Valorant デスマッチで身に付く力
最新パッチでValorantにもデスマッチ形式がやってきました。デスマッチは手軽にプレイができ、あまり緊張感もないのでストレスフリーでできます。その環境は認知負荷が少なく、非常にトレーニングに相性がいいです。デスマッチを通して身に付く力を理解し、効果的なトレーニングをしましょう。試合での撃ち合いで勝つために必要な要素はAIM、撃ち方、クリアリング、マップナレッジです。AIMや撃ち方はBOT撃ちで身につきますが、他のものはBOT撃ちでは身に付きづらいです。
1.クリアリング能力
デスマッチでは相手を索敵する行為(クリアリング)をひたすら繰り返します。したがって。クリアリングについてのアウトプットを大量に行うことができます。どうクリアリングすればいいのかを少し触れておきましょう。
(1)遠くから出る
近くからゆっくり移動すると、相手に先に気付かれ撃たれやすいです。なので試合においては相手から離れた位置からクリアリングをすることが基本となります。デスマッチではゆっくり移動する必要はありませんが、遠くからでる習慣をつけましょう。
近くから顔を出すと体を多く出しやすいので赤いエリアに他の敵がいたら撃たれます。
遠くから顔を出すと同じ移動距離でもあまり体を出さないため、相手が細く見え、他の敵がいても撃たれません。
(2)相手がいそうな場所は勢いをつける
相手がいる可能性が高い場所は勢いをつけた飛び出しが必要です。具体的には遮蔽物の近くやオフアングルの場所を覗くときに勢いをつけて飛び出します。試合では音を鳴らさない飛び出し方をしますがデスマッチなので気にしなくていいです。音を鳴らさない飛び出し方は、歩き→走りを切り替える時間を最小限にすると音が鳴りません。また、相手の位置が確信できているときや相手に音を聞かれても問題がないときならば決め打ちもよいでしょう。
あらかじめ相手のヘッドの位置に照準を置いておいてから・・・
箱のラインギリギリで決め打ち。これには相手は反応できません。
(3)照準は相手の頭がありそうな場所に合わせておく
Valorantの基本はヘッドショットです。初期ハンドガンでもヘッドショット2発で倒せるくらいヘッドショットが重視されます。即着で初弾が基本的にまっすぐ飛ぶので、止まって撃てばヘッドを狙うことは難しくはありません。クリアリングをするときもヘッドショットを狙いますが、そのときに相手の頭のラインからずれて照準しているとマウスを動かす距離が長くなるので当たりづらいです。基本的に上手な人はヘッドショットを狙って撃っています。
想定の相手の位置よりも照準が低いです。これでは初弾を頭に当てることは難しいでしょう。
頭のラインを維持できています。これなら相手を見つけてからすぐ撃ってもヘッドショットがでるでしょう。
(4)相手が出てきそうな位置に常に照準を置く
マウスの動かす距離が短ければ当てやすいです。常に相手がいそうなところを丁寧に沿って移動することが、不意な相手との撃ち合いに対応できるコツです。マウスの操作に慣れてない人は最初は難しいと思いますが、これをできるようになるだけで撃ち合いが強くなります。意識して練習しましょう。
この照準の位置じゃ赤い線から相手が出てきても反応できません。
この照準の位置ならば、相手が赤い線の方面から出てきても撃ちあえます。
2.撃ち方
相手との距離に応じて撃ち方を変えなければいけません。遠距離の撃ち合いでバーストをしても、初弾以降はまっすぐ飛ばないので当てづらいです。また、近距離でゆっくり撃っていては初弾を外したら負けます。デスマッチでは様々な距離での戦闘があります。距離で撃ち方を変えられるように自動化しておきましょう。撃ち方は銃によって異なるので、ひとつひとつ説明するとあまりに長くなってしまうため、動画やプラクティスなどで確認することがよいでしょう。
3.マップナレッジ
マップについての知識のことです。オフアングルの位置を把握しておくことや相手との撃ち合いを有利にできる場所を覚えておくことが撃ち合いを有利に進めます。しかしながら細かい内容となるので、上級者の人が他と差をつけたいときに研究します。上級者同士の試合ではこのマップナレッジこそが差をつける要素となります。
4.デスマッチの勝ち方
記事の目的とは異なりますが、デスマッチの勝ち方を紹介しておきます。デスマッチにおける有利な立ち回りは、強いポジションでキャンプすることです。強いポジションとは、高い位置や撃たれる方向が少ない場所、相手が走って近づいてきやすい場所が挙げられます。また、(恐らく)デスマッチのリスポーンは、自分を倒した相手の背後側に配置されやすいされやすいため、相手を倒したときは後ろに注意すると同じ相手と遭遇しやすいです。キャンプをしていても練習法としてはいまいち効果がないので、あまりお勧めはしません。勝ちたい気分のときは試してみてください。
まとめ
今回紹介した技術や能力はわかるだけではいけません。毎日何度も練習し身につけ、できるレベルを超えた勝手にやってるレベルまで昇華させることが大切です。急な上達を実感できませんが、やらなければ伸びないものなので、分散的かつ反復的に練習しましょう。チームとしての動きも大切ですが、こういった個人の力を充実させることがチーム全体の力の向上に繋がります。BOT撃ちとデスマッチをなるべく高頻度で実施しましょう。