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元彼の呪いは意外とすぐ解ける


こんばんは。

最近、旦那は買ったばかりの加湿機能付き空気清浄機がお気に入り。

何かあればじっと見つめてニヤニヤ。

この前なんか名前をつけようなんて言い出してびっくりしたものです。

これはロボット掃除機なんか買ったら大変そう……。

まるで我が子のように愛でてしまいそうで不安です。


さて、そんな旦那はさておき、今回は元彼の話をしようと思います。

あなたは、お付き合いしていた方にフラれた経験はありますでしょうか。

私は2度あるのですが、そのうち1度がすごくヘビーで。

ちょっとだけ当時のことをお話しします。


彼とは大学生から社会人にかけて3年半ほどお付き合いしました。

そのうち同棲は2年。

何もなければ結婚していたかもしれないくらいの関係性だったのですが、ある日突然別れを告げられました。

(今思えば突然でも何でもないのですが)

その時に放たれた言葉が、私を長い間苦しめることとなったのです。


別れの理由を聞くと、堰を切ったように私への愚痴が出てきました。

そのすべてを覚えているわけではありませんが、最も記憶に残っているのは「ぶりっ子が嫌だ」というもの。


彼氏に対してぶりっ子をした覚えがなかったため、当時の私は大混乱。

愚痴を続けようとする彼の言葉をさえぎり、「ぶりっ子」という言葉の意味について問いかけました。

彼が言うには、ソファーですり寄ってきたり、猫なで声で近寄ってきたりすることが嫌だったのだそうです。


真っ先に出てきたのは「甘えたかっただけじゃん」という素直な感情でした。

しかし、それが嫌だと好きだった人に言われてしまうと、「彼氏には甘えちゃいけないんだ」という考え方が闇のように広がっていくのです。

そうしてその時、私の中に「彼氏に甘えてはならない」という呪いがかけられました。


その呪いは長いこと解けることなく、男性に甘えた態度を取らないように必死。

そのうちなんだか男性との距離の取り方がわからなくなり、しばらく恋活に苦戦することに。

元彼から「ぶりっ子は嫌いだ」とささやかれる夢を見たこともあります。

たくさん愚痴を言われたはずなのに、なぜだかその言葉だけが強く呪いとして残ってしまったのです。


そうして2年が経ち、今の旦那とのお付き合いが始まります。

最初は甘えないように甘えないようにと必死だったのですが、少しずつ以前の私が顔を出すように。

その度に嫌われるのが怖くて、びくびくしていました。

しかしある時、旦那の一言で私は呪いを解くことが出来ました。


「甘えてくれるちょろ、好き」


どんな場面だったかははっきりしませんが、こう言ってくれたことははっきりと覚えています。

この瞬間、私の呪いは何事もなかったかのように消え去ったのです。

ああ、私、甘えていいんだ。

この人の前ではありのままでいいんだ。


そう感じることが出来てからは、元彼から言われた言葉がどんどん成仏していきました。


結局、誰かから指摘された「嫌なところ」は、他の誰かにとっても「嫌なところ」であるとは限らないということ。

むしろその部分を好きだと言ってくれる人さえいるかもしれないのです。


きっと元彼からの言葉でひどく傷ついた人はたくさんいると思います。

でもそれは全て、"元彼にとって"嫌だっただけ。

きっと他の人にとってはまた違った見え方をする、素敵なあなたらしさだと思うのです。


もし元彼から呪いをかけられてしまった人がいたら、ぜひ考え方を変えて欲しい。

誰か1人からのヘイトで、自分を変える必要はないのだと思います。


おやすみなさい。


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