Webライターとクライアントのパワーバランスってちょっと辛いよねって話
Webライターが辛いとか、しんどいとか色々言うけど、これってパワーバランスも関係しているのではないだろうか。もちろん、他の要素もあるはずだが、ちょうど気になったので書いてみたいと思う。
雇う側と雇われる側のパワーバランスがある
Webライターへ執筆を依頼するときは「できるだけ安く済ませたい」
クライアントから仕事を受けるときは「できるだけ高くしてほしい」
こうした心理は当たり前に働くはずだろう。もっと報酬をもらっても良いはずだと考えているWebライターに対し、依頼内容や求める品質に対してのリスクがある以上は高い報酬が出せない。
もちろん、どちらの言い分も正しいだろうし、その傾向が出るのは必然でもある。ただ、ここで気になるのが、雇う側であるクライアントのほうが、雇われるWebライターよりややパワーを持つということだ。
Webライター数>案件のバランスで安売り状態に
Webライターは、文章を価値として提供するのが一般的だ。国語の勉強を小学校・中学校と経験しているわけで、文字を書く(打ち込む)のは確かに誰でもできる。そうすると、Webライターは副業でハードルの低いものとされ、多くの人が流れ込み飽和するだろう。
一方で、クライアントの案件というのは、一定の技術やスキルを持った人に向けて依頼したいという側面を持つ。切磋琢磨し、群雄割拠するWebライターの世界に、たった一つだけの仕事が投げ込まれたら…。弱肉強食の世の中を体現したかのような集まり方になるだろう(言葉は悪いが)。
そうして、クライアント側は貴重な資源を持つ者としてパワーを得る。では、ここで何が起きるのか。それがなぜか「安売り」なのだ。
僕(私)なら〇〇円で対応できます!!!!
前述したWebライターへ執筆を依頼するときは「できるだけ安く済ませたい」という心理が働いた場合、低い単価で提案したものが勝つ形となるだろう。案件が少ないのだから、取り合いになるのは至極必然だ。
ただ、この単価競争は本当に「求めるもの(コンテンツ)」に繋がるのかという点には疑問が残る。あのとき、文字単価が2円でも10年の経験と1位の実績を多数持っていたあの人に依頼していればーーーー…。
すべてのWebライターに当てはまることではないよ!
これは、ただそうであろうと筆者が考えただけで、実際には異なるかもしれない。ただ、ライティングを依頼しようとした際には、本当に単価交渉で低い金額を提示されることはよくあった。
ただ、低いからこそのリスクがあるのも確かではないだろうか。金額=品質で考えたら、想像を絶するほどの稚拙な文章が届く、ということは容易に考えられる。
「だから何?」と思われるかもしれないが、経験から少し書いてみた。今後の動き次第ではパワーバランスが崩壊し、定量的な何かで推し測れるようになるとまた状態が変わるかもしれない。
(なお、資格とか経験とか聞いても、結局ダメだったことがあるから何が定量的な目安なのかはわからん)終
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