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続・アトピー対策備忘録12: 体質改善10

 前に引き続き治療推移を残して置く。
亜鉛の治療基準での摂取によりアレルギー症状が改善したが、反面水疱や発赤・痒みが発生していた。顔に酒さの様な症状も出た。これらのメリット・デメリットは飲み始めて数日で起こった(亜鉛酵母の酵母によるアレルギー反応と後に判明したため、グルコン酸亜鉛に替えて無事解決済)。

 そこで加えてアルギニン・シトルリンの摂取を開始した。飲み始めてすぐに表皮の修復力が亜鉛のみの摂取時を上回る勢いで向上し、浮腫みも改善、水疱が収まり炎症までも沈静化してきた。酒さも併せて収まる。
 始めから亜鉛単独でなくアルギニン・シトルリンと併せての摂取を行うべきだったと思われる。
 表皮症状の改善効果は想像以上・評判通りであり遠くない完治を期待させる。目に見える変化として所謂瘡蓋の出来る量とスピードが増し、前のように傷付いた肌がそのまま放置されるという事が一切無くなった。ついでに睡眠障害も改善した。

 また一方で仕方の無い事だが、傷修復の為の痒み(アレルギー由来のヒスタミンのみによる痒みでは無い、ブラジキニン・ヒスタミン・セロトニン・プロスタグランジンなどの刺激物質による傷修復の為の痛み)が起こり始める。
 治療に必要な耐えるべき痒みなのだが、そこで掻き壊しては本末転倒であるため、余りに耐え難い時は本来望ましく無いが少量痒み止めを使って凌ぐ(本当に耐えられない場合は一時保冷剤等で冷やすのも有り)。就寝中無意識に掻く恐れが有るため爪は正しく切って置くのが無難か。
 痒みを積極的に抑える為にビタミンDを少し多めに摂取し(出来れば軽い日光浴も)、風呂サウナによるHSP療法と冷水浴(冷水シャワー)も行う。
 軽い有酸素運動→冷水シャワー、間を開けて体を洗ってから「入浴→冷水シャワー」を2セットでかなり痒みが抑えられる。

 栄養療法は確実に効果を発揮しているため、完治に向け継続してさらに様子を見る。


 …しかし皮膚科によくある内科と外科の橋渡し役という謳い文句とは裏腹に、外科どころか内科同士ですら情報共有・活用を出来ていない様に感じるのは何故だろうか。

 加えて栄養療法においても副腎疲労とアルギニン欠乏の症状が混同されている節が有る様に思う。全てを副腎疲労による症状と誤解されている様な記述が方方において散見され、治療に支障を来していないかやや気になる所。
 他のアレルギー症状と創傷や浸出液の発生を伴うアトピー性皮膚炎では必要とされる栄養が異なる事を理解して貰いたい。
 亜鉛とアルギニン(シトルリン)だけは一般の限界量を超える治療基準で摂取しなければ充分な効果が得られないため、単独で治療に必須の栄養素であるとの認識が不可欠となる。

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