アトピー周辺知識4: 食事・間食
アトピー性皮膚炎の患者としては食事に関しては一般的な知識のもとに色々と言われるものである。やれスナック菓子は食べるな、油分や肉は取りすぎるな…等々(実際加工食品によく含まれるトランス脂肪酸は避けるべきである)。肉に関してはアミノ酸・ビタミンB群やミネラルを豊富に含むため、内臓に病気を抱えているのでも無い限り、食べ過ぎなければ益にしかならないのだが…。
これも日本の医療界隈と栄養学の独特な事情故であろうが、とにかく「害に成るものを食べるな」の一辺倒である。逆に「どんな食品や栄養が病状の改善に繋がるか」に対してはほとんど積極的には答えてくれない。重度の患者でもないのだから制限だけに拘る意味はないのだが、やはりこれも人間栄養学や栄養学軽視の弊害だろうか。
話を戻すと、栄養補助に関してはサプリメントを第一に、食品への栄養の添加も選択肢としてある(所謂機能性食品か)。さらに元々栄養豊富な食品を継続的に摂取する事も良い。
そこでアトピー性皮膚炎の話になってくるのだが、これに対しては「ピーナッツ」が良いのではと個人的に思っている。ナッツと名に付くが落花生であるから畑から取れる豆である。生を茹でると旨いのも枝豆と似ている、まさに畑の肉(身体の肉を治したければ肉を食べろというとやや暴論地味ているが、草には草灰、木には木灰が良いとも聞くし、生レバーなどは肝臓に必須な栄養素の宝庫である=ただし生レバーは危険なのでそれを食べろという話ではない)。
具体的な理由としては、ビオチン・ビタミンB群・亜鉛含むミネラルが豊富である事が挙げられる(まさに肉に似た栄養)。惜しむらくはビタミンDがほぼ含まれていない事とカロリーが高めな事だが、上記の栄養だけで肌の修復には多いに役立ってくれる。食事に、というより間食に噛りつつ栄養補給を行ないたい。
同様の理由からプロテイン(ホエイプロテインがより望ましい)やコラーゲンを飲用するのも良い。肉を食べるより手軽に必要な栄養を摂取出来る。タイミングは食前・食後、就寝前が望ましい。
プロテインに近いものとしてヨーグルトも良いかと思われる。何より食べやすく乳酸菌の摂取も行う事が出来る。
何を食するにせよ手軽にタンパク質を摂取する、これが肝要である。
大前提であるから一応記しておくがこれは「デメリットを超えるだけのメリット」が存在する、からの評価である。薬を飲むも食事を摂るもそこだけは変わらない。
ただビタミンB群添加の際にむやみやたらにナイアシンを入れるのだけはどうにかならないだろうか…。ナイアシンだけはどうにも身体が受け付けない。ごく少量を摂取する分にはメリットが勝るのでそこで抑えておくと良いのだろう。