝えていることで、よくしていこうと思う。