歴史って重要
※この記事は2021/5/16にFacebookに投稿したものです。
前にトリマーヘッドを購入したんですが、一度も使えていないので、集中して練習するぞ!と意気込んでいる荒澤です。#DIYの季節到来
「日本人はどのように森をつくってきたのか」という、いかにもマニアしか読まなそうな(笑)本を読んでいます。
意識高い系の人は大概本が好きで、自己啓発や経済、ビジネス系の本をたくさん読んでいくと必ずどこかで「歴史が重要だ!」となると思っているんですけど(笑)、
私もそういう境地になってきていまして、歴史や文化に興味が出てきてたりします。
んで、この本に書いてあったんですが、、
現代の、植えて、育てて、伐って、また植えて、という育林型の林業って18世紀の後半になってようやく定着し始めたらしく、
その昔はある木を伐って使う、というのが普通だったみたいです。
となると、木の成長を上回る伐採をすると木が減ってきます。こっちがなくなったから次はあっちだ!あっちがなくなりそうだから今度はそっちにいこう!ってな感じで建築に使えそうな木を探して回っていたみたいですね。
そのころから木材の優良産地みたいなのは存在して、その歴史と文化がいわゆるブランド材と呼ばれるようなものにつながってそうです。歴史や文化は他所がいくらがんばっても、これからやろうとするととものすごく時間が掛かってしまうので、付け焼刃的に戦略・手段にするには骨が折れそうです。
それはさておき、現代の林業は18世紀後半になって定着してきましたが、その前もずっと木を伐って利用はしてきたわけで、製材もその昔から存在していました。
どうやら農耕が日本に入ってきてから、道具も進化していき、石から鉄に代わっていったらしいです。そうなってくると、立っている木を伐る道具や伐った木を削る道具も金属刃になっていって現代の機械につながっていったんですね。
なんていうか、「製材」という言葉は比較的新しそうなんですけど、その前進となる作業は大昔からあって、現代の育林型林業の1,000年以上前には形ができていた、っていうのはちょっと新鮮な気付きでした。
現在の感覚だと、木を植える→木を育てる→木を伐る→製材する→使う、が当たり前なんですけど、
昔は、木を伐る→製材する→使う、で、木を植える・育てるがないので、その作業より「製材する」が確立するのがずっと先だったわけですね。
これはウンチクとして使えそうなので、もうちょっと精度高めに解析していきたいと思います!
それではまた来週!レッツ看板!#なんやそれ