ドラセナとコルジリネは別人よっ! 【ドラセナ編】
こんにちは、こんばんは!
前回のコルジリネ編と今回のドラセナ編、実はひとつにまとめる予定だったのですが、思いのほかコミュニティメンバーからたくさんの画像が届き、急きょ二部編成となりました。
ドラセナにもいろいろな種類があってコレクションしやすいのか、ドラセナ編へ応募してくださったメンバーの中でも、いくつかの品種の写真をたくさん送ってくれました!
さてみなさま、コルジリネとドラセナ、どちらがお好みですか?
え?
区別がつかない?
大丈夫です!
このあと、まだよくわかっていない私micyuが代表し(?)じっくり解説してもらっちゃいました( *´艸`)
前回は名前に「コルジリネ」と「ドラセナ」が混在していたため、すべて略さず書きましたが、
今回は全員が【ドラセナ】なので、植物名に『D.』と記載させていただきます。
ご了承ください(。-人-。) < ゴメンネ )
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📝まずはドラセナの基本情報から
🌱 キジカクシ科 スズラン亜科 ドラセナ属
💧 春から秋の間は土が乾燥したらたっぷり水を与える。冬は控えめに
⛄ 寒さに弱い子なので、冬は室内で!
☀ 日当たりと風通しがよい場所
👤 登場人物紹介
🌱 マルギナータ とは❓
■ D.コンシンネ アイボリー
(学名:D.マルギナータ アイボリー)
レア度:★★☆☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.コンシンネ トリカラー
(学名:D.マルギナータ トリカラー)
レア度:★★☆☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.コンシンネ レインボー
(学名:D.マルギナータ レインボー)
レア度:★★★☆☆(ドクトルYuki調べ)
🌱 フラグランス とは❓
■ D.ドレメンシス マッサンゲアナ
(学名:D.フラグランス マッサンゲアナ)
レア度:★★★☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.ドレメンシス マッサンゲアナ ゴールドコード
(学名:D.フラグランス マッサンゲアナ ゴールドコード)
レア度:★★☆☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.ドレメンシス コンパクタ
(学名:D.フラグランス コンパクタ)
レア度:★★☆☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.ドレメンシス トルネード
(学名:D.フラグランス トルネード)
レア度:★★★☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.ドレメンシス ワーネッキー レモンライム
(学名:D.フラグランス ワーネッキー レモンライム)
レア度:★★★☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.ドレメンシス ワーネッキー レモンサプライズ
(学名:D.フレグランス ワーネッキー レモンサプライズ)
レア度:★★★★☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.ドレメンシス ステゥドネリ ジェレ
(学名:D.フラグランス ステゥドネリ ジェレ)
レア度:★★★☆☆(ドクトルYuki調べ)
🌱 アングスティフォリア とは❓
■ D.リフレクサ ソングオブジャマイカ
(学名:D.アングスティフォリア ソングオブジャマイカ)
レア度:★★★☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.リフレクサ ソングオブインディア
(学名:アングスティフォリア ソングオブインディア)
レア度:★★★☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.リフレクサ バリエガータ
(学名:D.アングスティフォリア バリエガータ)
レア度:★★★★☆(ドクトルYuki調べ)
🌱 サンデリアーナ とは❓
■ D.サンデリアーナ キングバンブー
レア度:★★★☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.サンデリアーナ ゴールド
レア度:★★☆☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.サンデリアーナ ビクトリー(左と奥)
レア度:★★☆☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.サンデリアーナ ビクトリー(手前)
D.サンデリアーナ ホワイト(奥)
レア度:★★☆☆☆(ドクトルYuki調べ)
🌱 スルクローサ とは❓
■ D.ゴッドセフィアナ プンクチュラータ
(学名:D.スルクローサ プンクチュラータ)
レア度:★★★☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.ゴッドセフィアナ フリードマンニー
(学名:D.スルクローサ フリードマンニー)
レア度:★★★☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.ゴッドセフィアナ フロリダビューティー
(学名:D.スルクローサ フロリダビューティー)
レア度:★★★☆☆(ドクトルYuki調べ)
■ D.ローレイリ
レア度:★★★★★(ドクトルYuki調べ)
⚠注目! ドラセナとコルジリネの見分け方⚠
園芸系サイトには(某植物系SNSの公式ページ内ですら)ドラセナとコルジリネの区別は根を見て根茎があるのがコルジリネとか、ドラセナの原産地は南アフリカ……ぐらいしか書かれていません。
が、根茎ってもイチイチ根を抜いて綺麗に土を落とさないとわからないし、たしかにコルジリネ・ターミナリス・Ti は大きな根茎を作りますがその他の園芸品種では根茎が見られないか、あってもそんなに大きくなりません。(※これは経験上のお話となっております)
じゃあ、どう見分けるの?
葉の色や斑を見てもある程度見分けは付くのですが、簡単なのは葉柄があるかどうかです。
えっ葉柄!?
わかりやすい下の画像をご覧ください。👇
コルジリネ・アトムの葉を取った写真ですが、葉の付け根に細長い茎みたいなのが付いてますよね。(写真の矢印参照)
これは『ドラセナにはない』んです。
ドラセナの葉の付け根は、葉の延長がそのまま幹に付いてるイメージです。
これは青年の木として知られるユッカも同じ感じです。
【コルジリネ】のパープルコンパクタやグリーンコンパクタなどは株全体の雰囲気や葉っぱそのものが、ドラセナ・コンパクタとそっくりで見分けが付かないかもですが、コルジリネのコンパクタにもちゃんと葉柄があります。
またこの葉柄が螺旋状に幹から出てくるのがコルジリネの特徴です。
その間隔は品種や生育環境で変わりますが詰まっているほど株がコンパクトに締まって見えます。
でもこの葉柄の有無で見分けることができるのはコルジリネ・ターミナリス(フルティコサ)系の品種で、コルジリネ・オーストラリス系の品種には通用しません。
ということで……
番外編:コルジリネ・オーストラリス
コルジリネ・オーストラリス、またの名を青ドラ、和名はニオイシュロラン。
「えっ、シュロ? ラン?」とふたつの植物の名が入ってますが、コルジリネ属の植物で原産地はニュージーランド。
あれ、オーストラリアじゃないの? とお思いかもしれませんが、学名のオーストラリスはラテン語の『南方の』という意味だそうです。
和名、学名共に色々混乱を招くネーミングですよね。
このコルジリネ・オーストラリスの見た目は、ドラセナのドラコやカンボジアーナ、みっきーさんのローレイ(ローレイリ)たちにソックリ!
しかも散々書いてきた葉柄はコルジリネなのにありません。
じゃまぁどっちでもイイか〜😆
と思いたくなるのですが、このコルジリネ オーストラリスとドラセナの大きな違いは耐寒性です。
ドラセナの多くの種は5℃以下は危険水域、ドラコで霜を避けそこそこ気温があれば傷みながらも戸外越冬できるのに対して、コルジリネ オーストラリスは霜どころか雪、数日程度の積雪にもへっちゃらです。
とはいえ、重い雪で折れたり、数ヶ月に渡る積雪はヤバいかもですが。
昔からの造園屋さんの中にはお客さんにこれは青ドラです……なんて説明して、お客さんもドラセナと覚えてインスタグラムなどに投稿してる人がけっこういます。
そしてその投稿を見た方が、『ドラセナも外で大丈夫なんだー!』
と枯らしてしまう事故が心配されます。
(実際にコミュニティでも、「ドラセナの冬越し、外でもイイんですねー!」のコメントに「NO!!」とレスしたこともあります)
けれども、見た目ではなかなか見分けの付かないコルジリネ オーストラリスとドラセナですが、自分の知る限り、コルジリネ オースラリスは園芸店でも外の庭木コーナーに置いてあり、室内観葉植物とは別に扱っていますのでごっちゃになることはないと思いますし、ドラコ系の品種は希少性があるので品種名がしっかり書かれていると思います。
この記事をお読みの方はぜひ、コルジリネ オーストラリスとドラセナの、
特に耐寒性の違いを覚えて、希少性のある植物を枯らさないようにサポートしてあげてほしいです!
ちなみに最近園芸店やホームセンターで人気の赤やピンクの『コルジリネ』とタグの付いた植物も、このオーストラリス系の品種なので関東以南なら外でOKですが、1mは越える木ですので、寄せ植えや庭に植える際はお気を付けくださいませ。
今回のドラセナ回は正直勉強になりました。
たくさん知らないこともありました。
収集家(笑)である自分にとって、自分がもっていないレアな画像を拝見できたし、種類別に画像整理できてよかったです。
今後もこのような回を継続してほしいですね。
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もし、『この植物は〇〇じゃないかな?』というものがございましたら、コメント欄にて教えてください♡
(確認できたら修正させていただきます♪)
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『ドラセナとコルジリネは別人よっ!』シリーズ第二弾となった【ドラセナ編】、いかがでしたでしょうか?
かなりのボリュームとなりましたが、お読みいただく時間をたくさん使ってくださってありがとうございました!
「この植物なら得意だよ!」
「一緒にコミュニティ図鑑を作ってみたいな」
と思ってくださる方はぜひとも『チワワ社長の観葉植物labo』へ!!!
それではまた(o>ω<o)ノ
micyuでした!