未経験ライターが1記事目の仕事を獲得する方法
WEBライターになりたい!と思ったらまず何をすべきか。
いろんなことを言う人がいるだろうけれど、私なら「案件を取れ」とアドバイスをします。
もちろん文章の基礎的な構造は理解しておいた方がいいけれど、そんなのは本1冊読めば大体OK。
案ずるより産むが易し、と思います。個人的にね。
けれど、そう簡単にいかないこととはわかっていて。
案件の募集には、大抵の場合「過去実績をご提示ください」という文言が書かれています。
これが未経験ライターの最大の難関。
だって、実績なんてないのだから。
じゃあどうしたらいいのか。
実績がなきゃ案件が獲得できないのであれば、未経験ライターは一生未経験ライターのまま。
もちろん、未経験ライターでも案件を獲得する方法は、あります。断言できる。
今回はその部分に対してじっくりお話ししていこうと思います。
なぜ企業は実績を求めるのか
企業が「過去実績をご提示ください」と記載するのは、定形文だからとりあえず載せとけ〜ってわけではありません。
企業にとって、外部ライターを雇うのは少なからずリスク。
小学生の作文みたいなものがあがってくるかもしれないし、急にトンズラ(死語?)されるかもしれないし、企画を外部に漏らされるかもしれない。
そんなリスクを少しでも軽減する策が、過去実績です。
実績を提示してもらうことで、過去にちゃーんと仕事をしてきたことや、ある程度の文章が書けるということを確認できます。
(実際は、実績が良くても最悪なライターもいるのだけれど。そこは見抜くのほんと難しい)
てことは、てことはだよ。
実績を提示しなくても、自分はまともに仕事ができるライターですということをアピールできればいいってこと。
つまり、実績が全てではないことをわかっていただきたいわけです。
企業がライターに求めるもの
企業はどんなライターを欲しがっているのか。
それは、案件によっても、予算感によっても変わってくるもの。
ただ言えるのは、一概に経験豊富なライターを求めている企業ばかりではないということ。
求めるものはいろいろあるだろうけれど、ここでは代表的なものをいくつか挙げていきます。
そのどれかに引っかかってさえいれば、採用の確率はグーーーーっと上がるはず。
経験が豊富
言わずもがな、未経験ライターは手を出すべきでない案件です。
募集には
・過去実績を必ずご提示ください
・プロライター募集
なんて書かれていることが多いかな。
これらは無視して、違う案件に目を向けるが吉!
単価が安い
予算がない企業や個人事業主なんかは、とにかく安くライターを雇いたいと考えるでしょう。
そういった人には単価が安いライターが目につくかも。
けれど、単価が安いことをアピールして仕事をうけるのはあまりおすすめしません。
なぜなら、競争率が高いから。
仕事に飢えているライターはうようよいて、そういった人たちがまず考えるのは単価を下げること。
とにかく他の人より単価を下げて、なんとしてでも案件を獲得しようとする。
そういった人たちと争うのは、あまり現実的ではありません。
また、高単価の仕事に「安く請けます!」と元気よく飛び込むのも要注意。
例えば文字単価10円で募集している企業は、なぜ10円という金額を出すのか考えてみてください。
単純に世間の相場を知らないという可能性もあるけれど、最も考えられるのは「10円出してでもいいライターを雇いたい」ということ。
それだけライターに期待をしている企業に対して「未経験だけど安く書けまーす」なんて申し出が響くわけがないですよね。
単価は安ければいいってわけじゃないってこと。
さて、次。
早く書いてくれる
とにかく急ぎの案件で、スピード納品してくれるライターを募集していることもあります。
ネタを出したら即日納品してほしいとか、とにかく即レスを好むとか。
スピードに自信がある方はここを強みにしていいと思います。
明日までに執筆します!とかね。
ただ、これはあまり長く続けないが吉。健康を害す危険性あり。
最初の案件獲得のためだけにしておくことを強く推奨しておきます。
専門知識がある
やっと私がおすすめしたいフェーズに入ってきたー!
さてさて、ここからは気合を入れてみていただきたい。
ここでいう専門知識とは、プログラミング言語とか法務知識とかそんな難しいことばかりではありません。
フィギュアのきれいな組み立て方とか、アニメのセリフを考察できるとか、小さい頃から太極拳を習っているとか。
「え、こんなマニアックな趣味でいいの?」って思っているものが、意外と重宝されたりするものです。
マニアックな経験や知識を持っているライターを欲しがっている、マニアックな募集を見かけるのは珍しくありません。
「そんな人都合よく現れるか???」って思うような募集にも人集まってるから、いろんなひとがいるんだろうな〜と感慨深い。
そういった募集の場合は、過去実績がある人よりも知識や経験を持っている人に価値を感じることがあります。
つまり、未経験ライターにも勝ちがありえるってこと。
ライター募集って結構たくさんあって、これなら書けそう〜と思えるジャンルに出会うのはそう難しくないはず。
文房具マニア募集とか、少女漫画に詳しい人募集とかね。
ぜひ自分の知識や経験を活かせそうな募集があったら、応募してみてください。
その場合、「過去実績はないけれど、私の知識や経験がこんなにも活かせます!!!」というアピール文を書いてみてくださいね。
特定の職業に就いている(就いていた)
専門知識と少し似ていますが、ある職業に就いている、または就いていたライターを募集していることはよくあります。
・看護師ライター募集
・エンジニア経験のある方募集
・税理士で確定申告について詳しく解説していただける方募集
といった募集を見かけることは少なくないはずです。
もし当てはまる募集があるなら大チャンス。
レアな職業であればあるほど重宝されるはずです。
もし抵抗がないのであれば、TwitterやInstagramなどのSNSアカウントを「(元)看護師ライター」など職業を売りにした名前にしてみるのもおすすめ。
それだけで仕事の依頼がくる確率が上がります。お試しあれ。
ヒントは自分の「過去」にあり
ライティングは未経験でも、過去にしてきた経験が採用のきっかけとなることはあります。しかも、珍しいことじゃない。大いにあります。
じゃあどうすべきか。未経験ライターさんは、今すぐ自分の「過去」と向き合いましょう。(胡散臭い自己啓発本みたいになってきた)
これまでどんな経験をしてきたか。職業だけじゃなく、趣味でも何でもOKです。
例えば私なら…
・元銀行員
・毎年フェスに参加(コロナ禍を除く)
・親が転勤族
・カフェ巡りが大好き
とかね。本当に何でもいいから、ネタになりそうなことをどんどん出してみる。
で、そんな自分に書ける募集がないかを探してみる。私が未経験なら「夏フェスに関する記事が書ける人募集!」なんて文言を見たら飛びつきます。
その際はPR文でしっかりとアピールすること。
「夏フェスは7回ほど参加。遠方で行われているフェスに参加することもあるため、遠征の際に注意すべき点についても記載が可能です」
など。他の人よりも詳しく書けますよアピールは入念に。
今すぐ案件探しの旅へ!
未経験だからといって、いつまでも案件に飛び込まずにいたらいつまでたっても未経験のまま。
1記事でも書けばライターになれるのに、その手前で踏みとどまっている時間がもったいありません。
もしかしたら1記事目はテストライティングで落とされるかもしれない。
ほとんど書き直しになるほど修正依頼が来て、心が折れそうになるかもしれない。
それでも、1記事書いたという実績は、これからのライター生活に大きな価値をもたらしてくれます。
自信なんてなくて大丈夫。
まずは書いてみる。その第一歩のきっかけとなる記事となっていたら嬉しいです。
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