見出し画像

子育て世帯の写真撮影代行サービスで、親子の絆を深めたい(6期生:柳沢さん)

「自分で事業をつくる」挑戦を始めた、北海道の高校生・大学生たち。
若者創業支援プログラム「mocteco」の集大成となるDemo Dayでは、若者たちの3ヶ月間の取り組みと、その先に見据えるビジョンを発表します。

2023年12月9日(土)に開催された『mocteco DemoDay 2023』において、子育てフレンドリーからニッポンを元気にすることに取り組んだ6期生、柳沢将さんの発表をご紹介します。



母親がシングルマザー。「もっと子育てに優しい社会にならないか」

mocteco DemoDay 2023にて成果発表を行った6期生柳沢さん

「子育てに優しい、子育てフレンドリーな社会をつくりたい」と考え、この1年間、子育て分野に関心をもって個人的に活動しています。

子育て分野に関心を持つようになった理由は、自分の母親がシングルマザーだったからです。子供のころを振り返ると、母親と一緒にいられる時間が少なく、早く帰ってきて欲しいと考えていました。母親がたまに早く帰ってきた日は、「クリスマスがきた!」ぐらいのビックイベントに感じていた記憶があります。そういった子供時代を踏まえ、「もっと子育てに優しい社会にならないか」という思いがありました。

moctecoへのエントリーは、札幌で学生起業家や経営者に話を聞いて影響を受け、「自分にも何かできるんじゃないか」と思ったことがきっかけです。

学生の自分でも出来ることは何か。撮影代行サービス立ち上げへ

子育てイベントにお邪魔し情報収集に取り組む

まず、自分の母親や知り合いのママさんにインタビューやヒアリングを行いました。その結果、ほとんどのママさんの回答に「子供の写真がない」という意見が多かったことに衝撃を受けました。このことは、言い換えると「思い出が少ない」ということだと思います。もう二度と帰ってこない子供時代を振り返ることができない。それはママさんたちにとっての心理的な課題になるのではないかと考えました。

子育て分野はたくさんの課題がありますが、各家庭の内情に関わるところもあるので、自分のような学生が関わるには複雑で難しく、壁があると感じていました。しかしヒアリングしていく中で得られた「子供たちの写真を撮る」ことであれば、学生の自分でもできると思いました。実際に写真を撮ってあげると、ママさん達にとても喜んでいただけることが分かったため、moctecoでは撮影代行サービスの立ち上げに挑戦しました。

ママさん向けのイベントに突撃。10世帯でモニター検証へ

mocteco期間中、ママさん向けのイベントに突撃し、写真撮影サービスのモニター依頼をお願いしました。初めてお会いするママさん達に、とても共感してもらえたことが発見でした。チラシを作って配布したところ、ママさんによる口コミや紹介、SNSでシェアしてもらうことができました。結果、10世帯からモニターの許可を頂くことができ、それぞれのご家族と日程を調整して、実際に写真撮影サービスを提供することができました。撮影では、小さい子供たちと遊びながら、自分自身もとても楽しい時間を過ごすことができました。

撮影同行で撮影し、公開許可をもらえた写真

モニター検証の結果、予想以上にニーズがあることが分かりました。一眼レフのような機材でもなく、プロのカメラマンでもない自分が撮った写真でも価格を付けてもらうことができ、さらにカメラマンとして一緒にイベントにきて欲しいという依頼もありました。プロレスのイベントにいくご家族に同行し、プロレスラーの方と一緒に写真を撮る際、記念になるような家族写真を撮ることができました。
一方で、iPhoneで撮る写真は一眼レフのような機材と比べると質が劣ると課題も感じました。

写真を見ながら過去を振り返ることができる親子の絆を

今後については、引き続き子育てフレンドリーな社会を目指して、直近は残りのモニター撮影をやりきることと、さらに子育て課題を深掘りしていきたいと思います。写真という思い出が残っていれば、今後、写真を見ながら「この時、ああだったね」のような会話ができ、親子の絆を作ることができる。それが自分の事業で出来ると思っています。

自分の事業に興味のありそうなママさんや、子育ての発達・親子関係に精通している方がいらっしゃいましたら、ぜひ支援していただけたらと思います。また、一眼レフの購入も目指しておりますので、事業に共感し、ご協力・ご支援いただける方はぜひお願い致します。

DemoDay当日に行われたmocteco fundingでご支援を頂きました!

氏名:柳沢将
学校学部:小樽商科大学
紹介:
札幌には活動的な学生やコミュニティがあることを知り、ヒントをもらうべく札幌に引っ越し。そこで出会った同年代の学生や、札幌の経営者、大人たちから、色々な影響や経験を経て、自分のバックグラウンドと重なる子育て/ママさん支援の分野で活動中。現在は、シングルマザーを起業を通じて自立支援するグラミン日本で学生インターンとして動いています。

moctecoコーディネーターからのコメント

3ヶ月間、柳沢さんの事業を伴走したmoctecoコーディネーター久保さん

最初に提案してくれたビジネス事業活動モデルと今とでは、何回もいい意味でピボットして変えながらここまでたどり着いたというところに、すごく感慨深くプレゼンを聞いていました。
一緒に取り組んでいくプロセスの中で私が思った柳沢さんの印象としては、いろんな人に出会ってお話を聞く中で、それを吸収して事業にフィードバックして試してみるという行動力に優れた人だと思っています。
さらに柳沢さんが凄くうらやましいポイントとして、人から好かれて応援される人と言うところがあります。実際に人に突撃したとしたら普通は不審者扱いされるようなことでも、柳沢さんだと何故か応援してもらえるところは魅力だし、彼の強みだなと思っています。柳沢さんの魅力を感じ取っていただき、皆さんと話をする中で連携や助けてあげられるポイントがあると思うので、皆さんの力を借りながらいい事業にしていけたらいいなと思っています。(moctecoコーディネーター久保さん)


■若者のチャレンジを応援する【mocteco応援団員】を募集中

あなたの応援が、前に進む力になる。

【 moctecoを応援してくださるメンバーを募集しています 】
応援団型ファンクラブ(コミュニティ)を立ち上げました。現在「CAMPFIREコミュニティ」にてメンバーを募集しています。
(500円/月〜)

メンバーになると、moctecoのイベントにお得に参加できる、メンバー限定Facebookでの情報発信、mocteco生・OBOGの商品(こちらは3か月以上継続、¥3000/月コース以上の方)などの特典をご用意しています。起業経験者や若者のチャレンジを応援したい!という方の存在は、mocteco生にとって大いに励みになるはずです。皆様のご参加を心よりお待ちしております!

▼ 詳しくはCAMPFIREコミュニティのページをご覧ください。https://community.camp-fire.jp/projects/view/430411

▼柳沢さんの取り組みについての記事はこちら

▼柳沢さんが参加したmocteco6期のKickOffレポートはこちら

▼柳沢さんが参加したmocteco6期のDemodayレポートはこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?