2人に1人が癌に罹り、その3人に1人が亡くなる今
名付けて「癌人」
私は、2011年から2019年(54歳から61歳)の9年間に6種類の癌に罹りました。大腸癌、食道癌×5ヶ所、肺癌、前立腺癌、中咽頭癌×2ヶ所。舌癌。ほとんど毎年のように癌に罹りました。ギネスブック並みの癌疾患なのではないでしょうか。よくもまあこんなに癌に好かれたものだなぁと、今では、死に対する恐怖を超えて呆れて感心しています。しかも転移ではなく、すべてが原発性の癌。つまり「新規の癌」です。私の仕事ならこんなにも次々と「新規」のクライアントが決まるとうれしいのですが・・・また途中、声帯のポリープ切除、胆のうも摘出しました。
備えあれば嬉しいな(憂いなし)
どうして次々と癌が見つかったのか・・・どんな気持ちだったか、症状は、家族の心境は、病院選び、どんな検査・診察・治療をしたか、費用はどのくらいか、副作用・後遺症は、外来担当医と主治医、看護師とのコミュニケーション、入院生活など、また患者でなければ語れないこともあります。外科手術、ESD(内視鏡的下層粘膜剥離術)、腹腔鏡手術、放射線と化学治療など。体はあっちこっち傷だらけで、食事や排尿など若干の後遺症はあるものの、幸運にも毎日おいしく食事をいただき、仕事も続けられています。しかし、私よりももっともっと辛く苦しい体験をされた方や今まさに日々癌と戦っている方とそのご家族がたくさんいらっしゃいますが、私が体験した癌の話でも、少しは世の中にお役に立てるのではないかと思いました。