アメリカ南部のちょっと異様な花火文化
前回のnoteでちらっと触れたが、
アメリカ南部では4th of July(独立記念日)の前後になると、
みんな家で花火をあげ始める文化がある。
4th of Julyに限ったことではなく、
ニューイヤーの時もそうなのだが、
何がすごいって、サウスカロライナ州ではなんと、
打ち上げ花火やその他もろもろの本格的な花火を個人であげることが合法となっているのだ。
他の南部の州ごとのルールは詳しく知らないが、
少なくともサウスカロライナは花火の規制がゆるゆる。
なので、6月になると、すでに街の至る所には花火屋さんのポップアップストアが出始める。
こんなかんじで↓
ただお隣のノースカロライナは本格的な花火は違法となっていて、
そのせいか、最初に移住したシャーロット郊外の州境付近の地点には至る所に花火屋さんがあったのを思い出した。
でもなんでだろ?
州超えて買いに来ても、ノースカロライナではあげられないのに。
家の隣の夫婦も毎年盛大にお祝いをするようで、
パーティーとその後の打ち上げ花火が恒例になっていて、
去年は引っ越してきて数ヶ月だった我が家も招待してくれ、参加した。
が、、、これがうちの愛犬のトラウマを招くことに。。。
打ち上げ花火を数メートル先であげるとなると、
まず音量が異常だし、
爆発的な火花が真上でバンバン上がる状況。
犬がそれに耐えられるわけがない。
あまりにうちの愛犬がパニックになってしまったので、
すぐに家に帰って落ち着かせたのだが、
安定剤のサプリも効かず、ずっと吠えまくっている状態。
その後も一晩中近所の至る所でまるで戦場のような音がバンバン響き渡る状態で、
私たち人間も含め全く落ち着かない一晩を過ごす羽目に。
なんてったってここはアメリカなので、
夜10時過ぎてもお構いなしにあがる。
下記の記事↓にも書いた通り、この国にはcommon senseが存在しないので!
まぁ思い返してみるとたしかに、
SNSなどでチラチラと4th of Julyの愛犬のパニック対策ということで色々アドバイスが流れているなぁ
とは思っていたので、
初めて経験してみてなるほどこういうことか!
とものすごく納得したのだ。
愛犬には本当にかわいそうな思いをさせてしまったと反省。。。
そしてこの去年の反省を活かして、
花火地獄から逃れられそうな場所をネットで検索してみた。
その結果、今年はお隣のノースカロライナの山奥へ逃げることに。
さっきも書いた通り、ノースカロライナは本格的花火は違法だから。
夫も私もその辺の土地勘がゼロなので、
テキトーな山の綺麗そうなテキトーなロッジを予約してみた(笑)←テキトーすぎる
ノースカロライナにはBlue Ridge Mountainという山脈地帯があるので、
その辺のどこかならいいだろうという私の楽観的な考え。
私自身も今妊娠後期に入っていて、
夜寝れなかったり、
ストレスを感じやすかったりするので、
涼しい山間部でゆったりできるいい逃避旅になるといいな〜と密かに楽しみにしていたりする。
たぶん、良かったら毎年恒例の旅になるかな?
日本では考えられないアメリカ南部の打ち上げ花火文化なわけだが、
法律もゆるゆるな南部の州らしい独特な文化だなぁ…
と思う今日この頃なのでした。
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